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『大阪の神さん仏さん』コンビがラジオに登場!

2013年9月12日 木曜日

『大阪の神さん仏さん』の著者のお二人が、尼崎市のコミュニティ・ラジオ「エフエムあまがさき」の名物番組「8時だヨ!神さま仏さま」に出演しました。なんだか似たような名前の本と番組ですが、「競演」は今回が初めてです。

この番組は、尼崎市にある貴布禰神社の宮司である江田政亮さん、浄元寺住職の宏林晃信さん、関西学院中学部の教師であり牧師でもある福島旭さんがパーソナリティとなってお送りするラジオ番組。最近ブームにもなっている神社やお寺のこと、神さま仏さまの世界に親しんでもらおうというもので、多彩なゲストがこれまでに登場しています。

実は釈先生はこの番組の「最高顧問」なのだそうで(探偵!ナイトスクープのキダタローみたいな感じでしょうか)、そのご縁もあって高島先生が登場する運びとなりました。というわけで、その収録の模様をここでご紹介。

収録前の打ち合わせ。進行表に沿って意外と(失礼)きちんと行われていました。

 

 

打ち合わせの後、収録がスタート。まずは釈先生の新刊『聖地巡礼』の話題から、本つながりで『大阪の神さん仏さん』のパートナーである高島先生をご紹介。それからは、リスナーからの質問に答える形で、高島先生のトークが全開。天神信仰の起こりから、なぜ今のように数を増やすことになったのか、アカデミックなのにわかりやすい、いつもの高島先生節はここでも絶好調でした。

パーソナリティのみなさんのリアクションがとにかく良く、高島先生もどんどん乗って来て、あわや時間オーバーというところ。釈先生とのコンビも相変わらず抜群でした。この日は2本取りで、2本目の冒頭では、江田さんが『大阪の神さん仏さん』を取り上げて下さいました。どうもありがとうございます。

収録のあと、最後に全員で記念写真(左から、宏林さん、高島先生、釈先生、江田さん、福島さん)。

放送は9月11日(って、もう終わってるやん。すみません)と18日の2週連続。尼崎市にお住まいの方はラジオでぜひ聴いてください。オンエアを逃したという方でも、番組のホームページにポッドキャストがアップされますので、そちらでお楽しみください!

そして、『大阪の神さん仏さん』も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます!!

 

 

 

 

【新刊情報】『内田樹による内田樹』発売!

2013年9月3日 火曜日

『内田樹による内田樹』

定価:1,600円+税
判型: 四六判・並製
頁数:304ページ
著者: 内田 樹
発刊:2013年9月6日

 

 

 

ついに待望の新刊『内田樹による内田樹』が発売されます。一風変わったタイトルのこの本は、内田先生初となる「自著解説本」です。自著解説、つまり内田先生自身が自分の書いた本をふり返るというものです。この本が生まれたいきさつを、内田先生が「まえがき」でこのように紹介して下さっています。

 これは自作自註です。自分の書いた本、翻訳した本について、本人があれこれと解説をするという趣向のものです。
 Amazonのカタログで数えてみると、僕の名義ではもう100冊以上の本が出ています(さきほど数えてみたんですけれど、途中で面倒になって止めてしまいました)。
さすがにこれだけ出すと、「ブックガイド」が要るのではないか、ということを誰かが思いついて、神戸女学院大学を退職する前年、大学院ゼミの最終学期に「毎週1冊ずつウチダ本を取り上げて、それを論じる」という授業をすることになりました。
 僕としては、自分が書いた本について院生や聴講生が毎回発表してもらえるのですから、何の準備も要らない(まあ、他の授業でもろくに準備をしてないんですけど)、これは楽ちんだということで、ご提案を快諾し、退職までの1年間そんな授業をやりました。

ここで取り上げられている本は11冊。 『ためらいの倫理学』に始まり、『先生はえらい』『街場のアメリカ論』『街場の中国論』『日本辺境論』『昭和のエートス』『「おじさん」的思考』『下流志向』といった代表作に加え、内田先生の原点と言えるエマニュエル・レヴィナスの研究書である『レヴィナスと愛の現象学』、さらにはレヴィナスの著作を翻訳した『レヴィナス序説』『困難な自由』も含まれています。

