コロナ禍の感染の波を避けるように出展してきたイベントも
2022年はこれでファイナルになります。
12/17(土)-18(日)
10:00-16:00
奈良県コンベンションセンター
コンベンションホールB・C(屋内です)
#givemebooksnara
2022年、様々な会場で140Bの手に取って頂きありがとうございました。

コロナ禍の感染の波を避けるように出展してきたイベントも
2022年はこれでファイナルになります。
12/17(土)-18(日)
10:00-16:00
奈良県コンベンションセンター
コンベンションホールB・C(屋内です)
#givemebooksnara
2022年、様々な会場で140Bの手に取って頂きありがとうございました。

担当/中島 淳
「縄文・弥生・古墳〜身近な“古代”を追いかけて」というお題で、ナカノシマ大学に初登壇する譽田亜紀子(こんだ・あきこ)さん。全国の古代遺跡や博物館、資料館などを取材し、そこで得られた知見や成果をまとめた著書を何冊も出版しているが、いずれも重版に次ぐ重版で、この分野ではありえなかったヒットを生み出している。

2017年3月に発売された『知られざる縄文ライフ』(誠文堂新光社)は、ご覧のように「とっつきやすい」インターフェースでずっと版を重ねている
その譽田さんとの最初のご縁は、かつて弊社が1年間だけ取り組んだ雑誌『大阪人』の仕事。もう11年も前、2011年の初夏の頃である。
きっかけは、京都の“酒場ライター”バッキー井上からの電話だった。
「ちょっと紹介したいライターの人がいんのやけど」
ええ話というのは「メールやSNSでなく、まず電話」ということが多い。ましてやバッキーからだし。
「そうなん? いつでもオッケーなんで、こっちの連絡先教えてあげてください」
数日後にやって来たその女性は、分厚い本を携えていた。書名は忘れたが、奈良県内の遺跡や文化財のことを集大成したような書籍で、斬新なデザインと色遣いが印象に残っていた。その本に書き手の一人として参加し、取材原稿を担当したという。バッキーからの話なので、酒場や食べ物屋などの原稿を書いている人かと思ったが、そうではなかった。でも原稿はわかりやすくて読みやすいし、何よりも、人当たりの感じの良さや明るさが印象に残っている。
140Bでは当時、80年以上の歴史を持つ雑誌『大阪人』の編集を版元から委託され、定期刊を年間6点、増刊号を年間4点発行するということで、なかなか気が抜けない日々を過ごしていた。初めて弊社の手で作った7月号(大阪キタ)から、8月号増刊(天神祭)、9月号(旅する24区)が終わるとすぐに11月号(商店街)の特集と走り回る日々だったが、11月号増刊(うまいもんの店)の締切も迫っていた。
増刊の書き手は2人。Hanako WESTの元編集長・吉村司さんと弊社の江弘毅である。双方の持ちネタ(店)が対照的なほど違うので、これまでにないええ店の紹介本になると思ってはいたが、いかんせん日程がタイトで、江にはなじみの店ばかりとはいえ2週間で30軒以上行ってすぐ原稿にしてもらわないといけない。しかもお店&カメラマン&江の都合を調整して進行できる人間が必要だった。そんな時に思い出したのが「先日バッキーから紹介してもらった感じのええライターの人」だった。
「短期間に大阪で何軒も走り回ってもらう取材ですが、どないでしょう?」
譽田さんはすぐに快諾し、木津川市の自宅(当時)から何度も大阪に通い、カメラマンの川隅知明さんや江と一緒に大阪のええ店を32軒回ってもらった。お盆を挟んだ強行スケジュールで大変だったはずだが、いま思い返すと「そう言えば譽田さんがバタバタしているところを見たことなかったな」という感じで、いつも機嫌よく、かつ淡々と仕事しておられたことを覚えている。10月に出たこの増刊「ちゃんとした大阪うまいもんの店」はお蔭で完売となった。

『大阪人』2011年11月号増刊より。江だけでなく、譽田さんも誌面に何度も登場している
譽田さんの「上機嫌力」に味を占めた私は、『大阪人』1月号「鉄道王国・大阪」の特集で、八尾市の久宝寺と鶴見区の放出を結ぶ「JRおおさか東線」の取材をお願いした。
この時は、『大阪の地下鉄』(産調出版)の著者であり、筋金入りの鉄ちゃんである石本隆一さんと電車に乗り、石本さん自身の記憶も含めたおおさか東線沿線の知られざるネタを聞きながら旅をするというもので、カメラマンの川隅さんと私も同乗し、終始たのしい取材の旅となった。

