宵待ち柳
昭和21年の創業時より60余年、店の前に立ち続ける柳の木。創業者の今井寛三氏が、道頓堀の夕暮れどきの待ち合わせ場所として、その下で恋人たちがこれから始まる夜に心をときめかせて会うような柳に、と名付けた。
句碑
「頬かむりの中に日本一の顔 水府」。この句は川柳作家でコピーライターだった岸本水府(1892-1965) が、近代上方歌舞伎の大スター、初代中村鴈治郎が一番の当たり芸と言われた「河庄(かわしょう)」の紙屋治兵衛を演じる姿を詠んだもの。
暖簾
蕎麦屋だった名残は、暖簾の文字に残るのみ。
浮世小路
法善寺横丁へと続く、道幅1.20メートルの細い路地。大正ロマン風の展示が楽しい。入り口付近には戦前まで今井楽器店だった名残のトランペットを展示。
メニューに立派な屋根をつけるなど、全体的に高級感を出す造り。