特にレヴィナスに関わる本についての章では、若かりし頃にヘブライ語を猛勉強したエピソードなど、内田先生の執筆活動の内側を垣間見ることができ、単なるブックガイドではなく、一冊の「読み物」として楽しんでいただけるはずです。

巻末には、内田先生がこれまでに書いた、あるいは翻訳した本を網羅したリストを収録。ちょっと言い過ぎかもしれませんが、作品とともに内田先生の人生をふり返ることのできる一冊ではないでしょうか。ウチダ本をすべて読んでいる!というファンの方にも、どの本を読んだら良いかなと迷っているあなたにも、ぜひおすすめしたい本です。

◎アマゾンでのご購入はこちらから。

 

【追記】ナカノシマ大学9月講座「古地図ウォーカー、大阪をゆく」 お申し込みにつきまして。

2013年8月22日 木曜日

※以下の不具合は解消しました。現在は正常にアクセスすることができます。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

 

現在、ナカノシマ大学のホームページに不具合が発生し、アクセスできない状況になっております。

9月19日(木) 開講の「古地図ウォーカー、大阪をゆく」お申し込み受付中にもかかわらず、大変ご迷惑をおかけしております。

FAXおよびハガキでのお申し込みも受け付けておりますが、WEBからのお申し込みをお考えの方は、以下の必要事項を記載の上、メールにてotoiawase@140b.jpまでお申し込みください。後日、受講ハガキを発送いたします。

本講座は大変ご好評いただいている為、残席わずかとなっています。

お申し込みはお早めにお願いいたします。

 

【講座概要】

「古地図ウォーカー、大阪をゆく」

日時/9月19日(木)7:00PM 〜8:00PM頃 (開場 6:30PM〜)

場所/追手門学院 大阪城スクエア

受講料/2,500円

 

【申し込み方法】

otoiawase@140b.jpまで、件名を「ナカノシマ大学9月講座申し込み」にし、以下の必要事項を記載の上、メールを送信。

①お名前 ②郵便番号 ③住所 ④電話番号 ⑤メールアドレス

※2人以上の受講希望の場合は、人数分の項目を記載

 

奈路道程さんに似顔絵を描いてもらおう!

2013年8月22日 木曜日

今年初めて開催される「中之島なつまつり」。堂島リバーフォーラムに櫓風のステージを仕立てて、盆踊り+グルメの一大イベントを開催するというもので、登場するのはご存じ河内家菊水丸さん! さらに演歌や音頭とボサノバをミックスした「演歌ボサノバ」なる独自のジャンルを突き進むミュージシャン、カオリーニョ藤原さんも登場する。これだけのメンバーを揃えながら入場無料とは、なんとも太っ腹。そして会場には、リーガロイヤルホテルや中之島及び周辺エリアの飲食店によるグルメ屋台も多数出店、グルメも大充実。

このイベントに月刊島民&ナカノシマ大学も屋台で参加。で、何をやるのかと言えば、こちら↓です。

月刊島民やナカノシマ大学でもおなじみのイラストレーター、奈路道程さんが、その場であなたの似顔絵を描いてくれるのです。1枚1,000円ははっきり言ってかなり値打ちです。奈路さんの作風から言えば、似顔絵と言うよりも、これはもう立派な絵画です。世界で1枚だけのオリジナル作品を、中之島の夏の記念にどうぞ。会場でお待ちしております!

ナカノシマ大学スペシャル「丸わかり!天神祭」

2013年7月26日 金曜日

7月25日の大阪と言えば、天神祭の本宮。その当日の昼間に、中之島のシンボル・大阪市中央公会堂で開催するというスペシャル企画の「丸わかり!天神祭」。平日の昼間にもかかわらず、200人以上の方々にお越しいただき、天神祭の日にふさわしいにぎやかなイベントとなりました。その様子を写真にてダイジェストでご紹介します。

 

会場はご存じ大阪市中央公会堂。その前には観覧席が準備され、天神祭陸渡御の到着を待っております。雨や夕立にたたられることも多い天神祭ですが、今年は1日中いい天気でした。そのぶん、暑かったわけですが。

 

続いてこちらは大集会室のロビー。ここでは「御迎え人形パネル展」が開催されていました。御迎え人形とは、船渡御の際に、神さまが乗った船団をお迎えする船が、賑々しく飾って祭を盛り上げようとしたもの。ふだん催しのない時には入れない場所であることもあって、じっくりと眺めていらっしゃいました。

入場の最中の様子。大集会室の中はこんな感じです。とても贅沢な造りに、初めて入るという方は驚いていました。

というような感じでいよいよ第一部の落語が始まっていったわけです。今回ご登場いただいたのは若手のホープと呼ばれる笑福亭たまさん。そしてもうお一人は、たまさんの師匠にあたる笑福亭福笑師匠。落語好きの間では「当代随一」との声もあるほどの名人。なんという豪華なメンバーでしょう!

