第3回 大阪らしい食べもんの店

空 鶴橋本店
こちら側の壁だけで3つの換気扇がついている。
先代の頃よりホルモンのメニューを大事にしてきた。開いて余分な脂を落として食べるホソ(丸腸)、のど骨を長時間たたき食べやすくしたウルッテなどが人気。
ガスコンロ
横幅が通常よりも10cm長めの特注サイズ。二人分を同時に焼ける。
L字カウンター
スタッフ一人でも切り盛りできるようにと作られたL字型。取材時は二人体制。
昭和テイストの赤い丸椅子。背もたれとクッションがなく、座りやすくて座りにくい絶妙のバランス。
匂いが移らないように、客の荷物や上着はポリ袋に入れてくれる。
入りやすさを第一に考えて、全面ガラスに。創業当時はまだ珍しいスタイルだった。
ホソ400円
ツラミ450円
ハチノス400円
大阪市天王寺区下味原町1-10
TEL06-6773-1300
17:00〜0:00(土・日・祝日は16:00〜)
火曜休(祝日の場合は翌日休)
 客はいつも一杯で開店早々から並んでいるし、女子の姿もよく目にする。「目方も値段も半分!いろいろ食べやすく!」の宣伝文句通りでメニューは多い。「うちわ」「ハギシ」といった稀少部位、「黄金の玉」「小袋」など際どい生モノもある。けれども「やっぱり上ハラミ」(これだけ量が2倍である)という声も根強いし、ミノサンドの脂の残し方やテッチャンの掃除が上手い、という通な意見もなるほどである。オープンは昭和56年(1981)、焼き肉=高級のイメージを覆すべく、先代が3.5坪のカウンターだけの店から始めた。現在、鶴橋に4店舗、道頓堀に1店舗を展開。
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