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奇跡のカムバックの舞台は「ブッキンブース」

2026年1月26日 月曜日

中村優子さんの書店復帰は華麗なる帰還だと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは私が2024年11月10日にFacebookに書き込んだ投稿のスクリーンショットだ、もちろんこの段階で中村優子さんが本屋開業に思い馳せていることを知ってのポストであったし、「中村優子」というバイネームが想定できていなかったら書いてないし、そんな希望は持てなかったと思う。それほど「中村優子」という人には期待できる何かがあったと思う。

そして実際に中村優子さんは2025年8月29日に阿倍野区の河堀口(こぼれぐち)駅徒歩3分の住宅地に本屋をオープンさせた。「ブッキンブース」と名付けられたそのお店は入ってすぐの右の棚に「コロコロコミック」や「クロスワードパズル」などの雑誌が並んでいる。それは象徴的な普通の本屋さんの光景だ。メインの棚には話題の新刊、売れ筋の小説等が並び、その後ろの台はフェア用として使われ、お店の「売りたい本」アピールも忘れない。奥には各ジャンル、コミック新刊も並ぶ。ひと昔前にはどこにでもあったが、今や絶滅危惧種の「町の本屋」である。20坪弱のスペースを最大限有効につかった一般的な書店を再現しようとしているのがよくわかる。
ただ、ノスタルジーやひとりよがりのお店ではない、流行の独立系書店を選ばなかった以上は、地域の本屋として存在意義のある空間になろうという気概が感じられる。店内の照明は明るいし、児童書コーナには小さな子たちが座り読み出来るような椅子もある。全体が長方形で死角が少ないレイアウトは防犯上も優れている。さらにレジ前には長いベンチがあり、お会計だけじゃなく「ついでに、おしゃべりもしていって」といわんばかりだ。お店のオリジナルグッズや中村優子さんの出身の兵庫県豊岡市の野菜や加工食品も販売されているなどお店の気配りが感じられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

それではこの「町の本屋」をオープンさせた中村優子さんとはどういう人なのだろうか? 8年前までMJ(MARUZEN&ジュンク堂書店)グループで20年上活躍していた書店員さんだ。コミュニケーション力に抜群に長けていて、売場で数分会話しているだけでも楽しくなる。当時から大手出版社の営業マンの間でも人気があった。自社の本を売ってくれるという書店員さんというだけでなく一緒に楽しく本を売りたくなる書店員さんであったと思う。
そしてその人柄はMJグループ内でも慕われていた、特に後輩の社員さんたちが楽しそうに「優子さんが、優子さんが」とよく口にしていたのを私は出版社の営業マンとして実際に聞いている。仕事は出来るし、明るくフラットな性格ではっきりした物言いは、すこし曖昧なニュアンスの多い出版界では信頼される存在だったのだろう。本が大好きで、特に推しの小説(家)の話ならずっとしていられる人だった。
そんな彼女が天職とまで思っていた書店員を辞め、一度は出版界とは距離を置いたにも関わらず「やっぱり本屋!」となった理由はなんだったのか、簡単ではなかったであろう開業までの日々、地域との関り、その先に目指す理想の本屋の形、もしかすると本屋開業のノウハウも! そんな話が本人の口からナカノシマ大学2月講座2月20日開催)では聞けるのではないかと今からワクワクしいている。(青木)

 

 

 

 

 

 

 

 

ナカノシマ大学2月講座

いま、「町の本屋」を大阪で開くということ

講師:中村 優子(BOOK’N BOOTH店主・社会保険労務士)ex.ジュンク堂書店

2/20(金)18:00〜   大阪府立中之島図書館

https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20260220

 

 

 

 

 

 

 

 

 

受講希望者急増! 「面白そう」「そして切実」故にでしょう

2026年1月14日 水曜日

担当/中島 淳

 

1月16日(金)に迫ったナカノシマ大学1月講座「大阪の小中学生は図書館で どんな本を読んでいるのか 」の申し込みが今週に入ってから急増している。

講師お2人のファンだけでなく、どこかでWEBかチラシをご覧になった人がアクセスしてくださっているのだと思う。

今回のチラシを、大阪市内の公立図書館(府立中之島図書館のほか、市立では中央、北、島之内、天王寺、阿倍野……etc.)や中央公会堂などの公共施設、書店、喫茶店などの飲食店で目にしていただいたかと思うと、うれしい限りである。

講師の須藤みかさんに、当日のことを改めてお聞きすると、こんなコメントをいただいた。

「本を読んでほしいと思っているのに全然(あまり)本を読まないのよね〜」と悩んでいる小中学生のお子さんがいるご家庭があったら、本が好きになるかもしれない秘策(?)もお伝えできる、、、かも。

 

