1962年築
大阪市北区梅田1-12-39
設計:竹中工務店
戦前に建てられた大阪の名建築に対して、戦後にその「新」ビルが建設されていく。ダイビルに対する新ダイビル、住友ビルに対する新住友ビル、朝日ビルに対する新朝日ビル、そして阪急ビル(阪急百貨店)に対する新阪急ビル。いずれも各時代の大阪を代表するビルだ。新阪急ビルの特徴は、なんと言っても優美な曲線を描く外壁のアルミスパンドレル。
厳密にはカドマルとは呼べないが、御堂筋の道路線形にあわせてカーブを描く敷地の形状が、そのままビルの外壁として立ち上がった。その優美な曲線は見る角度によって表情を様々に変える。