『大阪人』11月号増刊より。好天にも恵まれ、飛び込み取材の連続も予想以上の着地に
『大阪人』は翌年の2012年春、版元の都合で休刊となったこともあって、そのあと譽田さんの出番はしばらくなかったが、その年の夏に弊社を訪れた譽田さんは、いきなり言った。
「土偶の本を書きたいと思っているんですけど」
譽田さんの都会的なビジュアルと「土偶」のギャップが大きかったので目が点になっていたが、初対面の時に見せてもらった本も、歴史や遺跡に関係したもの。「これこそが譽田さんの好きな分野なんだ」と納得し、「書きまくるしかないで。材料がないと版元も判断せえへんし」と無責任な応援団のひとりとして言った。
譽田さんは手弁当であちこちの遺跡や博物館、資料館をめぐり、研究者から話を聞いて回って企画書を書き上げた。出版社の企画が通ってからは原稿を1か月半で書き上げ、2014年の7月に最初の著書『はじめての土偶』(世界文化社)が刊行された。

2017年6月発売の『土偶界へようこそ』(山川出版社)。東京新聞・中日新聞の連載を単行本化で、譽田さんが「土偶女子」の第一人者として注目された1冊
そこから先の活躍は多くの人が知るところなので割愛するが、これまで「とっつきにくそう」だった考古学、とくに縄文や土偶など、先史時代の生活や社会に対して、「私たちの身近な祖先」というスタンスを一貫して堅持し、親しみやすい普段着の言葉で読者に紹介するという仕事は、「譽田亜紀子登場以前」と「登場以後」でずいぶん変わったような気がする。弊社が2018年に刊行した『ザ・古墳群〜百舌鳥と古市 全89基』というガイドブックも、譽田さんたちがつくり出した流れが背景にあってこそ、4刷まで版を重ねることができている。
2019年に「百舌鳥・古市古墳群」が、2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されて以降、日本の先史時代にますます注目が集まっているが、世界遺産になろうがなるまいが、「好き」なものをずっと追いかけ続けてきた譽田さんのパッションと粘り強さには敬服するしかない。何よりもあの上機嫌なキャラクターに男女・年齢層問わずファンがいる。

2021年7月に出た『かわいい古代』(光村推古書院)。グラフィックデザイナーの力を引き出す譽田さんのセンスに感心する
12月17日(土)のナカノシマ大学では、譽田さんが土偶に触れて本を書きたいと思い至ったきっかけや、この10年間に主に「縄文」を追いかけて旅した全国各地の忘れられない光景、そして「関西で古代を体感できる5つの場所」についてお話をいただきます。
当日は、譽田さんの数ある著書の中から、3つの版元の本(計5冊)を会場で販売します。終了後はサイン会もあるので、お楽しみに!
担当/中島 淳
新たにはじまった連載の絵は、再び綱本武雄さんの手によるものだ。
「再び」というのは、綱本さんが2008年から16年まで8年間、『TOKK』の連載「阪急沿線 ちょい駅散歩」で毎月1回、87の駅と駅前の風景を描き続けてきたからである。

