みなさま、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
いよいよ新刊『間宮吉彦の「間」 店=街の空間デザイン録』が書店に並び始める頃。すでに『商店建築』(年末発売)や『Meets Regional』(年始発売)で紹介される予定ですが、さっそく発売記念のイベントも決定しました。
会場は、地上300mを誇る日本一の超高層ビル、あべのハルカスに入るジュンク堂書店です。この本の著者である間宮氏は、「あべのハルカス近鉄本店」の空間デザイナーでもあります。
本にちなんで、この百貨店のデザインに関するお話をたっぷりとしていただきましょう。建築好き、デザイン好き、あるいは地元の方にもぜひ聞いてほしい。お待ちしております!
1980年代半ばに岸和田市郊外のアメリカンテイストなバー[サッドカフェ]をデザインしたのをはじめとし、80年代後半から現在に至るまで一貫し て「街や時代を象徴する店」をつくり続けてきた空間デザイナー・間宮吉彦氏。30年という長い時間の中で、彼が生み出してきた中から選りすぐりの代表的作品を、その時々の時代の空気や、発注者の想い、デザインの勘どころなどが語られています。
この本にも登場する「間宮デザイン」を挙げてみましょう。
「行ったことある」「あ、あの店もそうなんや!」という場所がたくさんあるはず。それらをラフスケッチや図面、写真を多用して詳述し紹介します。大阪が世界に誇る空間デザイナーの30年史は、大阪の街を覆う街の空気の歴史そのものと言えるでしょう。
先日、ミシマ社から発売されたばかりのバッキー井上さんの新刊『人生、行きがかりじょう』。その発売記念イベントに、江弘毅が登場します!
ジュンク堂書店大阪本店にて10月25日(金)19:00開演、入場料は1,000円です(ということは、すでに本を買った人も参加できる、ということですね。太っ腹!)。
日本初にして唯一の酒場ライター・バッキー井上氏と、なにわのだんじりエディター・江弘毅氏。おふたりのお付き合いは、かれこれウン十年前にも及びます。そんなおふたりの出会いがついに明らかに!
「行きがかりじょう」酒場ライターになったバッキーさんと、だんじり祭りに命をかける江さんのおふたりが語る、出会った当初の話やお酒の話、街場のあれこれや人生の話……22世紀の生き方とはいったい!?
こんな生きかたもアリなんやなあ、と、いい意味で肩の力が抜けるトークイベントです! (ミシマ社のブログより)
本の中に、江とのエピソードも出てくることから、今回のトークショーが実現。この二人と言えば、『飲み食い世界一の大阪』のトークショーでも対戦、いや対談が行われていましたね。その時は確か、大阪と京都、どっちの街の店がすごいか対決のようになっていたことが思い出されます。
酒場の話、街の話、生き方の話、あるいは書くことについての話。どんなテーマへ展開するのでしょうか? こうご期待、みなさんぜひご参加ください!

9月19日(木)、ナカノシマ大学の新シリーズ「古地図ウォーカー、大阪をゆく」の第1回が開催されました。講師はもちろんこの方、本渡章さんです。
本渡さんと言えば、『大阪古地図パラダイス』が発売になったばかり。新聞にインタビューが掲載されたこともあって、100人以上の方が集まった会場はかなりの熱気に包まれていました。
地図とそれがつくられた時代との関係性を考える前回から変わって、今回のシリーズでは、本渡さんが古地図をたよりに大阪の街をあちこち歩きます。第1回のテーマは「島」。大阪は水の都とも言われたりしますが、とにかく街の中を川や堀が縦横無尽にめぐっている土地でした。古い時代の地図を見ると、たくさんの島が描かれていたりします。その島だった時代の大阪を、現代において感じられるか? というのが、今回の講座のテーマでありました。
この講座では毎回大きな資料用地図をお土産に持って帰ってもらいますが、今回はこちら「最新大大阪市街地図」。昭和14年、大阪が経済的に発展を遂げ、市域もどんどん拡張し、人口も増えていった時代のものです。
この時代においてすら、キタやミナミの中心部にはたくさんの川が流れており、水に囲まれた「島」がたくさんあったことがわかります。しかし、現代においては、都市化し、繁華街になるなどして、その跡はほとんど残されていません。一方、姫島や千船といった周縁部の神社などを訪れると、かつては水に浮かぶ「島」の地形だったことがリアルに感じられるような伝承や祭、街並みが残されていました。
本渡さんは、開発の進んだ中心部を「新大陸」、周辺部の古くからの街並みが残る場所を「旧大陸」と名付けました。そうすると、新大陸よりもむしろ旧大陸の方が土地の記憶を豊かに残していることが感じられたのでした。…といったようなところが第1回目のあらすじ。
今回、会場で『大阪古地図パラダイス』を買ってくれた方には入場料とのセット割引があったのですが、その効果もあってか、なんと本の売り上げが37冊! 本が足らずに(すみません)、後から郵送させていただく方もいたほどの人気でした。本を読んで来てくれた方や、島民を見てすでに買ってくれた方が多いと思っていたため、これにはスタッフ一同びっくりしました。ありがとうございます。
このセット料金は次回、10月17日(木)の講座でも行います。みなさん、お待ちしています!
『大阪の神さん仏さん』の著者のお二人が、尼崎市のコミュニティ・ラジオ「エフエムあまがさき」の名物番組「8時だヨ!神さま仏さま」に出演しました。なんだか似たような名前の本と番組ですが、「競演」は今回が初めてです。
この番組は、尼崎市にある貴布禰神社の宮司である江田政亮さん、浄元寺住職の宏林晃信さん、関西学院中学部の教師であり牧師でもある福島旭さんがパーソナリティとなってお送りするラジオ番組。最近ブームにもなっている神社やお寺のこと、神さま仏さまの世界に親しんでもらおうというもので、多彩なゲストがこれまでに登場しています。
実は釈先生はこの番組の「最高顧問」なのだそうで(探偵!ナイトスクープのキダタローみたいな感じでしょうか)、そのご縁もあって高島先生が登場する運びとなりました。というわけで、その収録の模様をここでご紹介。
収録前の打ち合わせ。進行表に沿って意外と(失礼)きちんと行われていました。
打ち合わせの後、収録がスタート。まずは釈先生の新刊『聖地巡礼』の話題から、本つながりで『大阪の神さん仏さん』のパートナーである高島先生をご紹介。それからは、リスナーからの質問に答える形で、高島先生のトークが全開。天神信仰の起こりから、なぜ今のように数を増やすことになったのか、アカデミックなのにわかりやすい、いつもの高島先生節はここでも絶好調でした。

