『大阪名所図解』
定価:1,600円+税
判型:A5判・並製
頁数:176ページ
著者:画=綱本武雄 解説=酒井一光 髙岡伸一 江 弘毅
発刊:2014年9月26日
大阪の名所と呼ばれる歴史的建築物の中には、国宝建築や重要文化財も含め、 ユニークなものがたくさんあります。屋根の形はもちろんのこと、 例えば屋根を支える縦横の柱や装飾にも一つ一つ名称があり、 それらの名前を知ることで、より深く「見る」ことができます。城郭と寺社の建築を見比べることで、 それぞれの用途や時代ごとの違いもわかってきます。
大阪の街に点在する近現代のビルや橋、駅、空港も同様で、 各部位の名称があり、一つずつに機能的意味やデザインの意図があります。 また、大阪の街場にある老舗のお好み焼き屋やうどん屋、 あるいは喫茶・バーは、料理と店自体が作用し合いながら形づくられていて、 店の造りや意匠にはその店らしさが滲み出ていると同時に、 その店が建っている場所の地元性をも具現化しています。これらの名所を図解によって知ることで、 ふだん意識しない細部にも大阪ならではの工夫があることがわかります。 それは大阪の「かたち」を見ることに他なりません。
そんな大阪の「かたち」を圧倒的に細密な線画で表現。そこに歴史・建築・街の専門家の解説を加えることによって、大阪を形づくってきた名所の見方を詳解します!