2023年9月22日・本渡章より
【今回の見出し】
■9月の古地図サロンレポートと次回予定
- 最近と今後の古地図活動★10月~12月
- 古地図ギャラリー第20回
東畑建築事務所「清林文庫」コレクション〈その20〉
■古地図サロンのレポート
開催日:9月22日(金)午後3~5時 御堂筋の大阪ガスビル1階カフェ「feufeu」にて。
すっかり秋らしくなりました。皆さま、お元気でいらっしゃいますか。
古地図がテーマのサロンなのに、今回のメイン展示は令和の鳥観図になりました。作品は「岡山カルチャーゾーン鳥瞰絵図」で北・南に分割された2部作。作者は岡本直樹さん(倉敷市)。今夏、岐阜市で2日間にわたって開催された日本地図学会定期大会の「鳥瞰図セッション」でパネリストとして同席した鳥観図絵師です。もう一人のパネリストで鳥観図絵師の青山大介さん(神戸市)はこのレポートで何度か紹介しました。岡本さんは縮尺500分の1で街並みを手描きする細密な作風で知られている絵師。「岡山カルチャーゾーン鳥瞰絵図」は縮尺1200分の1ですが、後楽園や岡山城など岡山市の文化施設が集まるエリアの街並みや旭川の水辺、花咲く木々、道行く人の姿まで、筆をとった当時の見たままを描いているのは同じです。サロンでおなじみの古地図とは一見、異質の世界のようですが、描き手の視点と手技(てわざ)がものを言う点で、鳥瞰図は同じフィールドに属しています。見る人の想像力しだいで、その世界はどこまでも広がります。この日のサロンでも岡本さんの鳥観図が話題の中心になりました。
最近、岡山市の隣の玉野市の歴史発掘プログラムの仕事をしたばかりの私。岡山市にも興味が湧いてきました。
というわけで、11月のサロンでまたお会いいたしましょう。
◉今回のサロンで展示した地図
◆原図
岡山カルチャーゾーン鳥瞰絵図・NORTH 令和2年(2020) 岡本直樹
岡山カルチャーゾーン鳥瞰絵図・SOUTH 令和2年(2020) 岡本直樹
京都近郊(地形図) 大正9年(1920) 大日本帝国陸地測量部
◆復刻
五機内掌覧 天保12年(1841) 作・飄々山人 復刻年不明 古地図史料出版
摂州平野大絵図 宝暦13年 昭和41年(1966)中尾松泉堂
日本海山潮陸図(東日本)元禄4年(1691) 作・石川流宣 復刻年不明 人文社
日本海山潮陸図(西日本)元禄4年(1691) 作・石川流宣 復刻年・復刻者不明
◆絵葉書
御大典記念・奉祝「花電車」6枚組 昭和3年
★次回は2023年11月24日(金)午後3~5時開催予定
会場は御堂筋の大阪ガスビル1階カフェにて。私の30分トークは午後4時頃からです。サロン参加は無料(但し、カフェで1オーダーしてください)。途中参加・退出OK。勉強会でもなく会員制でもありませんので、どなたでも気軽にご参加ください。
★諸事情により開催中止の場合は、事前にこの場でお知らせします。
【最近と今後の古地図活動】10月~12月
●「近代大阪の記憶が息づく大正区古地図さんぽ」★終了
10月1日(日)午後2~5時。
大阪24区で最も大規模な土地改造が行われた大正区で近代大阪の足跡をたどりつつ語るウォーク。大正橋を飾る「歓喜の歌」の楽譜の意味、尻無川畔のタグボート大正がなぜ船なのか、明治生まれの三泉商店街の現在、人工丘の昭和山、リトル沖縄のルーツを語る大阪沖縄会館と沖縄文庫、内港大開発の名残のはしけ桟橋など、大阪の近代化の光と影。昭和山の頂上で聞こえた三線の音色が沁みました。
●朝日カルチャーセンター中之島での講座10~12月
「梅田の歴史、平安期から語りなおす」10月23日(月)・11月13日(月)午前10~12時
ビル街に残る平安時代以来の梅田の歴史の数々。教室での座学と町歩きの2回講座。
「大正の広重・吉田初三郎の世界」12月15日(金)午前10時30分~12時
日本全国の名所鳥瞰図で一世を風靡した吉田初三郎の大ベストセラー、鉄道開通50周年記念『鉄道旅行案内』を読み解き、観光ブームに湧いた大正時代の旅を再現。
●サロン「東風(こち)」第2回
11月10日(金)午後2~4時 豆玩舎ZUNZO(宮本順三記念館)06-6725-2545 近鉄八戸ノ里駅前の山三エイトビル3階。東大阪観光協会後援。
「東大阪の七不思議」をテーマに、船場もあれば島之内もあった東大阪、ラグビー神社と日本書紀の遠くて近い関係、猫橋跡地蔵とカーネルの呪いなど、七つの謎解きで大いに盛り上がった第1回(9月8日)。その日は未解決だった「瓢箪山遊園の謎」が、後日の調査で解き明かされましたので、11月の第2回サロンで報告します。会場はグリコのおまけミュージアムとして知られる豆玩舎(おまけや)。
謎の「瓢箪山遊園」が載っている「奈良生駒ゆき電車路線案内」(東大阪市所蔵)の部分図。