TOKK2008年4月1日号より ©阪急電鉄
このビジュアルを覚えておられる方も多いだろうし、「じぶんの駅」が載った号を保存している読者も決して少なくないと思う。綱本さんは現地を取材して、これだけのボリュームの精緻なカラーイラストを毎月数点描きつつ、他の仕事も幅広く手がけていた(140Bだけでも『月刊島民』の連載や『大阪人』の別冊があった)。おそろしいほどの集中力である。
今回の「阪急沿線 あの駅のこと」は、TOKKの連載で訪ねた「あの駅」をもう一度訪れ、取材者のテキストに、綱本さんが描き下ろしたイラストを添えるというもので、「延長戦」というより「新たなスタート」の色が強い。その理由は、松本有希さんがこの連載の取材・執筆を担当するからである。
松本さんは、阪急阪神東宝グループの会社に勤務していた2007年当時、『TOKK』に新たな企画を立ち上げたい、できれば自分が取材して原稿を書きたい、という熱い思いを抱いていた。アップルからiPhoneという「携帯電話」の概念を超えた商品が発売され、インターネットでのメディア展開が新たなフェーズを迎えていた頃である。会社では『TOKK』のフリーペーパーとしての生き残りをかけ、社員に「もっと読者を増やし、新規読者を開拓せよ」という号令がかかっていた。
そんな時、あるライターから尼崎のフリーマガジン『南部再生』を見せてもらい、それに連載を描いている綱本さんの絵に目が釘付けになったという(綱本さんは『南部再生』創刊の2001年5月号から2020年4月号の第62号まで連載)。
「この人と連載したら絶対いい紙面になる!!」。それから綱本さんにコンタクトを取るのは早かった。何日か後に武庫之荘駅に降り立ち、綱本さんがはたらく事務所のドアを開けて連載を口説き落としたそうだ。
2008年4月、「阪急沿線 ちょい駅散歩」が門戸厄神駅を皮切りにスタートした。綱本さんは毎回イラストを描いていたが、取材ライターは編集部の持ち回りで、3か月に1回ほどが松本さんの担当だったという。TOKKという媒体の性格上、「編集者の顔が見える連載を作りたい」「自分たちで取材して書いて、読者の方に、作り手の温度を感じてほしい」とは思っても、クレジットが「イラスト/綱本武雄」しか出ないことに、編集者(書き手)として、若干の寂しさ物足りなさがあったのではないかと想像する。
そして「阪急沿線 ちょい駅散歩」が梅田駅で最終回を迎える2016年1月1日号。そのとき松本さんは2人目のお子さんを出産し、育休で立ち会えなかったことも心残りだったという。
「このまま『阪急沿線 ちょい駅散歩』は思い出になってしまうところでした」(松本さん)
ところがそうではなかった。
「『阪急沿線 ちょい駅散歩』の現場をもう一度歩いて本にしたい」と今度は綱本さんから松本さんに提案をしたのである。それが今年の1月。そして4月から取材がはじまり、14年半ぶりに門戸厄神駅が2人の手でお目見えすることになった。
↓
https://140b.jp/anoeki/article/p1
この連載は、当時のTOKKとは違って、あえて松本有希さんの「主観」や「個人的回顧録」を前面に出したものになっている。ひとりのライターがいくつもの時代を通じて見ていた「駅」や「駅前」の風景描写は、それを知る者なら記憶を一瞬にして呼び覚ます導火線のような力がある。
「門戸厄神駅」のテキストを読み終わってすぐ後に、「内田樹先生の講演会に神戸女学院大学へ行った日」「女学院OGの友人の結婚式でヴォーリズが設計した美しい中庭に入った日」「大厄の年に門戸厄神にお参りに行った日」などの記憶がこぼれ落ちてきた。あの駅に降り立ったことのある者は、たとえ松本さんのテキストに書かれた店については何ひとつ知らなくとも(私も固有名詞は全く存じ上げなかったが、店名を知らないだけで入ったことがある店なのかもしれない)、勝手にその人その人の「門戸厄神駅」の記憶が立ち上がるのではないかと感じている。
そして綱本さんが描いた駅前の絵でとどめを刺される。その風景は、あなたが知っている門戸厄神駅の記憶と「同じ」であっても「ずいぶん変わった」であっても、絵には綱本さんでしか表せない「時間」が塗り込められている。変わらないのはあの頃と同じように阪急電車が走り、いろんな人を乗せて走っていることだ。
駅は、鉄の車両が走って停まり、人が乗ったり降りたりする場所に過ぎないのかもしれないが、それでも私たちは「駅」と聞いただけで勝手に自分の物語を思い浮かべてしまう。だからこそユーミン(雨のステイション)や奥村チヨ(終着駅)や野口五郎(私鉄沿線)や竹内まりや(駅)が歌う「駅」の歌は、何十年経っても人の心に残るし、知らず知らずに口ずさんでしまう魔力がある。
松本さんと綱本さんがこの先、どんなふうに阪急の「駅」や「駅前」についての人の記憶を呼び起こし、心をざわつかせてくれるのか、楽しみで仕方がない。もちろん最後は本という形になることを期待しつつ。
10/29(土)・30(日)は3年振り開催の「第30回神保町ブックフェスティバル」に出展します。

日本最大級の本のお祭りです。140Bもお客さんと一緒に楽しみたいと思います。
本はいつも通りほぼ全点お持ちします、一部バーゲン本もご用意しました。さらに今年は紀伊國屋書店本町店さんから頂いた中之島ライオン橋のライオンさんに守護神として同行願おうと思っています。

どうぞ、みなさま気楽に140Bブースまで遊びによって見て下さい。
第30回神保町ブックフェスティバル
10/29(土)・30(日)
10:00~18:00(雨天中止)
140Bの出店場所:B-北-17ブース(ダイソーの向いあたり)
(青木が両日店におります)

