担当/中島 淳
大阪天満宮の境内で毎年10月開催されている「天神さんの古本まつり」(大阪古書店研究会主催 http://osaka-koshoken.com/?cat=6 )に、主催者さんからお声がけいただき、140Bも参加させていただきます。
出店は、同研究会の会員6店と、ゲスト参加店の8店、そして特別参加1店の計15店。そこに、古書店でもない地元出版社の弊社が参加できるのか。そのココロはこの6月に発刊した松井宏員(ひろかず)さんの著書『大阪キタと中之島 歴史の現場 読み歩き。』が大いに関係しています。
この本を読まれた方には説明不要ですが、念のためにおさらいを。「盛り場」でも「メガターミナル」でも「大オフィス街」でもある大阪市北区内には、実は古代から近・現代に至るまでの、「歴史の現場」と言える場所が各地に点在しています。その60箇所を松井さんが街案内人の西俣稔さんと訪ね、一つひとつを掘り起こしながら大阪の「成り立ち」を知る、というもの。
「現場」は「天満の天神さん」からはじまって、中之島の西端、『泥の河』の文学碑まで……と超バラエティに富んでいますが、「天満の天神さん」で古本市を開催していた大阪古書店研究会の方々がこの本をいたく気に入っていただき、「天神さんの古本市」に出店を、とお声がけいただきました。
お言葉に甘えまして、当日は『大阪キタと中之島 歴史の現場 読み歩き。』だけでなく、大阪天満宮にちなんだ本であり『上方落語史観』『大阪の神さん仏さん』『大阪名所図解』をはじめ、本渡章さんの「大阪の古地図」シリーズ、新之介さんの『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』、江弘毅『いっとかなあかん店 大阪』などを販売します。このラインアップに加え、いよいよ10/29(土)・30(日)に迫ったイケフェス大阪(OPEN HOUSE OSAKA 2022)のガイドブックや、髙岡伸一・倉方俊輔さんたちが書かれた「生きた建築 大阪」のシリーズも販売します。本部ブースまでお越しください。
10/16(日)の13時からは、『大阪キタと中之島 歴史の現場 読み歩き。』の本文にも度々登場する、髙島幸次先生の講演「菅原道真公の鬼退治」もあります。髙島先生は大阪天満宮文化研究所の研究員で天神寄席のホスト兼プロデューサーでもあるので、サービス精神旺盛というか、「ためになる」だけではなくしっかりと楽しませてくれるので、ぜひご期待ください。中島は10/15(土)にブースにいます。とにかく目移りするぐらいの本、本、本……なので、主催者側はみなさんが重たい思いをせずに済むように「手荷物一時預かり」や「宅配便荷造り」コーナーも用意しているそうです。ぜひ週末は大阪天満宮へ!
「第25回 天神さんの古本まつり」
10/14(金)〜18(火) 大阪天満宮境内(地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅から徒歩5分)
10:00〜17:00(18日は〜16:00)
参加店
- 〈大阪古書研究会会員店〉
●キトラ文庫(奈良県生駒市)
●厚生書店(中央区)
●古書からすうり(三重県名張市)
●古書肆 梁山泊(北区)
●杉本梁江堂 天神橋店(北区)
●寸心堂書店(交野市) - 〈ゲスト参加店〉
●郁書店(住之江区)
●古書ダンデライオン(京都市中京区)
●小町書店(東淀川区)
●汎書店(北区)
●フォルモサ書院(北区)
●古本屋ぽらん(三重県伊勢市)
●光国屋書店(豊中市)
●古本屋ワールドエンズ・ガーデン(神戸市灘区) - 〈特別参加店〉
●豊能障害者労働センター(箕面市)
髙島幸次氏 特別講演
「菅原道真公の鬼退治」
10/16(日)12時半開場、13時開演