第3回 大阪らしい食べもんの店

はり重カレーショップ
花の形をした電灯は開店当初からのものとか。
ゆるやかな角度をつけた木に高級感がある。
天井の刻み模様は先代の頃の大工によるもの。当時は専属の大工がいて、つねに手を入れていた。
丸く光る蛍光灯が強いインパクトを放つ。もとは風呂場を飾っていた鏡の廃品利用。
藍色の濃淡が美しいタイルは、改装当時のままの年代物。
壁紙やテーブルクロスも、「昭和レトロ」をテーマに色を統一。
ユニークな模様が目を引く電灯も、リサイクル品。
大阪市中央区道頓堀1-9-17
TEL 06-6213-4736
11:00〜21:00
火曜休(祝日の場合営業)
ビーフカレー600円
ビーフワン(他人丼)700円
 道頓堀と御堂筋の南東角。ミナミの一番「らしい」一等地で、タクシーにも「はり重の前」で通る。カレーショップは御堂筋の人波かき分けて店内に入るとほっとする、テラスのような感覚が一人客好みだ。場所柄観光客も多いが、その浮いた感じも呑み込んでしまう店内の空気感がとてもいい。カレーライスと二枚看板のビーフワンは、大阪屈指の精肉店[はり重]で毎日出る黒毛和牛上部位の端肉を「おいしいものは余すところなく」と上手に使った逸品。
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