講座担当/中島 淳

『浪花百景』より。水都大坂の入り口「天保山」と澪標(みおつくし)
次回のナカノシマ大学は11/18(金)。作家の玉岡かおる先生が7年ぶりに登壇します。
玉岡先生の新たな代表作である『帆神−北前船を馳せた男・工楽松右衛門−』(新潮社・第41回新田次郎文学賞受賞)にちなんで、タイトルは「すべての水路は“なにわ”に通ず」。
執筆のために大阪に拠点を置いて書き上げた玉岡先生が90分間、ノンストップでお話ししてくれます。限定100人。どうぞお早めに!
↓
https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20221118
2022年9月30日・本渡章より
【今回の見出し】
■9月の古地図サロンレポートと次回予定
東畑建築事務所「清林文庫」コレクション〈その13〉
開催日:9月30日(金)午後3~5時 御堂筋の大阪ガスビル1階カフェ「feufeu」にて。
皆さま、お元気でいらっしゃいますか。サロン開催から日が経ち、すっかり秋になりました。ブログの更新、ぼちぼち進めてまいります、
いつもは大阪の古地図を中心にご覧いただいていますが、今回はそれに加えて古い世界地図や戦争写真集、京都・奈良・神戸の各観光案内、全国版の旅行地図なども並べてみました。いつもとちょっと違う雰囲気になったかと思います。それぞれ時代を感じさせますが、婦人雑誌付録の旅行地図に載っている「旅の心得」メモが特に目を惹きました。男女の役割分担の話なのですが、かつ「~すべきでしょう」という口調で語られる項目のほとんどが女性向け。この数十年の意識の変化をあらためて思い起こさせる内容でした。昭和30年頃の婦人雑誌の傾向がわかります。そういう目で、大正から昭和にかけての地図に記された観光案内の文言を見なおすと、おおむね男性の読み手を意識した内容だったと気づきます。地図は作り手も読み手も男性という時代が長かったのですね。「今だと、こういう表現はペケ」という声が多く出ました。地図を作る現場は今どうなっているのか、その種の情報は少ないですが、そちらの方がちょっと気になります。
大阪の地図では昭和21年の「大阪府管内図」が謎を残しました。地図の前の持ち主が手描きで地図中の数か所にマーキングしてあり、その意味をみなさんに推理してもらったのですが、正解らしきものは見つからず。緑地と何か関係があるかもしれないと思われましたが、決め手に欠けました。サロンでは、いろいろ推理を出し合うことに楽しみと意義がある、ということですね。
世界地図(1953年)は、今はない国名、変わってしまった国境線などがかなりあり、やはりこの数十年の変遷を感じました。
こんな感じで古地図を囲んで、参加者のみなさんと歓談しております。新規のご参加、いつでも歓迎。初めて古地図を見るという方もお気軽にお越しください。というわけで、次回もまたサロンでお会いできるのを楽しみにしております。
というわけで、次回も皆さまとまたサロンでお会いできるのを楽しみにしております。

◉今回のサロンで展示した古地図
地図(原図)
花の吉野山 昭和初期 サクラ花壇
大阪京都遊覧御案内 昭和10年代 京阪電車
全国旅行案内地図 昭和30年頃 婦人倶楽部新年号付録
大演習枢要地図 明治31年(1898) 中村鐘美堂
大阪府管内図 昭和21年(1946)和楽路屋
新世界地図 昭和28年(1953) 京都新聞
◆写真集
旅順記念写真帖 大正16年(1927)東京堂
◆観光案内
鴨川おどり 昭和10年代 大阪毎日新聞社
神戸観光 昭和20年代 神戸国際観光協会
阪神地方 昭和15年(1940) 日本旅行協会

前回のサロンで紹介した絵師・井沢元晴が残した戦災画スケッチの記事が、神戸新聞9月15日付夕刊の一面に載りました。本日のサロン参加者のお一人が掲載紙を持参され、みなさんで回覧。井沢元晴の遺族で神戸新聞の取材を受けた足立さんも来場しておられ、話が盛り上がりました。足立さんは、井沢元晴33回忌に合わせた戦災画スケッチ展を神戸の安養寺で開催されたとのこと(写真参照)。神戸新聞の記事の反響が大きく、安養寺での展示を150人近い方がご覧になったそうです。井沢元晴は記事にも紹介されたとおり、日本各地を訪ね鳥観図を描いて昭和の伊能忠敬と呼ばれた絵師。今後の再評価が期待されます。

会場は御堂筋の大阪ガスビル1階カフェにて。私の30分トークは午後4時頃からです。サロン参加は無料(但し、カフェで1オーダーして下さい)。途中参加・退出OK。必ずマスク着用のこと。
(サロンは基本、奇数月の第4金曜開催。但し、祝日と重なる場合は変更します。)
★コロナの状況により開催中止の場合は、事前にこの場でお知らせします。
誰よりも大阪を知る「大阪の地名」の声、地名にひかれ地名で結ばれる人の想い。
月1回ペースで一年間の連載予定(題字と似顔絵・奈路道程)。

第1回 大阪の干支地名エトセトラ【前編・後編】
第2回 続・干支地名エトセトラ&その他の動物地名【前編・後編】
第3回 桜と梅の大阪スクランブル交差点【前編・後編】
第4回 花も緑もある大阪【前編・後編】
第5回 場所が仕事をつくった【前編・後編】
第6回 街・人・物・神シームレス【前編・後編】(仕事地名・泉州編)
第7回 古くて新しい仕事と地名の話【前編・後編】(仕事地名・河内編)
第8回 語る地名・働く地名【前編・後編】(仕事地名・北摂編)
第9回 人の世と神代(かみよ)をつなぐ神地名【前編・後編】
これまで電子書籍の案内をしてきませんでしたが、現時点で電子化された本渡章の著書(古地図・地誌テーマ)を順不同でご紹介します。記載の刊行年はリアル書籍のデータです。
【次の2冊は各電子書籍ストアでお求めください】

『鳥瞰図!』140B・刊(2018年)
思考・感情・直観・感覚…全感性を目覚めさせる鳥瞰図の世界にご案内。大正の広重と呼ばれた吉田初三郎の作品群を中心に、大空から見下ろすパノラマ風景の醍醐味を味わえます。併せて江戸時代以来の日本の鳥観図のルーツも紐解く、オールカラー・図版多数掲載の決定版。

