担当/中島 淳
はっきり言ってむちゃくちゃおもしろいです。
プロジェクターに投影するパワーポイントの資料(50枚以上あります)を読むだけでも楽しいのに、これに金水先生の解説が付くと「たまらんやろなぁ」「みんな楽しそうに見るやろなぁ」と容易に想像できます。
講義内容は大別すると
⚫︎本講義の目的(いきなりガツンときます) ⚫︎大阪弁の歴史 ⚫︎大阪弁の多様性 ⚫︎“コテコテ大阪弁” ⚫︎大阪コトバの広がり ⚫︎大阪型コミュニケーション
……などに分かれていて、皇居にも「ご進講」に出向かれた第一級の学者(金水先生のこと)が集めた豊富な資料が次々と登場するだけでなく、みんなが知ってるマンガやドラマ、小説、戯曲などの会話文が「事例」としてたくさん出てくるので注目ですわ。
また、3.18(月)ナカノシマ大学当日のみ、大阪府立中之島図書館2階のミュージアムショップにて(会場は3階多目的スペース)、金水敏先生の著書『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』と『コレモ日本語アルカ? 異人のことばが生まれるとき』(いずれも岩波現代文庫)を販売します。
本は先生が直接持参されるので、数に限りがあります。講座終了後にはサインをしてくださると思うので、ご期待あれ。
お楽しみはもう一つ。
かつて弊社は、雑誌『大阪人』の企画・編集を1冊まるごと、2011年5月から2012年4月まで、手がけていました。
1年間に隔月刊誌の『大阪人』を6冊、増刊号を4冊を編集しましたが、隔月刊誌では内田樹先生や町田康先生と並んで、金水先生の連載「新明解 現代大阪語辞典」がとても面白く、毎号人気でした。
毎回毎回、その時々の人気ドラマや身近な話を「つかみ」に持ってきて読者をリラックスさせ、「なんでそのコトバが使われるのか? それが意味するものは?」について、一つひとつ解きほぐすように解説していく。金水先生の上機嫌さとフレンドリーさが溢れる文章がとても読みやすく、「大阪のコトバについて一つ学んだなぁ」と実感できる内容でした。
この「新明解 現代大阪語辞典」には雑誌らしく4コママンガが添えらえていて、辻井タカヒロさんの、脱力系で笑えるけどちょっと毒のある絵がまた最高で、素晴らしいコンビだったと思います。
……と書いているだけでは「見てへんからぜんぜん分からんわ」と言われるのがオチなので、こちらも講義資料プラスワンとして、当日受講のみなさまにお配りします。
……というお楽しみ満載の3.18(月)ナカノシマ大学、当日朝10時に締め切りますが、その前に100人になったら終了ですので(あと15人)、どうぞお早めに!