●街の話「江戸から明治へ~古地図の天満はこんな街」
11月23日(祝)15~16時30分 北勝堂 北区西天満3丁目7-7
チラシの天満クイズ5問、解けた方も解けなかった方も、古地図を見るのが初めての方も大丈夫!親子連れもお一人様もみんなで昔の街をのぞいてみよう。西天満に根をおろしたまちライブラリー「北勝堂」さんにて、古地図を囲んでの気軽なお話の会です。
●雑誌「歴史人」で3回連載(10~12月号)
京の都の大通り、「河原町通・烏丸通」の歴史の話(10月号)に続いて、「四条通・御池通」(11月号)、「丸太町通・綾小路通」(12月号)を執筆します。各2頁。歴史人×お通り男史タイアップ企画。
●北海道の標茶町立中学校からのお便り
前回お知らせした岐阜市での日本地図学会定期大会「鳥瞰図セッション」登壇の後日談です。セッションで北海道標茶町(しべちゃちょう)の標茶中学校が、地元に残る吉田初三郎「標茶町鳥瞰図」を今年から鑑賞教育教材(写真)として活用しているとの話題を報告したところ、標茶中学校からお礼のメールが届きました。ネット公開されたセッションもご覧いただき、校内掲示のニュースで生徒さんたちも共有されたとのこと。嬉しいお知らせでした。先述のレポートで紹介の「岡山カルチャーゾーン鳥瞰絵図」は、鳥瞰図セッションで同席した岡本直樹さんの作品です。
●養老天命反転地に行った
日本地図学会の会場から足をのばし、養老鉄道に乗って、かねてより興味のあった養老天命反転地を訪問。緑の丘陵に「極限で似るものの家」「日本列島」「精緻の棟」「楕円形のフィールド」「死なないための道」など奇妙な名前の建造物群がうねうねと連なり、人はゴールのない曲線と斜面の谷間や十字路をひたすらくぐり抜ける……異色の体感型アート。楽しめました。
●「大阪の地名に聞いてみた」ブログ連載、全12回24編
誰よりも大阪を知る「大阪の地名」の声、地名にひかれ地名で結ばれる人の想い。一年間の連載が2023年1月に完結(題字と似顔絵・奈路道程)し、書籍化が決定! 追加取材を加え、ブログの内容を大幅に再構成し、刊行されます。
それまではブログ「大阪の地名に聞いてみた」でお楽しみください。
第12回 ここは水惑星サンズイ圏【前編・後編】
第11回 島の国の島々の街【前編・後編】
第10回 仏地名は難波(なにわ)から大坂、大阪へ【前編・後編】
第9回 人の世と神代(かみよ)をつなぐ神地名【前編・後編】
第8回 語る地名・働く地名【前編・後編】(仕事地名・北摂編)
第7回 古くて新しい仕事と地名の話【前編・後編】(仕事地名・河内編)
第6回 街・人・物・神シームレス【前編・後編】(仕事地名・泉州編)
第5回 場所が仕事をつくった【前編・後編】(仕事地名・大阪市中編)
第4回 花も緑もある大阪【前編・後編】
第3回 桜と梅の大阪スクランブル交差点【前編・後編】
第2回 続・干支地名エトセトラ&その他の動物地名【前編・後編】
第1回 大阪の干支地名エトセトラ【前編・後編】
●動画シリーズ継続中! 本渡章の「古地図でたどる大阪の歴史」~「区」150年の歩み
大阪市のたどった道のりを、それぞれの土地の成り立ちと経済、文化など多様な要素を持つ24の「区」から見つめなおすシリーズ。続編はしばらくお待ちを。(制作・大阪コミュニティ通信社)
第2回その2 西へ西へと流れた街のエネルギーと水都の原風景…西区
第2回その1 「江戸時代の大坂」と「明治以後の大阪」の架け橋となった巨大区…西区
第1回その2 大正~昭和は人口爆発、増区・分区の4段跳び時代
|古地図ギャラリー|
【花洛一覧図】文化5年頃(1808) 黄華山・画 風折政香・発行
京都を俯瞰した一覧図の初期の成果として知られる作品。西方から街並みと東山を見渡す構図は、その後の俯瞰図でも踏襲され、都の風景のイメージをつくっていきます。記された地名は三条、四条河原、五条、八坂、キタノテンジン(北野天神)など一部のみ。碁盤の目の街路もゆるやかなカーブを描いています。地図よりも絵画に近いタッチが、古都の印象をやわらかに表現しているといえるでしょう。同じ頃、江戸では鍬形蕙斎が「江戸一目図」で富士山を遠景に隅田川に抱かれた江戸の街並みを描き、後の作品に大きな影響を与えました。「花洛一覧図」「江戸一目図」は近代の鳥観図流行の先駆にもなったと考えられます。
作者の黄華山(横山華山)は江戸時代後期の京都の絵師。晩年まで旺盛な創作意欲を示し、祇園祭を緻密に描写した代表作「祇園祭礼図巻」などの作品を残しました。
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東畑建築事務所「清林文庫」は、同事務所の創設者東畑謙三が蒐集した世界の芸術・文化に関する稀覯本、約15000冊を所蔵。建築・美術工芸・絵画・彫刻・考古学・地誌など分野は幅広く、世界有数の稀覯本コレクションとして知られる。古地図に関しても国内外の書籍、原図など多数を収め、価値はきわめて高い。