実に頼もしい限り。それにしても、この人のコミュニケーション力や行動力の半端なさはとんでもないぐらいだが、それ以上に不思議なのは

「この人、こんだけ忙しいのに子どもたちにお薦めの本を一体いつ読んでるんだ!?」ということである。当日は質問したいと思っている。

『わがまち北区』2026年1月号(大阪市北区)

さてもう一人の講師・井上ミノルさんは、須藤さんやさまざまなライターが書いたテキストや世界観を、自分なりの味付けでイラストやマンガに「解釈」し「翻訳」する達人で、彼女がレギュラーで描いている大阪市北区の広報紙『わがまち北区』(北区の94,968世帯に全戸配布!)の連載「区役所お仕事覗き見」は、いまや押しも押されもせぬ「名物連載」になっている。

『台風がキタ!』2020年(大阪市北区)

 

『地震がキタ!』2022年(大阪市北区)

『北区名所 八十八景』2021年(大阪市北区)

ミノルさんの大阪市北区での仕事は、冊子も含めてこんなにたくさんある。「観光」だけでなく「防災」というお堅いテーマになればなるほど井上ミノル絵が冴えるので、ナカノシマ大学の会場で販売する須藤みかさんとの共著『学校図書館 新米司書フントー記』(少年写真新聞社)はぜひ一度手に取って、「学校図書館司書」の仕事をどう料理したか、味わってほしいものです。

何よりも、「手練れ」の二人のトークと、会場のみなさんとのやりとりを楽しみにご参加ください。

受講申し込みは当日16日(金)16時で締め切りますので、ぜひ。親子でご受講もお待ちしとります!

https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20260116

本好きの目を開かせてくれる「司書」という人

2026年1月7日 水曜日

担当/中島 淳

これまでナカノシマ大学に講師として何度も登壇してくれた、観光家でコモンズ・デザイナーの陸奥賢(むつ・さとし)さんが、Facebookに興味深い投稿をしておられた。

陸奥さんは、「まわし読み新聞」の伝道者であり、街の歴史のオーソリティであるだけでなく、大阪や堺の「七墓めぐり」や怪談の聖地めぐりなどいろんな地域の「物語」にちなんだまち歩きを主宰して、私たちを刺激的で知らない世界に連れて行ってくれる案内人だ。

最近は福島県いわき市や宮崎県えびの市からも依頼を受けて、現地の「知られざる歴史」を掘り起こし、そこを徒歩や自転車で散策することで、その都市の新しい「宝」を発見するような面白いアイデアを提案されては実行している。

陸奥さんの博学全開のページ。浪速区にちなんだ24組の人物紹介とまち歩きコースを提案(このあと4頁続きます)。大阪市立の各図書館で読めます(2025年『浪速区100年ものがたり』/イラスト・辻井タカヒロ)

「博学」の引き出しの多さと深さが半端ではなく、かつ遊び心がいっぱいの人なので、一緒に仕事をすると刺激がありまくりなのだが、先日その陸奥さんが投稿をした内容が、ずっと頭に残っている。

陸奥さんが通ったのは街場の公立図書館だったと思うが、場所が街場であれ学校であれ、図書館司書の仕事というのはきっと、「短期間で数値的な成果が出る」というものでは決してなく、司書の方からお薦めの本を紹介してもらった人が、10年とか20年とか後に「そういえばあのとき」と振り返って思い出されるようなものだと思う。

1月16日(金)のナカノシマ大学「大阪の小中学生は図書館でどんな本を読んでいるのか」に登壇する学校司書の須藤みかさんが担当している学校は、一つではない。

その雇用形態は大阪市の事情でそうなっているが、それがスタンダードでは決してなく、例えば豊中市や箕面市には「常勤の学校司書」がいる。

大阪市の場合、学校司書は「週○回」の勤務。その「週○回」の中で、例えば月曜日にA小学校、水曜日にB中学校、金曜日にC小学校といった具合にめぐる。

須藤みか(文)・井上ミノル(絵)『学校図書館 新米司書フントー記』(少年写真新聞社)より

それでは子どもたちと司書のコミュニケーションが難しいのでは、と思うが、ここは大阪市の政策の是非はさて置き、須藤さんは「決して一つではない学校で勤務する」ことを前向きに捉えていろんな種を蒔いている。「A小学校で試しにやってみてうまく行ったことが、C小学校でも上手くいくかもしれない」というように。歳の離れた中学校もあるので、試行錯誤の連続だろう。

そんな日々を送っておられる須藤さんはじめ学校司書のみなさんは「ネタの幅と蓄積」がほんまに凄い。

彼らが(というより大人も、であるが)カウンターにやって来る時によく口から出るのは「書名は忘れたけどこんな本」である。「まんなかに『いぬ』って入ってた」というワードを聞き漏らさないことが重要なのだ。

