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久坂部羊さんの「直筆マップ」

発売されたばかりの新刊『ブラック・ジャックは遠かった』の「おまけ」について少し。

本を開いて初めの方、「まえがき」と「目次」の後に、手書きの地図が収録されています。これ、実は著者の久坂部羊さんにお願いして描いてもらった、直筆の中之島マップなのです。1970年代から1980年代にかけて、久坂部さんが阪大医学部に通っていた頃によく行った店や思い出のある場所などが描き込まれており、本の中に登場する話と連動しています。


阪大医学部や阪大病院など今となってはもう中之島にはなくなっている建物も多く、「堂島川を挟んで医学部と病院が向き合っていた」と言っても、当時を知らない読者にとってはなかなか想像できません。そこで、少しでもこの時代のことを頭に思い浮かべてもらえるようにと、この地図を入れることにしたのです。

本を読んでもらえばわかるとおり、久坂部さんは絵がお好きで、卒業アルバムの表紙画を手がけるほどの腕前。難易度の高いお願いかと思いきや、意外にあっさりOKしてくださいました。そして、出来上がってみるとこのクオリティ! マンガ風の笑えるところもあり、見ごたえがあります。本と一緒に楽しんでください。そして、ぜひ中之島を歩いてみて下さい。

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