暖簾
トレードマークの小槌の図案が描かれる。春夏用は白色、秋冬用はこげ茶。
植え込み
いちばん背が高い植物は棕櫚竹。植木を買っては植えるうちに生い茂り、秋には虫の声が聞こえるほどに。
提灯を守る屋根。修理を一般の大工に頼むと、宮大工に頼むように言われたという特殊な造り。
東郷青児がこの場所で描き上げたと伝わる絵。
椅子背の彫り抜きはおかみさんのアイデア。
腰壁
窓台よりも下にある、腰の高さ程度の壁。ここでは薄板を編んで加工した網代が張ってある。
客席は大きなテーブルが二つ。相席必至。
店名である“大黒”さんの置物がずらりと並ぶ。
まるで厨房が独立した家屋のように、部屋のなかにある屋根がめずらしい。
“えべっさん”で知られる今宮戎神社の十日夷で授与される福笹。商売繁盛、招福のご利益ありとされる。
格子窓の向こうは厨房。
短冊には、季節感のある一品メニューが並ぶ。11月からは汁物にかす汁、焼物にブリが加わる冬バージョンに。
看板
名物かやくご飯は、3升炊きの釜ふたつでガス火で炊く。