『古地図で歩く大阪 ザ・べスト10』140B・刊(2017年)
梅田・中之島・御堂筋・ミナミ・天満・京橋・天王寺。阿倍野・住吉・十三・大正・平野の10エリアを古地図で街歩きガイド。さらに博物館、図書館、大書店、古書店での古地図探しの楽しみ方、大阪街歩き古地図ベストセレクション等々、盛りだくさんすぎる一冊。オールカラー・図版多数掲載。
【次の8冊は創元社(オンライン)の電子書籍コーナーでお求めいただけます】
『図典「摂津名所図会」を読む』創元社・刊(2020年)
大阪の地誌を代表する「摂津名所図会」の全図版を掲載。主要図版(原寸大)には細部の絵解きの説明文、その他の図版にもミニ解説を添えた。調べものに便利な3種類の索引、主要名所の現在地一覧付。江戸時代の大阪を知るためのビジュアルガイド。
『図典「大和名所図会」を読む』創元社・刊(2020年)
姉妹本『図典「摂津名所図会」を読む』の大和(奈良)版です。主要図版(原寸大)には細部の絵解きの説明文、その他の図版にもミニ解説を添え、3種類の索引、主要名所の現在地一覧も付けるなど「摂津編」と同じ編集で構成。江戸時代の奈良を知るためのビジュアルガイド。
『古地図が語る大災害』創元社・刊(2014年)
記憶の継承は防災の第一歩。京阪神を襲った数々の歴史的大災害を古地図から再現し、その脅威と向き合うサバイバル読本としてご活用ください。歴史に残る数々の南海トラフ大地震の他、直下型大地震、大火災、大水害の記録も併せて収録。
『カラー版大阪古地図むかし案内』(付録・元禄9年大坂大絵図)創元社・刊(2018年)
著者の古地図本の原点といえる旧版『大阪古地図むかし案内』に大幅加筆し、図版をオールカラーとした改訂版。江戸時代の大坂をエリアごとに紹介し、主要な江戸時代地図についての解説も収めた。
『大阪暮らしむかし案内』創元社・刊(2012年)
井原西鶴の浮世草子に添えられた挿絵を題材に、江戸時代の大坂の暮らしぶりを紹介。絵解きしながら、当時の庶民の日常と心情に触れられる一冊。
『大阪名所むかし案内』創元社・刊(2006年)
江戸時代の観光ガイドとして人気を博した名所図会。そこに描かれた名所絵を読み解くシリーズの最初の著書として書かれた一冊。『図典「摂津名所図会」を読む』のダイジェスト版としてお読みいただけます。全36景の図版掲載。
『奈良名所むかし案内』創元社・刊(2007年)
名所絵を読み解くシリーズの第2弾。テーマは「大和名所図会」。全30景の図版掲載。
『京都名所むかし案内』創元社・刊(2008年)
名所絵を読み解くシリーズの第3弾。テーマは「都名所図会」。全36景の図版掲載。
※その他の電子化されていないリアル書籍(古地図・地誌テーマ)一覧
『古地図でたどる 大阪24区の履歴書』140B・刊(2021年)
『大阪古地図パラダイス』(付録・吉田初三郎「大阪府鳥瞰図」)140B・刊(2013年)
『続・大阪古地図むかし案内』(付録・グレート大阪市全図2点)創元社・刊(2011年)
『続々・大阪古地図むかし案内』(付録・戦災地図・大阪商工地図)創元社・刊(2013年)
『アベノから大阪が見える』燃焼社・刊(2014)
『大阪人のプライド』東方出版・刊(2005)
当ブログでの連載「古地図ギャラリー」でおなじみの世界的コレクション「清林文庫」を所蔵する東畑建築事務所さんが、10月29日(土)・30日(日)、日本最大の建築イベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2022」に参加、大阪オフィス(中央区)で秘蔵の「プトレマイオス世界地図」を特別公開予定。プトレマイオス世界地図の他にも約20点の西洋・日本の古地図展
10月3日(月)~29日(土)中之島図書館3階特別展示室にて「路線図で見る京阪電車の半世紀」展を開催中。企画・構成を本渡章が担当しました。展示の中心は明治43年(1910)の創業から昭和38年(1963)の淀屋橋駅開設までのおよそ半世紀にわたる京阪電車の変遷を物語る路線図と沿線観光案内図。奈良、和歌山、琵琶湖にまで路線が延びた拡大期、日本一大菊人形、ひらパー誕生の時代など、京阪電車の足跡を一望。その他、記念絵葉書、記念乗車券、PR誌、記念冊子、さらに電車模型、電車ヘッドマーク、京阪電車が募集した電車の児童画などもご覧になれます。