「それだと書誌検索できないから分からないよ」と言うのではなく、児童生徒に対してさまざまな「手がかりになる言葉」を引き出し、本を探し当てて実際に手渡すという行為の「力」が、何年後に生きてくるかは分からないにせよ、子どもたちはそんな司書を見て、「本好き」の道を歩きはじめるのだ。

そして、司書が子どもたちに本を手渡したとしても、彼らが読むのは「司書がそこにいない時間」が圧倒的に多いのだから、「いない時間」に彼らがより本好きになる仕掛けもあれやこれや考える。

前回のブログで、須藤さんが図書室で子どもたちにクイズを出すことで本への興味を引き起こすことに触れたが、須藤さんは校内放送のブースに座って、お薦めしたい本の朗読をしたりしている。

勤務先の中学校で実施した「みみどく」。聴いているのは生徒だけではなく、先生も(同)

須藤さんはお薦め本の朗読を「みみどく」とネーミングし、各校で定着しているという。

たしかにテレビよりラジオで本の紹介をされた方が印象に残ることが多いように、「声」の力はほんまにすごい。

須藤さんの声はハリがあって滑舌が素晴らしいので、ナカノシマ大学の受講者のみなさんは、それもぜひ楽しみにしてほしいところだ。

長々と書き過ぎたが、「学校司書」が登壇するナカノシマ大学初の試み、ぜひご受講ください。須藤みかさん、井上ミノルさんの著書『学校図書館 新米司書フントー記』も販売しています。

少年写真新聞社大阪本部の足立英臣さん(右)と末光康隆さん。こちらのお二人が会場にいてはります。よろしく!

版元の少年写真新聞社の大阪本部は、会場の大阪府立中之島図書館から徒歩5分の場所なので、当日は出張販売に来てくれます。

受講申し込みはこちらへ。

https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20260116

 

 

 

 

手練れのコンビ=須藤みか+井上ミノルが作った「学校図書館」の本

2025年12月26日 金曜日

担当/中島 淳

少年写真新聞社刊(税込1,980円)。ナカノシマ大学当日も販売します

1月16日(金)のナカノシマ大学「大阪の小中学生は図書館で どんな本を読んでいるのか」にご登壇いただく須藤みかさん(ノンフィクションライター・学校図書館司書)と、井上ミノルさん(マンガ家・イラストレーター)は、この2025年11月に発売された『学校図書館 新米司書フントー記』(少年写真新聞社)の著者である。

誰でも入館できて本が借りられる公立図書館と違い、学校図書館は一般人が入れないし、どんなものかがよく分からない。

知る手がかりは、自らのウン十年前(人によってはウン年前)の記憶をたどるのみ。

「そやそや、小学校の頃は図書館で伝記とか鉄道もんとか『20世紀の記録』とかばっかり読んでたな」と思い出す。残念ながら小説を読むような感性を持ち合わせていなかったことが悔やまれるが(今から考えるとホンマに思う)、学校図書館は嫌いな空間では決してなかった。

「司書」の方についてはよく覚えていないけど、たしかに常勤でおられたような気がする。

この本は、「いま学校図書館ってこんな風になっているのか」ということを学校司書である須藤みかさんの取材によって知ることができる、ユーモアたっぷりの「内幕もの」として楽しく読める。

こんなクイズで楽しませてくれる司書の女性が実は凄腕のノンフィクションライターであったとは少年少女、幸せ者め!(『学校図書館 新米司書フントー記』より)

須藤みかさんは2010年に発売された『エンブリオロジスト-受精卵を育む人たち』で小学館ノンフィクション大賞を受賞した手練れの書き手であるが、この本では「取材者」というよりも完全に「当事者」となって、子どもたちが「本好きに覚醒する」ような仕掛けを手を替え品を替え打ち出している。

その「仕掛け」のバリエーションは驚嘆ものだし、少年少女時代なんか大昔の話だと思っている人でも、「こんな人が学校図書館にいたらいいよな〜」という信頼と親近感の両方が湧いてくる。

そして、司書としての喜びや苦労話を、ノリのいいマンガで表現してくれる井上ミノルさんの芸が光る。

超忙しい学校司書のカウンター業務も、井上ミノルさんにかかるとこうなる(同)

ミノルさん(二児の母です)は『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』(創元社)や『まんが 墓活』(140B)など、年配の方から子どもの読者まで楽しませる力の持ち主なので、須藤さんの思いを「エンタテインメント」として見事に昇華させている。

このコンビの誕生は今から3年前。

弊社がOsaka Metroの沿線行楽フリーマガジン『アルキメトロ』(年2〜4回発行・A4判12〜16p)を編集していた時に、第7号「大阪ヒーロー推しの旅」という特集で、須藤さんは取材とテキストを、ミノルさんはイラスト(表紙も)担当してくれた。