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★過去の古地図ギャラリー公開作品
①東畑建築事務所・清林文庫より池田奉膳蔵「内裏図」
第17回(2023年5月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「地球萬國山海輿地全図」
②青山大介作品展2023
第16回(2023年3月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「天王寺・石山古城図」
第15回(2023年1月)
①東畑建築事務所・清林文庫より長谷川圖書「摂津大坂図鑑綱目大成」
第14回(2022年11月)
①東畑建築事務所・清林文庫より久野恒倫「嘉永改正堺大絵図」
②鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「私たちの和田山町」
第13回(2022年9月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「淀川勝竜寺城跡全図」
第12回(2022年7月)
①東畑建築事務所「清林文庫」より秋山永年「富士見十三州輿地全図」
第11回(2022年5月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「大日本分境図成」
第10回(2022年3月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「新改正摂津国名所旧跡細見大絵図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「笠岡市全景立体図」
第9回(2022年1月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「暁鐘成・浪花名所独案内」
②本渡章所蔵地図より「大阪市観光課・大阪市案内図
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「躍進井原市」
第8回(2021年11月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「友鳴松旭・大日本早見道中記」
②本渡章所蔵地図より「遠近道印作/菱川師宣画・東海道分間絵図」「清水吉康・東海道パノラマ地図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「吉備路」
第7回(2021年9月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「石川流宣・江戸図鑑綱目坤」「遠近道印・江戸大絵図」
②本渡章所蔵地図より「改正摂津大坂図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「倉吉市と周辺 文化遺跡絵図」
第6回(2021年7月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「石川流宣・日本海山潮陸図」「石川流宣・日本国全図」
②本渡章所蔵地図より「大阪師管内里程図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「倉敷美観地区絵図」
第5回(2021年5月)
①2007清林文庫展解説冊子・2019清林文庫展チラシ
②本渡章所蔵地図より「近畿の聖地名勝古蹟と大阪毎日」
③フリーペーパー「井沢元晴漂泊の絵図師」・鳥観図「古京飛鳥」「近つ飛鳥河内路と史跡」
第4回(2021年3月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「大阪湾築港計画実測図」
②本渡章所蔵地図より「大阪港之図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「福山展望図」
④鳥観図絵師・青山大介の作品より「梅田鳥観図2013」
第3回(2021年1月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「江戸切絵図(尾張屋版)」「摂津国坐官幣大社住吉神社之図」
②本渡章所蔵地図より「摂州箕面山瀧安寺全図」
③昭和の伊能忠敬・井沢元晴の鳥観図より「小豆島観光絵図」