江戸時代の大坂、近代以後の西区編に続き、街歩きスタイルの編集による港区編公開。他に「古地図サロン」、著書『古地図で歩く 大阪24区の履歴書』紹介編の動画もあります。
7月16日(土)「此花区・港区・大正区」をテーマにリアル講座(OCU主催)を開催。編集後、動画として公開を予定しています。
10月24日(月)、11月21日(月)午前10~12時
「大阪古地図むかし案内 ~島之内から道頓堀へ、新旧ミナミの変遷」(教室講座と現地街歩き)
12月16日(金)午後1時~2時30分「古地図で訪ねる大阪の60年代と万博」
『淀川勝竜寺城跡全図』に描かれた勝竜寺城は、長岡京市の史跡です。有名になったのは戦国時代。本能寺の変の後、中国から羽柴秀吉が大返りをし、天下分け目の戦いといわれた山崎の合戦で明智光秀が討たれます。この時、光秀が拠点としたのが勝竜寺城でした。平地の小城で、守るには不向きだったため、実際の戦いは城外で展開。軍勢の人数で劣勢に立たされた光秀は、山崎の狭隘な地勢を生かし、秀吉に数の優位を発揮させない作戦をとりました。それでも及ばず敗れたのは、時の運です。
勝竜寺城は石垣と天守を持ち、周囲には空堀をめぐらせて、安土城に先立つ近世城郭のモデル的存在とされています。光秀の娘の玉(後の細川ガラシャ)が細川家に輿入れした城としても歴史に名を残しました。図の題名に「淀川」の2文字が入っているのは、淀川支流の合流地点に建っているからです。当地は西国街道の筋道にもあたり、交通の要所でもありました。
城郭図は古地図のジャンルのひとつで、城郭の愛好家には人気があります。図は嘉永5年(1859)に原本から写して作成されたもの。筆写した久野恒倫のプロフィルは不明ですが、幕末の不穏な空気を背景に、城郭と合戦の歴史を振り返ろうとしたのでしょうか。
図の淀川の畔に淀城も見えます。淀君もまた戦国の世に名を残した一人。よく見ると、川筋の流れなど地形が現在とは変わっています。勝竜寺城も実際よりは大きく描かれているようです。城郭図には物語がつきもの。「淀川勝竜寺城跡全図」は明智光秀、細川ガラシャ、淀君の数奇な生涯を思い起こさせ、歴史のイメージをかきたてる魅力を持っています。
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東畑建築事務所「清林文庫」は、同事務所の創設者東畑謙三が蒐集した世界の芸術・文化に関する稀覯本、約15000冊を所蔵。建築・美術工芸・絵画・彫刻・考古学・地誌など分野は幅広く、世界有数の稀覯本コレクションとして知られる。古地図に関しても国内外の書籍、原図など多数を収め、価値はきわめて高い。

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第12回(2022年7月)
①東畑建築事務所「清林文庫」より秋山永年「富士見十三州輿地全図」
第11回(2022年5月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「大日本分境図成」
第10回(2022年3月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「新改正摂津国名所旧跡細見大絵図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「笠岡市全景立体図」
第9回(2022年1月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「暁鐘成・浪花名所独案内」
②本渡章所蔵地図より「大阪市観光課・大阪市案内図
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「躍進井原市」
第8回(2021年11月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「友鳴松旭・大日本早見道中記」
②本渡章所蔵地図より「遠近道印作/菱川師宣画・東海道分間絵図」「清水吉康・東海道パノラマ地図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「吉備路」
第7回(2021年9月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「石川流宣・江戸図鑑綱目坤」「遠近道印・江戸大絵図」
②本渡章所蔵地図より「改正摂津大坂図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「倉吉市と周辺 文化遺跡絵図」
第6回(2021年7月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「石川流宣・日本海山潮陸図」「石川流宣・日本国全図」
②本渡章所蔵地図より「大阪師管内里程図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「倉敷美観地区絵図」
第5回(2021年5月)
①2007清林文庫展解説冊子・2019清林文庫展チラシ
②本渡章所蔵地図より「近畿の聖地名勝古蹟と大阪毎日」
③フリーペーパー「井沢元晴漂泊の絵図師」・鳥観図「古京飛鳥」「近つ飛鳥河内路と史跡」
第4回(2021年3月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「大阪湾築港計画実測図」
②本渡章所蔵地図より「大阪港之図」
③鳥観図絵師・井沢元晴の作品より「福山展望図」
④鳥観図絵師・青山大介の作品より「梅田鳥観図2013」
第3回(2021年1月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「江戸切絵図(尾張屋版)」「摂津国坐官幣大社住吉神社之図」
②本渡章所蔵地図より「摂州箕面山瀧安寺全図」
③昭和の伊能忠敬・井沢元晴の鳥観図より「小豆島観光絵図」
第2回(2020年11月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「メルカトル世界地図帳」「オルテリウス世界地図帳」
②本渡章所蔵地図より「A NEW ATLAS帝国新地図」「NEW SCHOOL ATLAS普通教育世界地図」
③昭和の伊能忠敬・井沢元晴の鳥観図より「大阪府全図(三部作)」
第1回(2020年9月)
①東畑建築事務所・清林文庫より「ブレッテ 1734年のパリ鳥観図」
②昭和の伊能忠敬・井沢元晴の鳥観図より「ふたつの飛鳥と京阪奈」
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担当/中島 淳
大阪天満宮の境内で毎年10月開催されている「天神さんの古本まつり」(大阪古書店研究会主催 http://osaka-koshoken.com/?cat=6 )に、主催者さんからお声がけいただき、140Bも参加させていただきます。

