『いっとかなあかん店 京都』
著者/バッキー井上
写真/打田浩一
装画/長友啓典(生前の作品)
デザイン/中村 健(長友啓典の弟子)
判型/A5版
頁数/184ページ(オールカラー)
定価/本体1,500円+税(税込1,620円)
発売/2018年11月上旬
〈要旨〉
本書は京都生まれ京都育ちで、Meets Regionalやdancyu、毎日新聞(大阪本社夕刊)に連載を執筆する著者が40年の歳月の中で出会った「京都のたまらん店案内」です。
「実は店のことについての具体的な紹介をほとんどしていない」(あとがき)と書いている通り、メニューや価格、席数などWEBの店ガイドのような「情報」にはほとんど触れていないのに、一瞬でその店の匂いや湿気、ぬくもり、ざわめきの中に連れていかれる。著者が「人生込み」で店と付き合い、紡ぎ出してきた小骨のようなフレーズが心地よく刺さり、そのゴキゲンな空気の中に身を置きたいと強く願ってしまう、不思議な本です。
48の店、55の話を京都のど真ん中で読んでシビレるもよし、ですが、京都を想いながら「あの店いこう」と考える時間もきっと楽しいはずです。どうぞご笑覧くださいませ。
〈刺さるフレーズ〉
「大人という字はダサい」「立ち飲み屋は磯辺の浅瀬である」「街のご馳走は過ぎていった時間だ」「セコスタンスときつい旅」「酒場のことは夢まぼろしだ」「ポン酢とネギでドリブル人生」「腕も折れよと上げ下げグラス」「人は歌にやられる。ましてや京都」
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