『大阪古地図パラダイス』
定価:1,900円+税
判型: A5判
頁数:224ページ/カラー96ページ・モノクロ128ページ
著者: 本渡 章
発刊:2013年6月22日
140Bの待望の新刊は、大阪の古地図がテーマです。昨年、ナカノシマ大学において5回にわたって開催し、いずれも満員御礼を記録した大人気講座、本渡章さんの「古地図で読み解く大阪の歴史」が1冊の本になりました。タイトルのとおり、見れば見るほど楽しい古地図の世界を、パラダイスに見立ててご案内しようという遊び心たっぷりの趣向です。
講座の際に資料として配付した古地図はもちろんのこと、その他の古地図もカラーで多数収録。江戸時代から明治〜大正と、章ごとに時代が移り変わっていくため、どのように古地図が変化していったのかもよくわかります。地図に何が書かれているのかを説明するだけではなく、当時の出版文化の状況や時代背景などを絡めながら、どのように見れば(あるいは考えれば)古地図を楽しめるのか、たくさん地図を見てきた本渡さんならではの視点についてあれこれ解説してくださっています。
大阪だけでなく、京都や江戸の古地図もあり、三都の古地図を見比べる楽しみも。さらに、鳥瞰図の大家・吉田初三郎が描いた「大阪府鳥瞰図」が付録に付いてくる豪華バージョン。ナカノシマ大学を受講した人はもちろん、そうでない人も古地図の入門編として楽しめる1冊です。
●本書に収録した主な地図
【大阪】「冷泉・円融・花山 右三帝之御宇 難波古絵図」「浪華往古図」「辰歳増補大阪図」「増修大坂指掌図」「新板大坂之図」「大阪市街図附人力車賃金表」「大阪遊覧案内地図」「帝国大阪細見図」「電車明細・大阪案内図」「新撰増補大坂大絵図」「グレート大阪市全図」「天保新改摂州大阪全図」
【京都】「花洛往古図」「新撰増補京絵図」「京都名所案内記図」
【江戸】「長禄年中御江戸古絵図」「新改御江戸絵図」「名所細見東京全図」
…and more!