須藤さんは当時、上町台地のフリーペーパー『うえまち』に「大阪のヒーロー」という子ども向け連載を書いておられたので、この企画を提案するとノってくださった。

『アルキメトロ』2022年秋号(第7号)。表紙はグラフィックデザイナーでもある神谷利男さんのイラストでずっと展開していたが、この回だけは例外で、ミノルさんのイラストを神谷さんがデザイン

近世の天文学者・麻田剛立(あさだごうりゅう)や、思想家の山片蟠桃(やまがたばんとう)、適塾を創設した医学者の緒方洪庵(おがたこうあん)など7人のヒーローをそのゆかりの場所も含めて紹介してくれた。

この黄金コンビが作った本なので、ご期待に違わぬ内容であることは保証します。

小中学生の子どもがいる人もいない人も、「本好き」の人には大歓迎の講座です。

よろしかったら、小学校の時に影響を受けた1冊をご持参いただければ、手練れの須藤さんがそこからおもしろい「本ばなし」を展開してくれるのでどうぞお楽しみに。

司書に興味を持っている学生の方にもぜひ来てほしいので、「学生料金」を設定しました。

一般は2,500円ですが、学生証提示で1,500円で受講できます。

受講申し込みはこちらから→ https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20260116

 

 

 

 

楠木さんの講義は「ええ顔」で生きるチカラをもらえる

2025年12月12日 金曜日

担当/中島 淳

いよいよ来週18日(木)に迫った、今年最後のナカノシマ大学に、楠木新(くすのき・あらた)さんが2年半ぶりに登壇してくださる。

お題は「淀屋橋サラリーマンに『たのしい老後』はあるか」。

12月8日(月)の毎日新聞13ページ(くらしナビ)では紙面の大部分を割いて「『いい顔』で過ごす人が集まってくる」と題して楠木新さんの「関係再構築」術を取り上げた

お題だけ聞くと、なんか「NHKクローズアップ現代」的な「老後資金が〇〇万円必要」みたいな世知辛さ満点のイメージだけど、「ご近所ではたらくみなさ〜ん、この先のことをちょっとだけ考えてみません?」という肩の力が抜けた講座であることだけは保証します。

講座の参考文献として、当日も会場で販売する最新刊の著書『定年後、その後』(プレジデント社)がある。この目次は以下の通り

第一章……定年後は10年で終わる

第二章……年齢を重ねる意味合い

第三章……生涯現役を目指す

第四章……居場所を発見する

第五章……私の「定年後、その後」の取り組み

第六章……老いと死と隠居

おわりに……「いい顔」で生きる

 

この本を読むと楠木さんの「スタンス」がとても分かりやすく伝わると思うし、取材力がとにかくスゴい人なので中身が濃いけど、筆者としてはまず「楠木さんの顔と話っぷりを見ることが大事」と言いたい。なので何の予習もせずに手ぶらで来ていただいてもぜんぜん大丈夫です。

楠木さんは、「顔つき」の大事さを私たちに解いてくれる。

 現役時代が終了すると、周囲の人が見るのは過去に勤めていた会社でもなく、肩書でもありません。私には顔つきが、その人のプラカードのように思えて、かつての名刺の役割を果たしていると感じています。

 会社員から他の仕事に転身した人たちを取材した時に気がついたことがあります。それは、私が「いい顔をしている」と感じた人に話を聴くと、不思議とヒントを得られることが多い。また彼らから取材にふさわしい人を紹介されることも少なくありませんでした。(『定年後、その後』より「おわりに」)

 

取材の人間に対して好感が持てなかったら、「こんな人もいるからぜひ取材してみたら」とは絶対に言わないだろう。

同じ12月8日(月)、週刊ポスト12月19日号の「人生最後の10年」と題した特集にも楠木さんが登場。「5つの寿命」はナカノシマ大学でも取り上げられます

取材された人は楠木さんが「いい顔」をしていたので、彼に対するエールとして、絶妙のパスを送ったのではないかと思う。

そう考えると自分自身も「ええ顔で人に会って、取材してんのやろか?」とわが身を振り返ってしまう。

この本は、内容が多岐にわたっているから興味のあるところだけつまみ読みしてもオッケーだと思うが(ですよね、楠木さん)、気になるフレーズに「立ち止まって振り返ってみる」きっかけをたくさん与えてくれる。

ナカノシマ大学のチラシには、楠木さんの肩書として(文筆家・ビジネス評論家)と一応入れているが、よく考えると楠木さん自身も「肩書」が不要な人。たぶん今後、「シニアライフコンサルタント」などの肩書をつけるメディアがどんどん出てくると思うけど、楠木さんは「楠木新」というジャンルの人である。

