担当/中島 淳

当日は店長自ら売りにまいります!
9月26日(土)のナカノシマ大学「女たち4人が語る ここだけの山崎豊子」の会場で販売する本について、当日出張販売に来てくれる南森町の西日本書店(天神橋筋商店街沿い)の店長、槌賀(つちが)啓二さんから「それやったらこの本どないです?」という連絡があった。
この日はお店がお休みどころか最終土曜日の午後だから書き入れどきのはずなのだが、ナカノシマ大学のためにわざわざ本町の相愛大学まで出て来てくれる。ほんまにありがたいことである。
槌賀店長が選んだラインアップはこの6点。
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作家・山崎豊子

文藝春秋 税込2,640円
この本の発刊がなかったら今回の講座は実現しなかったであろう、山崎豊子の著書最新刊。前半に登壇される荒井真理亜先生の寄稿『「相愛」について』や、後半に登壇される二人の姪(小八木利子さん・香西順子さん)を含めた、甥っ子姪っ子たちによる座談会「山崎豊子生誕100年『おばは妖怪でした』」なども載っているし、帯のコピー「あの戦争で生き残った者として何をすべきか」に相応しい、『大地の子』と『運命の人』についての、小説には書ききれなかった取材秘話や後日談などが切々と綴られている。税込2,640円
暖簾

新潮文庫 税込693円
実家の昆布商をモデルに執筆した、山崎豊子のデビュー作。森繁久彌は原稿を読んで菊田一夫に頼んで戯曲化してもらい舞台にかけ、さらに脚色を加えて自らが主演する映画にもして、大ヒットに。創元社の編集担当は、国語の教科書で誰もが知る、あの小林秀雄だった。
花のれん

新潮文庫 税込781円
吉本興業の創設者、吉本せいをモデルに執筆。山崎豊子の「作家」としての地位を確立させた第39回直木賞受賞作品。『暖簾』同様に舞台作品にも映画にもなった。毎日新聞の先輩で作家の井上靖は「おめでとう、橋は焼かれた(もう逃げられへんで〜)」と激励。スーパーハードな作家人生がはじまった。
しぶちん

新潮文庫 税込605円
名作短編集として語り継がれる1冊で、この本のファンは実に幅広い。冒頭の「船場狂い」は、船場に憧れてその周りを転々とするも、決して船場の女になれない主人公の屈折を存分に描く。タイトルとなっている「しぶちん」は実在の大阪商人独特の金銭哲学を描いたもので、作家本人にも共通する。
ぼんち

新潮文庫 税込1,155円
最初に英訳された山崎作品。映画は監督・市川崑、主演は伝説の二枚目・市川雷蔵。脇を若尾文子、越路吹雪、山田五十鈴、草笛光子、中村玉緒、京マチ子ら豪華女優陣が固めて人気を博したが、山崎豊子は「ああいうなんか大阪を色目で見たようなおもしろおかしい、妙な映画になってしまった」と散々だった。
花紋

新潮文庫 税込990円
南河内の大地主の総領娘として生まれ育ち、美貌の歌人として脚光を浴びた石上露子(1882〜1959)をモデルにはしているが、サディスティックな人物造形が凍りつくように恐ろしくもあり、実に見事で引き込まれる。この作品以後山崎豊子は「女性の主人公」を執筆しておらず、そういう意味でも記念碑的な作品である。
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『作家・山崎豊子』に加え、スーパースタンダードとも言える5作品。もちろんAmazonでも近くの書店でも買える本は多いですが、ぜひ会場で手に取ってみてください。
この1週間で50人近く増えまして、いま8割がた席が埋まっています。どうぞお早めにお申し込みください→ https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20260926
たぶん、もう二度とは開催できない貴重な講座だと思いますんで、はい。
