出店は、同研究会の会員6店と、ゲスト参加店の8店、そして特別参加1店の計15店。そこに、古書店でもない地元出版社の弊社が参加できるのか。そのココロはこの6月に発刊した松井宏員(ひろかず)さんの著書『大阪キタと中之島 歴史の現場 読み歩き。』が大いに関係しています。
この本を読まれた方には説明不要ですが、念のためにおさらいを。「盛り場」でも「メガターミナル」でも「大オフィス街」でもある大阪市北区内には、実は古代から近・現代に至るまでの、「歴史の現場」と言える場所が各地に点在しています。その60箇所を松井さんが街案内人の西俣稔さんと訪ね、一つひとつを掘り起こしながら大阪の「成り立ち」を知る、というもの。
「現場」は「天満の天神さん」からはじまって、中之島の西端、『泥の河』の文学碑まで……と超バラエティに富んでいますが、「天満の天神さん」で古本市を開催していた大阪古書店研究会の方々がこの本をいたく気に入っていただき、「天神さんの古本市」に出店を、とお声がけいただきました。

先ほど、タクシーに乗せて会場に搬入しました
このラインアップに加え、いよいよ10/29(土)・30(日)に迫ったイケフェス大阪(OPEN HOUSE OSAKA 2022)のガイドブックや、髙岡伸一・倉方俊輔さんたちが書かれた「生きた建築 大阪」のシリーズも販売します。本部ブースまでお越しください。

明日からに備える各ブース。当日は人がぎっしりかと……
中島は10/15(土)にブースにいます。とにかく目移りするぐらいの本、本、本……なので、主催者側はみなさんが重たい思いをせずに済むように「手荷物一時預かり」や「宅配便荷造り」コーナーも用意しているそうです。ぜひ週末は大阪天満宮へ!
10/14(金)〜18(火) 大阪天満宮境内(地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅から徒歩5分)
10:00〜17:00(18日は〜16:00)
参加店
髙島幸次氏 特別講演
「菅原道真公の鬼退治」
10/16(日)12時半開場、13時開演

講座担当/中島 淳
まだ「昭和」だった頃のこと。
筆者は当時いた月刊誌のLmagazineで梅田ターミナル特集の取材をしていた。乗り換えが大変な6つの鉄道駅(JR・阪急・阪神と地下鉄が3つ)を結ぶ地下街のことが分からんかったら、梅田は歩けない。地下街の事務所にお邪魔して精巧な地図をいただき、ひと通り説明を聞いて、「梅田地下センター(取材時はもう「ホワイティうめだ」だったが)」が誕生した昭和38年(1963)11月の新聞記事などを見せてもらった。

梅田吸気塔は観る場所でシルエットがぜんぜん変わる。最もグラマラスに見えるのは御堂筋西側、阪神百貨店あたりからで、手塚治虫も『ブラック・ジャック』でこれに近いアングルから描いている
ウメチカは開業初日から1日100万人が通行するような密集空間だったという。それじゃ換気も大変やろな……と思っていたら、「地下街中心の地上部分に大きな塔が何本か建っているでしょ? あの吸気塔が新鮮な空気を地下街に入れてくれるんです」と担当の人が説明してくれた。吸気塔かぁ……その建物には見覚えがあった。というより、初めて梅田に来た日から目に焼き付いていた(手塚治虫の『ブラック・ジャック』にも登場 http://mushimap.com/umedakyukito/ )。でも「吸気塔」って、いわば「変電所」とか「浄水場」のような素っ気ないもののはずなのに、アレはかなりユニークですね、と言ったら担当者さん曰く「ムラノトウゴの建築やからね」「は?」。駆け出しの編集者(にしても不勉強ですな)には初めて聞く名前だった。

輸出繊維会館の階段。髙岡伸一先生は村野藤吾の階段を「エロい」と評した。むべなるかな。髙岡伸一・倉方俊輔ほか『生きた建築 大阪』(140B)より ©西岡潔
図書館で調べたら、村野藤吾(1891〜1984)という建築家は、だれもが知る建物を戦前から戦後にかけて次々と設計し、昭和50年代まで存命していた、ということが分かった。心斎橋のそごう大阪店(1935・現存せず)、心斎橋筋の喫茶プランタン(1956・現存せず)、難波の新歌舞伎座(1958・現存せず)、備後町の輸出繊維会館(1960)、京都蹴上のウェスティン都ホテル(1960)、東京・日比谷の日生劇場(1963)などの有名どころはもとより、広島の世界平和記念聖堂(1954)や山口県の宇部市渡辺翁記念会館(1937)は重要文化財になっている。