今回のナカノシマ大学は、これからの人生の「特効薬」的な情報ではなく、「年の瀬だし、今後のことをちょっと考えてみよか」というときに「いい顔で過ごせるヒント」をたくさんもらえるような気がする。

「人というのは死ぬ間際まで変わることができるし、やりたいことに挑戦することができる」という当たり前のことを、日々楽しそうに実践している人の話はやっぱりおもしろい。みなさんもぜひ「ええ顔」でお越しください。

もう8割を超えましたので、お申し込みはほんまにお早めに→ https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20251218

 

 

楠木新さんの柔らかさとフットワークと眼差しがええなと思う

2025年12月2日 火曜日

担当/中島 淳

チラシの写真はメガネをかけていただいて撮影しましたが、こちらの方が笑顔が映えます

2025年の最後を飾るナカノシマ大学は、大手町のエスタブリッシュメント系出版社から弊社のような大阪のへそ曲がり版元までが大注目する、文筆家・ビジネス評論家の楠木新(くすのき・あらた)さんが登壇してくださる。

楠木さんは、神戸の歓楽街(という表現が相応しい街)新開地・福原の薬局の息子として幼少期から青春時代までを過ごし、京都大学を出て淀屋橋の某銀行を会社訪問したがその雰囲気に「なんか違うなぁ」と引き返し、卒業を1年遅らせて、同じ淀屋橋の比較的風通しが良さそうな某生命保険会社に入社して、定年まで勤め上げた。

カイシャというのは大なり小なり、従業員には「企業の論理」を刷り込んで「同調圧力」を迫ってくる。その某銀行の「圧」はしんどいなと判断されたのだと思う。

「ちょっと違うなぁ」という感覚を大事にすることは、人生のいつの局面でも必要なことなんやなぁと思った。

楠木さんのホームタウンの新開地・福原では「この人いったい何して食うてるんやろ」と思うような大人がごろごろいたそうだが(会社員とか公務員はほとんどいなかったとか)、一様に話が面白く、楠木さんのことを可愛がってくれた。

「街というコミュニティの人間関係」と「企業社会の同調圧力」はぜんぜん違うな、というところを就職する前に感じて、少しでもベターなところに身を置くことができた楠木さんは、「生きもの」としての判断力に優れた人だったと思う。

トークイベントでは質問多数。神戸市須磨区[井戸書店]にて(2025年11月9日)

楠木さんの生命保険会社でのサラリーマン人生については、申し訳ないがさほど存じ上げない。

ただ、40代に入った直後に阪神淡路大震災を経験し、先が見えない状態になって鬱になり、しばらく休職されたことが、楠木新(ペンネーム)という「もうひとりの自分」を誕生させることになったエピソードが心に沁みる。

「もうひとりの自分=楠木新」は、会社勤めの傍ら、50代以上のいろんなサラリーマンや定年退職者を取材し、そこからどんなことが導けるか、文章にまとめていった。

しかし、街でいきなり「お話を聞きたい」と言われて、果たしてあれだけたくさんの人が取材に応じてくれるだろうか……

それを思うと、楠木さんから声をかけられた人が「この人、おもしろそう」「話をしてみようかな」と思ったからこそ、取材でいろんなことを楠木さんに話したのだと思う。

三宮センタープラザ6階の「スペースアルファ三宮」で開催された、[働く悩みを解決するための書店 Work-Books]のトークイベントのゲストとして語る楠木さん。右はWork-Books店主の西澤明文さん(2025年11月24日)

「シニア市場の研究者やコンサルタント」みたいな人は、きっとそこまでの「突撃インタビュー」はしない(というよりできない)であろうが、楠木さんがそれができたのは、一つは幼少期からホームタウンで鍛えられたコミュニケーション力(「コミュ力」という物言いは薄っぺらいな)であっただろうし、もうひとつは話を聞くスタンスが「研究対象」「調査対象」ではなく「自分と同じ当事者」というところにあったからではないか、と思う。

今回のナカノシマ大学のお題は「淀屋橋サラリーマンに『たのしい老後』はあるか」。

本町や梅田は関係ないということではありません(そんなこと誰も思わないけど)。

勤め人として何十年間働いてきた人生が変わった時のことを、ちょっと先取りして、「あっという間にやってくる70歳になっても、自分なりの“おもしろいこと”を見つけて実行できることはどんどん実行しましょう」というお話を、楠木さん自身の新チャレンジのことや、取材で得たいろんな人のヒントも盛り込みながらお伝えする、というものです。

楠木さんが育った新開地・福原は演芸の街。実は子供の頃から「芸人として舞台に立つ」ことが夢だったので、なんと「R-1グランプリ」にも出場したそうだ。

結果は「でも1回戦で敗退したんですよね〜」ということをまた、楽しそうに話しておられる。この人を見ていると、「自分を笑える」というのが、いくつになっても大事な資質やなぁといつも思います。

