2020.04.16
封鎖二四日目
Lockdown Day 24隔離十二日目 self quarantine 12 晴れ
いまの日本で、いや世界中の大都市で本当の意味で食糧難になることなんかあらしません。特定のもんが不足することはあっても、飢えて死ぬる人らがいはっても、それはイコール「不足による飢え」はない。ありがたいことです。そやから喰うもん買いしめるほど阿呆な行為はございません。此度のコロナ禍がそれを改めて教せてくれた気がします。
英国のパニックバイは確実に収束に向かってますが、そんななか唯一足りてへんのが小麦粉やゆうのは面白い。パンは売ってるんでっせ。そやけど粉はまだ不足気味。こっちはオーブン文化やし、やっぱりみんななんやかや家で焼いてるんやろね。日本人が、まず〝備え〟に米を買おうとするのにも似てるけど、どっちかゆうたら、ええベーカリーは開いててもそこまで買いに遠出が難しいのが理由やろか。
いちばん、しょーもなと溜息ついたんがインスタントラーメン買い漁りin Japan。なんでそっちに行くんや? ゆーとっけど病気のときは即席麺なんか喉通らへんで。乾麺と麺つゆこーたほーがなんぼかええやろに。それでのうても日本はすんばらしい缶詰文化があんのにさ。
なにが羨ましいて、こっちの缶製品はスープ以外基本素材缶なんで、料理する気力がないとき、あるいは気楽に買い出しでけん状況ではいまいち即戦力にならんのよ。いま何よりこっちで売ってたらええなーと夢想するのが『いなば』の100円カレー缶シリーズ。あと『マルハニチロ』の鯖缶シリーズ。買い占めはせんでええけど(つか、すんな!)、これをいくつか家に置いとけたら安心感あるやろなー。何よりコロナは一歩も外に出られんようなる可能性もあるので。
こちらで唯一、買い置きしといてよかった感がある缶詰はフランスの白いんげんと肉の煮込み「カスレ(cassoulet)」。それから鴨や