先に舞台に上がった笑福亭たまさん。まずはおなじみ「ショート落語」で会場を沸かせた後に本ネタへ。この日は「菅原君の祟り」。会社の新人・菅原君を九州へ左遷させた藤原部長の身に、次々と災いが降りかかるという、あらすじだけでクスッと笑ってしまうような話。実はこれ、今回の企画者である髙島幸次先生からのお願いで、「天神祭に関する落語」というお題で今回のためにつくった新作! それを天神祭の当日に聞くという趣向だったわけです。

そして笑福亭福笑師匠。ネタは当日のお楽しみとしていましたが、この日、披露して下さったのは得意ネタの「葬儀屋」。天神祭と関係ないのは? と思いきや、「まあ、どっかで入れますわ」というマクラでのお言葉通り、見事に天神祭の要素を入れ込んだくだりが出てくると、会場からは拍手が起こった。このネタは、やり取りの面白さもさることながら、独特の「間」で笑わせるという性格が強く、福笑師匠の作り出す絶妙の間に、会場全体が引き込まれていくのを感じました。

落語2席が爆笑のうちに終わると、続いて第二部のトークショーへ。天神祭研究の第一人者である髙島幸次先生と、笑福亭たまさん、そして天神祭のボランティアガイドである天満天神御伽衆の一人で、この日の司会も務めて下さった馬場尚子さんの3人による鼎談です。

陸渡御や船渡御のコースがくわしく書かれた地図をスクリーンに映し出すなどして、祭の歴史やどこでどう見ればいいのかを解説。会場を出ればすぐそこでまさに祭が行われているとあって、聞く方も興味津々。その間に、船渡御の船に乗って話したこともある笑福亭たまさんが裏話を紹介して笑いを誘ったりと、こちらも落語に負けない盛り上がりを見せました。

最後はやっぱり、ということで、参加者全員で「大阪締め」。笑って学んで、参加者のみなさんはとても満足そうに会場を後にされました。きっと天神祭を観に行かれたのでしょう。さすが、みなさんのイベントの趣旨をよくわかっていらっしゃる。

天神祭の日に、大阪市中央公会堂で祭と関連したイベントが行われるというのは初めてのことだったそうです。願わくば、毎年恒例になってほしいですね。笑福亭福笑さん、たまさん、何から何までお世話になった髙島幸次先生、馬場さん、そしてお越しいただいたみなさん、どうもありがとうございました!

入江敦彦さんの新連載が始まります!

2013年6月12日 水曜日

今月から、140Bのホームページで、エッセイスト/フリーライターの入江敦彦さんの新連載「喰いしん坊漫才」が始まります!

実は今まで入江さんと直接お仕事する機会をずっと探っていました。入江さんは言わずと知れた「生粋の京都人」。『イケズの構造』をはじめとする京都人に対する深い考察だけでなく、『京都人だけが食べている』など、京都の食文化についての造詣の深さにも定評があります。そんな入江さんに、京言葉で「喰う」ことについて久しぶりに語ってもらいます。

このWEB連載では、個別のお店や料理についてではなく、入江さんの考える「食文化」全般についての概論のようなものを展開。京都に留まらず、東京や欧米の食にも触れていく予定です。これまでからの入江ファンの読者はもちろん、入江さんの文章を初めて読む!という方まで、楽しんで頂けると思います。どうぞお楽しみに!

いりえ・あつひこ  1961年京都市上京区の西陣に生まれる。多摩美術大学染織デザイン科卒業。ロンドン在住。エッセイスト。『京都人だけが知っている』シリーズ、『京都人だけが食べている』シリーズ、『KYOのお言葉』『秘密の京都』『秘密のロンドン』など京都、英国に関する著作が多数ある。現在連載中の「本の雑誌」での書評コラム(ベストセラー温故知新)が話題に。

【新刊情報】『大阪古地図パラダイス』発売!