パーソナリティのみなさんのリアクションがとにかく良く、高島先生もどんどん乗って来て、あわや時間オーバーというところ。釈先生とのコンビも相変わらず抜群でした。この日は2本取りで、2本目の冒頭では、江田さんが『大阪の神さん仏さん』を取り上げて下さいました。どうもありがとうございます。
収録のあと、最後に全員で記念写真(左から、宏林さん、高島先生、釈先生、江田さん、福島さん)。
放送は9月11日(って、もう終わってるやん。すみません)と18日の2週連続。尼崎市にお住まいの方はラジオでぜひ聴いてください。オンエアを逃したという方でも、番組のホームページにポッドキャストがアップされますので、そちらでお楽しみください!
そして、『大阪の神さん仏さん』も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます!!

ついに待望の新刊『内田樹による内田樹』が発売されます。一風変わったタイトルのこの本は、内田先生初となる「自著解説本」です。自著解説、つまり内田先生自身が自分の書いた本をふり返るというものです。この本が生まれたいきさつを、内田先生が「まえがき」でこのように紹介して下さっています。
ここで取り上げられている本は11冊。 『ためらいの倫理学』に始まり、『先生はえらい』『街場のアメリカ論』『街場の中国論』『日本辺境論』『昭和のエートス』『「おじさん」的思考』『下流志向』といった代表作に加え、内田先生の原点と言えるエマニュエル・レヴィナスの研究書である『レヴィナスと愛の現象学』、さらにはレヴィナスの著作を翻訳した『レヴィナス序説』『困難な自由』も含まれています。
特にレヴィナスに関わる本についての章では、若かりし頃にヘブライ語を猛勉強したエピソードなど、内田先生の執筆活動の内側を垣間見ることができ、単なるブックガイドではなく、一冊の「読み物」として楽しんでいただけるはずです。
巻末には、内田先生がこれまでに書いた、あるいは翻訳した本を網羅したリストを収録。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、作品とともに内田先生の人生をふり返ることのできる一冊ではないでしょうか。ウチダ本をすべて読んでいる!というファンの方にも、どの本を読んだら良いかなと迷っているあなたにも、ぜひおすすめしたい本です。
現在、ナカノシマ大学のホームページに不具合が発生し、アクセスできない状況になっております。
9月19日(木) 開講の「古地図ウォーカー、大阪をゆく」お申し込み受付中にもかかわらず、大変ご迷惑をおかけしております。
FAXおよびハガキでのお申し込みも受け付けておりますが、WEBからのお申し込みをお考えの方は、以下の必要事項を記載の上、メールにてotoiawase@140b.jpまでお申し込みください。後日、受講ハガキを発送いたします。
本講座は大変ご好評いただいている為、残席わずかとなっています。
お申し込みはお早めにお願いいたします。
【講座概要】
「古地図ウォーカー、大阪をゆく」
日時/9月19日(木)7:00PM 〜8:00PM頃 (開場 6:30PM〜)
場所/追手門学院 大阪城スクエア
受講料/2,500円
【申し込み方法】
otoiawase@140b.jpまで、件名を「ナカノシマ大学9月講座申し込み」にし、以下の必要事項を記載の上、メールを送信。
①お名前 ②郵便番号 ③住所 ④電話番号 ⑤メールアドレス
※2人以上の受講希望の場合は、人数分の項目を記載
今年初めて開催される「中之島なつまつり」。堂島リバーフォーラムに櫓風のステージを仕立てて、盆踊り+グルメの一大イベントを開催するというもので、登場するのはご存じ河内家菊水丸さん! さらに演歌や音頭とボサノバをミックスした「演歌ボサノバ」なる独自のジャンルを突き進むミュージシャン、カオリーニョ藤原さんも登場する。これだけのメンバーを揃えながら入場無料とは、なんとも太っ腹。そして会場には、リーガロイヤルホテルや中之島及び周辺エリアの飲食店によるグルメ屋台も多数出店、グルメも大充実。
このイベントに月刊島民&ナカノシマ大学も屋台で参加。で、何をやるのかと言えば、こちら↓です。
月刊島民やナカノシマ大学でもおなじみのイラストレーター、奈路道程さんが、その場であなたの似顔絵を描いてくれるのです。1枚1,000円ははっきり言ってかなり値打ちです。奈路さんの作風から言えば、似顔絵と言うよりも、これはもう立派な絵画です。世界で1枚だけのオリジナル作品を、中之島の夏の記念にどうぞ。会場でお待ちしております!