第2回(2020年11月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「メルカトル世界地図帳」「オルテリウス世界地図帳」
②本渡章所蔵地図より「A NEW ATLAS帝国新地図」「NEW SCHOOL ATLAS普通教育世界地図」
③昭和の伊能忠敬・井沢元晴の鳥観図より「大阪府全図(三部作)」
第1回(2020年9月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「ブレッテ 1734年のパリ鳥観図」
②昭和の伊能忠敬・井沢元晴の鳥観図より「ふたつの飛鳥と京阪奈」
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●電子書籍のお知らせ
本渡章の著書(古地図・地誌テーマ)のうち、電子書籍になった10冊(2022年末現在)は次の通りです。
(記載の刊行年は紙の書籍のデータです)
【『鳥瞰図!』140B・刊(2018年)
思考・感情・直観・感覚…全感性を目覚めさせる鳥瞰図の世界にご案内。大正の広重と呼ばれた吉田初三郎の作品群を中心に、大空から見下ろすパノラマ風景の醍醐味を味わえます。併せて江戸時代以来の日本の鳥観図のルーツも紐解く、オールカラー・図版多数掲載の決定版。
『古地図で歩く大阪 ザ・べスト10』140B・刊(2017年)
梅田・中之島・御堂筋・ミナミ・天満・京橋・天王寺。阿倍野・住吉・十三・大正・平野の10エリアを古地図で街歩きガイド。さらに博物館、図書館、大書店、古書店での古地図探しの楽しみ方、大阪街歩き古地図ベストセレクション等々、盛りだくさんすぎる一冊。オールカラー・図版多数掲載。
*上記2冊は各電子書籍ストアでお求めください
*下記8冊は創元社(オンライン)の電子書籍コーナーでお求めいただけます
『図典「摂津名所図会」を読む』創元社・刊(2020年)
大阪の地誌を代表する「摂津名所図会」の全図版を掲載。主要図版(原寸大)には細部の絵解きの説明文、その他の図版にもミニ解説を添えた。調べものに便利な3種類の索引、主要名所の現在地一覧付。江戸時代の大阪を知るためのビジュアルガイド。
『図典「大和名所図会」を読む』創元社・刊(2020年)
姉妹本『図典「摂津名所図会」を読む』の大和(奈良)版です。主要図版(原寸大)には細部の絵解きの説明文、その他の図版にもミニ解説を添え、3種類の索引、主要名所の現在地一覧も付けるなど「摂津編」と同じ編集で構成。江戸時代の奈良を知るためのビジュアルガイド。
『古地図が語る大災害』創元社・刊(2014年)
記憶の継承は防災の第一歩。京阪神を襲った数々の歴史的大災害を古地図から再現し、その脅威と向き合うサバイバル読本としてご活用ください。歴史に残る数々の南海トラフ大地震の他、直下型大地震、大火災、大水害の記録も併せて収録。
『カラー版大阪古地図むかし案内』(付録・元禄9年大坂大絵図)創元社・刊(2018年)
著者の古地図本の原点といえる旧版『大阪古地図むかし案内』に大幅加筆し、図版をオールカラーとした改訂版。江戸時代の大坂をエリアごとに紹介し、主要な江戸時代地図についての解説も収めた。
『大阪暮らしむかし案内』創元社・刊(2012年)
井原西鶴の浮世草子に添えられた挿絵を題材に、江戸時代の大坂の暮らしぶりを紹介。絵解きしながら、当時の庶民の日常と心情に触れられる一冊。
『大阪名所むかし案内』創元社・刊(2006年)
江戸時代の観光ガイドとして人気を博した名所図会。そこに描かれた名所絵を読み解くシリーズの最初の著書として書かれた一冊。『図典「摂津名所図会」を読む』のダイジェスト版としてお読みいただけます。全36景の図版掲載。
『奈良名所むかし案内』創元社・刊(2007年)
名所絵を読み解くシリーズの第2弾。テーマは「大和名所図会」。全30景の図版掲載。
『京都名所むかし案内』創元社・刊(2008年)
名所絵を読み解くシリーズの第3弾。テーマは「都名所図会」。全36景の図版掲載。
※その他の電子化されていないリアル書籍(古地図・地誌テーマ)一覧
『古地図でたどる 大阪24区の履歴書』140B・刊(2021年)
『大阪古地図パラダイス』(付録・吉田初三郎「大阪府鳥瞰図」)140B・刊(2013年)
『続・大阪古地図むかし案内』(付録・グレート大阪市全図2点)創元社・刊(2011年)
『続々・大阪古地図むかし案内』(付録・戦災地図・大阪商工地図)創元社・刊(2013年)
『アベノから大阪が見える』燃焼社・刊(2014)
『大阪人のプライド』東方出版・刊(2005)
●本渡章(ほんど・あきら)プロフィール
1952年大阪市生まれ。作家。(財)大阪都市協会発行時の「
著書『鳥瞰図!』『古地図でたどる大阪24区