2013年6月6日 木曜日

『大阪古地図パラダイス』

 

定価:1,900円+税
判型: A5判
頁数:224ページ/カラー96ページ・モノクロ128ページ
著者: 本渡 章
発刊:2013年6月22日

140Bの待望の新刊は、大阪の古地図がテーマです。昨年、ナカノシマ大学において5回にわたって開催し、いずれも満員御礼を記録した大人気講座、本渡章さんの「古地図で読み解く大阪の歴史」が1冊の本になりました。タイトルのとおり、見れば見るほど楽しい古地図の世界を、パラダイスに見立ててご案内しようという遊び心たっぷりの趣向です。

講座の際に資料として配付した古地図はもちろんのこと、その他の古地図もカラーで多数収録。江戸時代から明治〜大正と、章ごとに時代が移り変わっていくため、どのように古地図が変化していったのかもよくわかります。地図に何が書かれているのかを説明するだけではなく、当時の出版文化の状況や時代背景などを絡めながら、どのように見れば(あるいは考えれば)古地図を楽しめるのか、たくさん地図を見てきた本渡さんならではの視点についてあれこれ解説してくださっています。

大阪だけでなく、京都や江戸の古地図もあり、三都の古地図を見比べる楽しみも。さらに、鳥瞰図の大家・吉田初三郎が描いた「大阪府鳥瞰図」が付録に付いてくる豪華バージョン。ナカノシマ大学を受講した人はもちろん、そうでない人も古地図の入門編として楽しめる1冊です。

●本書に収録した主な地図

【大阪】「冷泉・円融・花山 右三帝之御宇 難波古絵図」「浪華往古図」「辰歳増補大阪図」「増修大坂指掌図」「新板大坂之図」「大阪市街図附人力車賃金表」「大阪遊覧案内地図」「帝国大阪細見図」「電車明細・大阪案内図」「新撰増補大坂大絵図」「グレート大阪市全図」「天保新改摂州大阪全図」

【京都】「花洛往古図」「新撰増補京絵図」「京都名所案内記図」

【江戸】「長禄年中御江戸古絵図」「新改御江戸絵図」「名所細見東京全図」

…and more!

 

ウェブマガジン「住ムフムラボ」開始!

2013年5月13日 月曜日

今話題、「グランフロント大阪」のナレッジキャピタル4階にできた、積水ハウスによる新しい暮らしのショールーム「住ムフムラボ」。そのホームページで展開されているウェブマガジンの編集を、140Bで行っています。

「住ムフムラボ」とは、私たちのくらしにとって大切な「家族」「いごこち」「いきかた」という3つの視点から、自分らしい豊かなくらしについて考えてみようというもの。そのヒントを教えてくれるのが、ホームページ内にある、さまざまな書き手によるコラムです。では、どんなコラムがあるのか、ご紹介しましょう。

家族のかたち

かつて高度成長期に高らかに謳われたような理想の〝明るい〟住まい像−お父さんは会社、お母さんは専業主婦、子ども2人の4人家族−という形は今、急激に変化しています。しかし、人はどんな形態であれ「家族」を欲するもの。京都を拠点に活躍するライターと編集者が新しい家族の「カタチ」についてレポートします。

「家が職場、職場が家」三島邦弘(ミシマ社代表 編集者)

「劇的進行中〜“夫婦の家”から“家族の家”へ」近藤雄生(ライター)

「動物という家族」小林明子(ライター)

 

いごこちのかたち

住まいはその大小や新旧、場所的に便利不便に関係なく「居心地」が良くないと、その場所に少なくとも毎日10時間以上過ごしたり、そこに帰ろうという気になったりはしません。「居心地の良さ」の必要十分条件とは何か。仕事にも生活にも「達人」と呼ばれる2人の書き手が、解きほぐすように解き明かしていきます。

「平川克美の“住めば都落ち”」平川克美(立教大学大学院特任教授)

「(あまり)病気を気にしない暮らし」仲野徹(大阪大学大学院医学系研究科教授)

 

いきかたのかたち

住まいは住む人の「生き方の反映」でもあります。部屋の間取りや採光、キッチンの大きさ。これらは住む人の「趣味」や「気分」、「優先順位」によって大きく変わります。「生きかた」を住まいに上手く取り込み、仕事に遊びに「愉快な空気」を振りまいている書き手たちが「上機嫌に生きる空間づくり」について執筆します。

「スポーツ、観るする」平尾 剛(神戸親和女子大学講師)

「ぼくが農家になった訳」橘 真(甲南醸造所 倭文土井農園経営)

「絵を飾る人のキモチ」橋爪節也(大阪大学総合学術博物館館長)

「わが家の愛しい残像」平野愛(写真家)

「街的わが家〜アート・音楽・グルメ」江 弘毅(編集者)

 

というわけで、かなりの豪華メンバーです!

