どっしりした存在感のある石積みの柱とは対照的に、バックバーと一番奥の壁面は煉瓦をヘリンボーン組みで斜めに配置(メニュー表紙もその煉瓦)。他の壁面はリーチバーならではの籐蓆(むしろ)をこれまた斜めに組んで、重厚な雰囲気の空間に動きと遊び心をプラスしている。
どっしりした存在感のある石積みの柱とは対照的に、バックバーと一番奥の壁面は煉瓦をヘリンボーン組みで斜めに配置(メニュー表紙もその煉瓦)。他の壁面はリーチバーならではの籐蓆(むしろ)をこれまた斜めに組んで、重厚な雰囲気の空間に動きと遊び心をプラスしている。
どっしりした存在感のある石積みの柱とは対照的に、バックバーと一番奥の壁面は煉瓦をヘリンボーン組みで斜めに配置(メニュー表紙もその煉瓦)。他の壁面はリーチバーならではの籐蓆(むしろ)をこれまた斜めに組んで、重厚な雰囲気の空間に動きと遊び心をプラスしている。
コツ、コツと靴音が美しく響くナラ材のフローリング。
各テーブルと椅子の下にはペルシャ絨毯が敷かれる。靴音や家具の音を吸収し、全体の調和を邪魔しない程度に華やかさも演出。
灰皿の内側、美しいグリーンはイギリスのジン、タンカレーのボトルを砕いて焼き込んだそう。長い歴史の中で何度も作り足されている。
余談だが、カウンター正面左端は指揮者・朝比奈隆氏の「指定席」だった。タプローズウイスキーの樽を眺めながら飲むのがお気に入りだったそうだが、常連客ごとに「お気に入りの席」がそれぞれ違うというのがこのバーらしい。
芹澤銈介の絵「花瓶と栗」。芹澤が創始した「型絵染」の作品はカウンター左斜め後ろにある「沖縄風物」。対照的な2作品を見比べてみては。
創業当時からこのウィンザースタイルの椅子は代わっていないが、メンテナンスは職人の力がないと無理。ホテルの営繕担当が修復できないものは秋田にある木工所に頼んで、取りに来てもらうそうだ。