2階の天井からぶら下がる華麗なシャンデリアは、3つを縦に繋げたオリジナル。同じものが2セットあり、年に1度、クリスマスシーズン前にかけかえる。足場を組んで取り外されたシャンデリアは業者にて洗浄、翌年に備える。
螺旋階段の側面には大理石を使用。階段の曲線に合わせて大理石を加工するのは難しく、当時の一流の職人に依頼して一度は断られたほど。職人渾身の手仕事の技は必見。
入ってすぐ左手にあって目を引く巨大レリーフ。向かって左は駆けてくる「男性」を、右はかがんだ姿の「女性」を表現。
入ってすぐ左手にあって目を引く巨大レリーフ。向かって左は駆けてくる「男性」を、右はかがんだ姿の「女性」を表現。
ナラ、ブナなど天然の木材の色を生かしながら、640枚を組み合わせて表面を波打たせた木壁。「店でメインの場所だから」と、約20前に家一軒が建つほどの予算をかけた。
タイルが天井に幾何学模様を描く。天井にタイルを貼り付けるという手法は、当時ならでは。
本物主義を貫いて、店内に飾る花もすべて生花。
客席を仕切る白い衝立には、本物の貝の内側部分を使用。同じ大きさの貝を集めて、上品な模様に仕上げている。
絨毯の色に合わせて生地から選んだオーダーメイドの椅子。1階はブルーを基調としたアメリカンテイスト。2階は茶系でヨーロピアン風に。
天井に咲く花びらのような照明。店内の照明器具にはどれも電球の数が多く、交換・修理が大変だそう。