2025年、けっこう大変な年ではありましたが、締めくくりに、肩の力を抜いてこれからのことを考えたくなる「楠木新」の言葉のシャワーを浴びてください。ええ気持ちにぜったいなります。

お申し込みはこちらから→ https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20251218

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カフェ付きおしゃれ系」ではない強み[正和堂書店]

2025年11月6日 木曜日

担当/中島 淳

11月27日(木)のナカノシマ大学に登壇する小西康裕さんの[正和堂書店]は、大阪市鶴見区鶴見3丁目にある。地下鉄長堀鶴見緑地線「今福鶴見駅」から徒歩3分ほどの幹線通り沿いなので、見つけやすい。

ソフトドリンクの自販機を模した、お薦め文庫本の棚。小西康裕さんは印刷会社にいた頃、販促ツールをたくさん作っていたそうだが、これにはマイった

最近、正和堂書店は「遊び心満載のブックカバー」で注目されているが、この店の強みは「どんな時にも頼りになる、品揃えオールジャンルの街の書店」だ。55年間続いているのはダテじゃない。

4年前に筆者がブログ「街と書店、大阪の場合」で紹介した店内風景は、ほぼそのまんま。180坪の店なのでゆったりしている。

そのココロは、「用事がなくてもふらっと入って時間を過ごし、目についた本があれば買って帰れる」というもの。通路は広いし、車椅子でもベビーカーでもストレスなく回れる。

最近は入り口近くにこのような棚がお目見えして、目を引いている。

一つひとつのパッケージに書かれたコピーにも注目

こちらは珈琲専門店や紅茶専門店とコラボした商品で、お薦めの1冊とカバー、そして「読書の友」であるドリップパックコーヒーまたはティーバッグの紅茶付き。

そして、最近メディアの注目を一手に集めるこちらの「牛乳石鹸カバー」は、レジ横に必ずあるだけでなく、こんな仕掛けもしているから侮れない。

牛乳石鹸共進社の本社は、ここから1kmほど西の城東区今福西2丁目にある。ご当地の地場産業同士のコラボなのだ

 

ここまで用意してもらったら、デカい箱を持ってポーズの一つもしようかな……という気になる。

こうやって写真を並べてみたが、大事なことはやっぱり「本」にまつわる商品ばかり。読書を楽しむ雑貨は増えたけど、雑貨屋さんではなく「街の本屋さん」なのだ。

休日になるとどっとやって来る遠方からのお客さんも、そのことをよく分かってくださっている、と小西さんは言う。

「『親戚の家に行ったような感じ』だとおっしゃるんです」

親戚の家って、おしゃれではないだろうけど安心感が半端ない。テンションも爆上がりはしないだろうけど、ずっとまったりしていたくなる。

康裕さんの弟、店長の悠哉さん。キーストーンの場所にこの人がいるからこそ、常連も一見客も「また来よう」と思うのである

そんな感想を、鶴見区か150m西の城東区に長いこと住んでいる人が言うのならともかく、新幹線や地下鉄を乗り継いでここまでやって来た遠方のお客さんが言う。なかなかおもしろいことだと思う。

そんな本好きたちと接していて、小西さんもお店に対して思うことがちょっと変わってきたという。

「カフェのある書店もいいんですが、あれはTSUTAYAさんの歴史の中でつくりあげられたものですから、ウチがその真似をしてもしょうがないかと。それより、街の本屋にしかできないことをもっともっとやっていきたいですね」

たしかに。

もし弊社が貢献できるとしたら、『大阪市鶴見区の本』とか作れたら、このお店でドカ〜ンと売ってもらえるかもしれない。「街の書店発の本」の可能性は、流行りの独立系書店だけでなく、正和堂書店のようなお店でもきっと有効な商品ではなかろうか。

大阪シティバス「鶴見西口」が目の前! 大阪駅行の36系統は便利です

などと考えつつ、お店を後にして、いつもの36系統のバスに乗ったが……

蒲生四丁目でええ感じの商店街の明かりに心変わりして途中下車し、肉屋さんでコロッケとミンチカツ、玉ねぎフライを、八百屋さんで大根、ししとう、茗荷、アボカド3個を買って(合計で1,000円ちょっと)買い物袋をいっぱいにして再びバスに。

酒場の明かりにめいっぱい後ろ髪引かれたが、それは次のお楽しみにしよう。

ナカノシマ大学で、小西康裕さんがどんな話をしてくれるか、ほんまに楽しみです。

選りすぐりのブックカバーも会場で販売しますので、どうぞお楽しみに! →https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20251127

 

 

大阪コトバのマイスター金水先生が、大阪人=ケチの謎に迫る!

