担当/中島 淳
その前にまず急ぎの業務連絡から。
ナカノシマ大学講師の田中慶一さんが5/8(水)にABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」に出演されて、著書『大阪 喫茶店クロニクル〜個性に満ちた憩いのワンダーランド』と、5/17(金)ナカノシマ大学のことを話をしておられたのですが、三代澤アナがおっしゃるこの番組のコンセプト「商店街の喫茶店での会話」と、田中さんの受け答えが何ともマッチしてええ味わいでした。ぜひお聴きください。→ https://radiko.jp/#!/ts/ABC/20240508100000
上記のURLをクリックしたら左の画面が出てきます。
田中さんの登場は30分過ぎから15分間、たっぷりと聴けます。5/11(土)朝9:22までなので悪しからず💦
以上、急ぎのご連絡でした。
7部構成・投影画像63枚のスーパーボリューム
開催まで まだ1週間あるのに、田中さんから送られてきた投影画像がなんと63枚!
当日は7部構成でお届けします。
1 大阪で最初に出来た喫茶店は?
2 欧州への憧れを体現したカフェー
3 大衆娯楽として広がるカフェー
ここまでが戦前編。川口の[カフェーキサラギ]、道頓堀の[カフェーパウリスタ]などのレジェンド店が登場。そして大正10年(1921)に[平岡珈琲店]が船場に登場し、いまも現役バリバリなのがスゴい。そして
4「数」と「幅」から生まれた戦後の個性派
5 商店街黄金期と大阪万博
6 喫茶店からカフェへ
7 サードウェーブと継承喫茶
戦後は、昭和21年(1946)にオープンした千日前の[純喫茶アメリカン]も、2020年にオープンした本町の[aoma coffee]も登場する。そのバリエーションというか、幅の広さはほんまに驚くほど広いけれど、「どれも大阪の喫茶店らしい」ということは共通している。
そして、残念ながら現存しないけれど人の心に残っている「あの店」のことももちろん出てきます。
“七色の珈琲”でコーヒー好きを毎日通わせた[MJB珈琲]、“歌声喫茶”のシンボルだった[コーラス喫茶こだま]、村野藤吾の傑作建築[心斎橋プランタン(赤プラ)][戎橋プランタン(白プラ)]、アメリカ村のはじまりとなった日限(ひぎり)萬里子さんの[LOOP]、同じ日限さんの南堀江[ミュゼ大阪]などのことも田中さんは話をされると思うので、どうぞお楽しみに。
こうやってレジュメを読んでいると、改めて、大阪の喫茶店の持つとてつもない「とんがった個性とそれを形にするパワー」を感じずにはいられない。
私ら編集者は、150年の歴史をつくってきた店主たちのような「熱」を持って誌面をつくっているのだろうか。改めて自問自答せずにはいられない。ちょっと気合入れんとあきませんな。
写真は2016年に大阪天満宮の西、天神橋筋の車道沿いにオープンした[LONG WALK COFFEE]。繁昌亭に行くときに、まずここに寄る楽しみができてめでたし。もちろん『大阪 喫茶店クロニクル』にも載っています。
では、5月17日(金)のナカノシマ大学をどうぞお楽しみに。定員締切御免です!