現在、すべてのコラムで第1回目が読めます。今後、随時更新されますので、楽しみにしておいてください。

 

『Wao! Yao! 八尾の入り口』増刷のお知らせ

2013年4月16日 火曜日

八尾市魅力満載BOOK『Wao! Yao! 八尾の入り口』を発売したのは3月の16日。「初版12,000部はスゴい数だけど、いつか完売すればいいな」と正直、思っていました。

紀伊國屋書店本町店にて。
「八尾っ子」のスタッフ自作POPがシブい!

ところが八尾市民はじめ全国津々浦々(ひょっとしたら全世界?)の「八尾好き」の熱いご支持をいただき、1カ月後の本日、増刷5,000部をお届けすることができました。近鉄八尾駅前だけで、3,000部ほど売れているようです。

昨年春から1年がかりで、いろんな書き手やカメラマン、イラストレーターが取材に訪れましたが、みな口をそろえて「ええ街でした」「オモロいとこやった」と話していたのが印象的です。陰になり日向になりこの本づくりを支えてくれた八尾市の方々の対応がまた実に早く、かつフレンドリーだったことも実にラッキーでした。

そして20代から60代まで、地元・八尾に住むさまざまなスペシャリスト(歴史、自然、祭り、郷土料理etc.)の方たちも執筆と編集に関わっていただきました。観光や買い物のガイドブックとはひと味もふた味も違う部分は、八尾の人たちの「長年培った地元愛」あっての賜物です。

行けば行くほど、知れば知るほど、「八尾」という土地の豊かさが実感できたので編集の日々は実に楽しいものでした。編集後記にも書きましたが、この街には人を「機嫌ようさせる」磁力が潜んでいるのかもしれません。

あなたがこの本を持って八尾を訪れた時には、「八尾の人と話をする」こともぜひ、楽しみの一つに入れておいてください。

 

中島岳志さんを招いて、トークショー第2弾!

2013年4月16日 火曜日

久坂部羊さん『ブラック・ジャックは遠かった』の発売記念イベントのラストは、北海道大学准教授で政治学者の中島岳志さん。中島さんは大阪のご出身。中之島からもほど近い場所にご実家があったそうで、阪大病院や大学のキャンパスがあったことも、よく覚えておられました。

大阪人のお二人の対談とあって、さぞ「ふらふら」トークに花が咲くことと思いきや、ちょうど対談当日の朝日新聞朝刊に、中島さんのインタビュー記事が掲載されたこともあってか、2人のトークは中国やインドの政治思想の問題へと発展。「政治というリアルな問題を扱いながらも、人間の内面を表現したい」との中島さんの発言から、「フィクションを描くことによって、現実以上に現実的なことを表すのが小説なんです」(久坂部さん)と、表現をめぐる考察も。この日が初対面とは思えないほど、対話は深まっていったのでした。

後半には(ようやく?)『ブラック・ジャックは遠かった』の内容に合わせて、中之島での思い出も。小学生の時に1万円札の図柄が聖徳太子から福沢諭吉に変わったのをきっかけに、福沢諭吉について調べてみたという中島さん。福沢が中之島の対岸で生まれていたことを知り、石碑のあるその場所を訪れ、壁新聞に書いたのだそうだ。「阪大の医学部や阪大病院があったのも覚えています。建物が古くて、ちょっと怖かったですね(笑)」。

また、「後期群集墳」と呼ばれる時代の古墳を訪ねるのが小さい頃からお好きだったという話もあり、春野恵子さんに続いて、「ちょっと変わり者」同士の会話に、集まった人たちからは大きな笑いが。政治思想の話題からカンニングまで、予測不能の広がりを見せたトークショーとなりました!

トーク終了後に行われたサイン会には、本を買って下さった人たちの行列が。一人ずつ、話ながら丁寧にサインをする久坂部さん。集まって下さった方々、そして中島さん、久坂部さん、どうもありがとうございます。