2025年11月5日 水曜日

担当/中島 淳

毎月25日の夜席に天満天神繁昌亭で開催されている「天神寄席」、11月に登場するのは日本語学者の金水敏(きんすい・さとし)先生です

「大阪コトバ」については大阪に生きる私たちの大きなリスペクトを集める先生はナカノシマ大学でもお馴染みですが、2023年秋には北大路欣也、横尾忠則、川久保玲、観世清和らとともに「文化功労者」に選ばれた人でもあります。

言わば「権威」ですが、そのような人を「権威でござい」と奉らないのが天神寄席のおもしろいところ。今回も中入後の鼎談で、髙島先生のツッコミに対して飄々とした「金水節」で応戦されるやり取りが観られるかと思うと楽しみです。

寄席のお題は「けちん坊の柿の種」。出演も小梅、雀太、遊方、坊枝、そしてトリには四代目春団治と、たまらんラインナップなのでぜひ。

金水先生からは、こんなメッセージをいただきました。

私が今年出しました新書『大阪ことばの謎』では、大阪人のステレオタイプとして「守銭奴・けち、食い意地がはっている、おしゃべり、派手好き、やくざ」といったものがあると書きました。とくに「守銭奴・けち」という特徴に関しては、たしかにそういう人もいますが、大阪人は大事なものにはお金をポンと出す、金離れのいい面もたくさんあることも知られています。ではなぜ大阪人は「守銭奴」「けち」と思われているのでしょうか。

その原因は、ひょっとして上方落語にあるのでは、と思って調べてみたら、出るわ出るわ、お金に執着する人たちの噺がうじゃうじゃありました。たしかに大阪は江戸時代以来の経済の中心地、経済観念の発達した商売人がたくさんいましたが、そんな土地柄を誇張して、お金にまつわる噺がたくさんできたのでしょう。そこは落語のことですから、常人の思いも寄らないけちん坊、お金大好き人間がうじゃうじゃ出てきます。落語ならではの底抜けのアホもいますが、一度聞いただけではからくりの分からない知能犯もいます。ままにならない世の中ですが、せめてお金の噺で笑いに笑って、不景気を吹き飛ばしましょう!

 

株価ばかりが高くなるだけで、私らの懐はぜんぜんお寒い限りですが(汗)、でも笑ってたら不景気はどこかに行ってしまいそうな気もしますね。楽しくやりましょう。

当日、会場ではこちらの『大阪ことばの謎』(SB新書・税込1,045円)も販売します。

筆者は天神寄席では受付にいますが、今回はそれに加えて「キンスイ先生本」の売り子もしますんで、この機会にぜひ。受講申し込みはこちらへ→ https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20251125

 

個展とナカノシマ大学、コジマユイさんをダブルで

2025年10月13日 月曜日

担当/中島 淳

建築画家・イラストレーターのコジマユイさんの10月20日(月)ナカノシマ大学登壇に先駆けて、彼女の個展が10月14日(火)〜26(日)の13日間、淀屋橋駅近くの芝川ビルB1 [Mole&Hosoi Coffees]にて開催される。

お題は「イラストで解説! なめりかわ建物フェスのみどころ」。

[Mole & Hosoi Coffees]のHPより

建築好きユニット「わくわく建築」のパートナーである藤沢うるうさんと共に富山県滑川市のアンバサダーであるコジマユイさんが、現地に何度も出向き、旧い日本家屋や学校校舎などにも限りないリスペクトを抱きつつ描いたイラストが展示される。こちらも含めた彼女の画集も多数販売されるからどうぞお楽しみに。

この7月には東京・渋谷で個展「日本統治時代の台北近代建築」を開催したばかりで、最近は描く題材が国内外のさまざまな場所に広がっているので、楽しみな限り。

そして20日(月)ナカノシマ大学では、「わたしが船場の建築を ずっと描き続ける理由」というお題の通り、コジマユイさんの原点ともいうべき「船場」の近代建築物の魅力を、直近の作品解説をしつつあらためて語っていただく。

この人が船場や中之島の名建築物を描きはじめて芝川ビルの[Mole&Hosoi Coffees]で個展を開いてからもう10年が経過しているが、足を運んで描くごとにたぶん「見方」も「味わい方」も変わったと思うので、そんなこともぜひ聞きたいと思っている。

ちなみに、コジマユイさんが140BのHPで2025年1月から連載している『絵で残したい船場の近代建築たち』では、これまでに4つの建物を現地取材のうえ描いてもらった。

建物の名前をクリックしたら読めます。※( )内は竣工年

大阪ガスビルの階段から見える丸窓の前で、同社の方から説明を受けるコジマユイさん。この丸窓も連載で描かれています

第1回……大阪証券取引所ビル(1935年)

