担当/中島 淳
建築画家・イラストレーターのコジマユイさんの10月20日(月)ナカノシマ大学登壇に先駆けて、彼女の個展が10月14日(火)〜26(日)の13日間、淀屋橋駅近くの芝川ビルB1 [Mole&Hosoi Coffees]にて開催される。
お題は「イラストで解説! なめりかわ建物フェスのみどころ」。

[Mole & Hosoi Coffees]のHPより
建築好きユニット「わくわく建築」のパートナーである藤沢うるうさんと共に富山県滑川市のアンバサダーであるコジマユイさんが、現地に何度も出向き、旧い日本家屋や学校校舎などにも限りないリスペクトを抱きつつ描いたイラストが展示される。こちらも含めた彼女の画集も多数販売されるからどうぞお楽しみに。
この7月には東京・渋谷で個展「日本統治時代の台北近代建築」を開催したばかりで、最近は描く題材が国内外のさまざまな場所に広がっているので、楽しみな限り。
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そして20日(月)ナカノシマ大学では、「わたしが船場の建築を ずっと描き続ける理由」というお題の通り、コジマユイさんの原点ともいうべき「船場」の近代建築物の魅力を、直近の作品解説をしつつあらためて語っていただく。
この人が船場や中之島の名建築物を描きはじめて芝川ビルの[Mole&Hosoi Coffees]で個展を開いてからもう10年が経過しているが、足を運んで描くごとにたぶん「見方」も「味わい方」も変わったと思うので、そんなこともぜひ聞きたいと思っている。
ちなみに、コジマユイさんが140BのHPで2025年1月から連載している『絵で残したい船場の近代建築たち』では、これまでに4つの建物を現地取材のうえ描いてもらった。
建物の名前をクリックしたら読めます。※( )内は竣工年

大阪ガスビルの階段から見える丸窓の前で、同社の方から説明を受けるコジマユイさん。この丸窓も連載で描かれています
第1回……大阪証券取引所ビル(1935年)
第2回……小川香料大阪支店(1930年)
第3回……武田道修町ビル(1928年)
第4回……大阪ガスビル(1933年)
こちらの連載はいずれ、コジマユイさんの著書として1冊の本にまとめる予定だが、取材にご協力いただける建築物の関係者のみなさんや(一社)生きた建築ミュージアム事務局長の髙岡伸一先生にはいつもほんまにお世話になっています。
この場を借りて深く感謝。
ナカノシマ大学では、こちら4つの建物だけでなく、他の建築物や、25日(土)、26日(日)に開催される「生きた建築ミュージアムフェスティバル(イケフェス大阪大阪2025」の、コジマユイさん的楽しみ方も話してもらえるはずです。
質疑応答のコーナーが昨年以上ににぎわうと思いますが、できるだけ時間を取って会場との楽しいやり取りができるようにします。
では、20日(月)は大阪府立中之島図書館でお会いしましょう。お申し込みはこちらで、お早めに!
https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20251020