心斎橋の、大丸とパルコの間を東に行くと、紅い店名サインと印象的なアルミのファサードの[大成閣]が見えてくる。ミナミでは半世紀以上おなじみの景色だ
建物公開イベントとしてはここ数年で日本最大級のスケールに育ち、全国からファンが集まるだけでなく、海外にまでその名が知られるようになった生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪=OPEN HOUSE OSAKA)が、ここまでのものになった大きな理由の一つは、やはり村野作品の力ではないかと多くの人が思うことだろう。前述の建物に加え、心斎橋の中国料理店[大成閣](1964)や東心斎橋の浪花組本社ビル(同)なども毎年参加しているが、階段などの細部に至るまで「華」や「艶」が感じられ、素人でも村野ファンになってしまう。

南北に走る庚申(こうしん)街道沿いに建つ教会塔。戦禍を超えて信者や園児たちを見守り、地元のかけがえのないシンボルとなっている
10/29(土)・30(日)のイケフェス大阪2022には、その村野藤吾が設計した阿倍野区の「日本基督教団南大阪教会」が新たに参加する。
教会塔と旧礼拝堂の竣工は94年前の昭和3年(1928)。隣には同じ村野の手で、教会付属の「南大阪幼稚園」が昭和5年(1930)に誕生した。創立したての南大阪幼稚園で学んだ園児に、詩人で芥川賞作家の阪田寛夫(1925〜2005)がいる。阪田の名前を知らない人でも彼が作詞した童謡「サッちゃん」は、知らない人のほうが少ない名曲だ。歌は阪田の幼稚園時代の女友達をモデルにしたものだという。

教会敷地の南端に建つ「サッちゃん」の歌碑。村野藤吾は教会の建築委員だった阪田素夫だけでなく、息子の阪田寛夫とも懇意にしていて、南大阪教会の周年本には2人の写真が掲載されている

昭和56年(1981)竣工の新しい礼拝堂。竣工時に村野藤吾は90歳だった。イケフェス大阪2022では、日曜の礼拝時間以外は自由に見学できるという
今回のイケフェス大阪2022に参加するのは「昭和初期に竣工した南大阪教会の教会塔」だけではない。昭和56年(1981)に建て替えられた礼拝堂も参加するが、こちらも同じ村野藤吾の設計である。ひとりの建築家が30代で設計した建物を改築するにあたり、50年以上の時を超えて80代で新たに設計し直すとは、日本どころか世界でも例がないのではなかろうか。

南大阪教会から徒歩15分の場所にある、かつての村野・森建築事務所(1966年竣工)。現在は[友安製作所Cafe&Bar阿倍野]として大人気。阿倍野は村野の「地元」だった https://tomoyasucafe.com/abeno/
それは村野藤吾という「稀有な才能に溢れた建築家」の努力とパッションだけでは説明できない。彼を支えた南大阪教会の人びとと、阿倍野という地域の力があってこその話なのではないかと思う。
大正末期から昭和、そして現代につながる南大阪教会の壮大な百年物語を、教会伝道師である関谷共美さんがご紹介します。ゲストには、建築家でイケフェス大阪の「顔」である実行委員会事務局長の髙岡伸一先生を招き、村野建築の名作も、思い入れたっぷりにご紹介します。

OsakaMetroのPR誌『アルキメトロ』2022秋号。特集は「大阪ヒーロー推しの旅」
村野藤吾と南大阪教会のことは、OsakaMetroのPR誌『アルキメトロ』2022秋号(地下鉄全駅と大阪シティバス主要ターミナル、公共施設、飲食店・物販店で配布中)にも拙文を書いているので、よろしかったらお目通しください(当日は全員に配布します)。

大阪府立中之島図書館。右側、日の当たっている部分の3階が会場の多目的スペース
会場はおなじみ、大阪府立中之島図書館3階多目的ホール。明治37年(1904)竣工の重要文化財で村野藤吾の夕べとは、なかなかお誂え向きではありませんか。お楽しみに!
ナカノシマ大学「村野藤吾と、ふたつの南大阪教会」お申し込みは下記のサイトへ
↓
https://nakanoshima-daigaku.net/seminar/article/p20221019
10月8日・9日の京都府立京都学・歴彩館さんでの「下鴨中通りブックフェア2022」に出展致します。
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昨年はお客として楽しませてもらったイベントですが今年はまさかのお声がけで出展が実現し、みなさまとお会い出来ること楽しみで仕方ありません。
京都での大きなブックフェアは初参加です。せっかくなので在庫僅少の蔵出し『京都店特撰』『せやし だし巻 京そだち』、それに『京都観光生活』『京都喰らい』『いっとかなあかん店 京都』の京都本中心に140Bの在庫ほぼ全点LINE UPをご用意する予定です。

さらに10月11日発売予定の『OPEN HOUSE OSAKA 2022』もイケフェス大阪シリーズと一緒に先行発売致します。
会場に隣接する「京都府立植物園」や賀茂川も散歩には最高のロケーションです、ぜひ秋の京都に遊びに来てください。(青木)

(会場の画像は昨年の様子です)