第2回……小川香料大阪支店(1930年)

第3回……武田道修町ビル(1928年)

第4回……大阪ガスビル(1933年)

こちらの連載はいずれ、コジマユイさんの著書として1冊の本にまとめる予定だが、取材にご協力いただける建築物の関係者のみなさんや(一社)生きた建築ミュージアム事務局長の髙岡伸一先生にはいつもほんまにお世話になっています。

この場を借りて深く感謝。

ナカノシマ大学では、こちら4つの建物だけでなく、他の建築物や、25日(土)、26日(日)に開催される「生きた建築ミュージアムフェスティバル(イケフェス大阪大阪2025」の、コジマユイさん的楽しみ方も話してもらえるはずです。

質疑応答のコーナーが昨年以上ににぎわうと思いますが、できるだけ時間を取って会場との楽しいやり取りができるようにします。

では、20日(月)は大阪府立中之島図書館でお会いしましょう。お申し込みはこちらで、お早めに!

https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20251020

 

 

 

 

 

 

 

『大阪市商店街の名店ガイド59選』配架してます!

2025年10月10日 金曜日

担当/中島 淳

大阪の街を知る強者ライターたちと一緒に作ったこちらのA4判中綴じ20ページのパンレットは「大阪商店街にぎわいキャンペーン実行委員会(大阪市・大阪市商店会総連盟)」発行の冊子。

現在Osaka Metro各駅、大阪市内各区役所、市民情報プラザ(大阪市役所1階)、大阪市内各スポーツセンター、大阪市サービスカウンター(梅田・難波・天王寺)、観光案内所(大阪・難波・新大阪)などで絶賛配架中でございます。https://www.osaka-nigiwai.com/

デザイン&イラストはOsaka Metroのフリーマガジン『アルキメトロ』や、日本経済新聞の焼酎特集でいつもお世話になっている。神谷利男デザイン事務所の力作で、表紙&本文イラストもすべて神谷さん。

紹介店は各区の区商連さんで「唯一無二のええ店」を選んでもらってその59軒を手分けして取材したのだが、お店だけにピンポイントで行く、という感じではなく、アーケードに入る「前後」の街並みや、自らの「買い物」「飲み食い」も楽しみつつ取材した。

各区の取材担当は以下の通り(敬称略)。

浪速区、天王寺区、阿倍野区、西成区、住吉区、住之江区、東住吉区、平野区、東成区、淀川区(一部)……曽束政昭

旭区、都島区、鶴見区、城東区……浅香保ルイス龍太

西淀川区、此花区、港区、西区(一部)……中島美加

東淀川区、淀川区(一部)……関真弓

福島区、中央区(一部)……道田惠理子(140B)

北区……青木雅幸(140B)

生野区、大正区、中央区(一部)、西区(一部)……中島 淳(140B)

誌面右下・左下の掲載区にちなんだコラムもお薦め。旭区はもちろん「千林商店街のあの歌」についてです♬

いまや商店街と言っても物販や飲食だけでなく、美容サロンやマッサージ&整体、本が読めて勉強ができるカフェ、人力車観光、ガラス細工の教室&工房などほんまに多彩で「大阪の商店街はここまで進んでいるのか!?」を知ることができる。

筆者的には、これまで通りすぎるだけだった生野区の長い長い商店街の名店を知ることができてとてもラッキーだった。あそこはまた寺田町駅か鶴橋駅あたりでチャリンコを借りてのんびり散策したい。

最終ページで別のライターが取材した「サッカー元日本代表・森島寛晃さんお薦めの商店街の店」が、なんと自分が最近何度かお邪魔していた長居商店街の「喫茶りんでん」だったと知って驚いた。

今度行ったら「森島さんも薦めてはりましたわな♬」とパンフレットをお見せして言いたいところである。

誌面に載せる写真は、「できるだけお店の人の姿をメインで」とスタッフに頼んだが、出来上がりを見てやっぱり「商店街こそ大阪の顔やわなぁ」とつくづく感じた次第である。

左は生野区にある、JR環状線寺田町駅から長いアーケードを構成する5つの商店街の4番目「ベルロード中銀座商店会」の和菓子店[あもや南春日 生野本店]の店主、南田孝雄さんと幸代さんご夫妻。

もちろん取材がてら、仕事机の引き出しに入れておく「常備お菓子」をゲットしたのは言うまでもない。

秋と商店街は、ほんまに「ええコンビ」だと思いますので、このパンフレット片手にぜひぷらぷらしてください。

パンフレットが手に入らなくともこちらからダウンロードして全ページ読めます♬

https://www.osaka-nigiwai.com/images/osaka_syotengai_guide2025.pdf