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【新刊情報】『いっとかなあかん店 大阪』

2017年3月8日 水曜日

定価:1,500円+税

判型:A5判ソフトカバー無線とじ

頁数:オールカラー224ページ

著者:江弘毅

イラスト:長友啓典

発刊:2017年3月7日

 

 

雑誌『Meets Regional』を創刊し、13年間編集長を務め、独立後も『街場の大阪論』などを記してきた「街的編集者」江弘毅。10冊目の著書は、自らが40年付き合ってきた「大阪の街と店」の中でも「特撰のネタ」のみを紹介する、タイトルそのまんまの本です。

 

1 「取材」ではなく、自ら客として店と「時間を共有」した足跡が原稿に

「そのうどん屋のおいしいダシは何からとってるかとかは、その店に長く行っててある日、自然にというか、たまたまそういう話になって、大将が話してくれて聞けて、『なるほどなぁ』というのでなければ本当はおいしくない。それが腑に落ちるということなんですよ」(あとがきより)。短時間の取材では聞けない、店で過ごした時間の集積が、すべてのテキストに生きています。

 

2 世界に自慢できる大阪のスーパー・スタンダードな61店が登場

NYタイムズ「2017年 行くべき世界の場所52」の中で、15位(国内最高)に選ばれた大阪。人気の理由はやはり「食」です。「値段は抑えて味とサービスで勝負する店の創意工夫」は世界中の人が認めていますが、世界のどこに出しても胸を張れる「安くて美味い、値打ちある」店ばかりを紹介しています。

 

3 表紙(カバー)のお好み焼きを含め、写真の95%は著者自らが撮影

カメラマンが三脚とライトを立てて絵を作り込んで……というのではなく、著者が客として訪れた店で、「自分のために作ってくれている」情景や、料理や酒をいただく寸前に、「うまそやなぁ」の念をこめて撮った写真が満載です。

 

◎本書に掲載されている店

キタ

大阪一 とり平本店(焼鳥)/樽・金盃(居酒屋)/七福神(串カツ)/バーヒラマツ梅田(バー)/キングオブキングス(バー)/new KOBE 堂島店(しゃぶしゃぶ)/ボンシャンヌ(パン)/アマ・ルール(バスク料理)/黒門さかえ(一品、うどん)/山守屋(洋食)/エルミタージュ(バー)/バー・アルディ(バー)/菱東(うなぎ)/ミチノ・ル・トゥールビヨン(フランス料理)/紫微星(中華)/肴や(立ち飲み)/上川南店(居酒屋)

堂島サンボア(バー)/リーチバー(バー)

鮨ふみ(鮨)/福喜鮨 阪急うめだ本店(鮨)/櫓鮨(鮨)

 

船場

阿み彦(鰻)/むらさき(鯨)/ルールブルー(フランス料理)/Bar TSUBAME(バー)/吉野寿司(箱寿司)/平岡珈琲店(喫茶)/サル—(スペイン料理)/船場虎島(牛鍋)/うさみ亭マツバヤ(うどん)

 

ミナミ

バー・ヘミングウェイ(スペインバル)/バー・プレゴ(バー)/ザ・メロディ(音楽バー)/まつりや(ちりとり鍋)/北むら(すき焼き)/キャベツプラザ育(お好み焼き)/大黒(かやくご飯)/はり重カレーショップ(洋食)/道頓堀今井本店(うどん)/たこ政(くわ焼き)/アラビヤコーヒー(喫茶)/重亭(洋食)/千とせ(肉吸い)/しみず(食堂)/一芳亭本店(中華)/鳴門寿司(寿司、一品)/伊吹珈琲店(喫茶)

 

大阪その他

空 鶴橋総本店(焼肉)/浜藤(てっちり)/串かつだるま通天閣店(串カツ)/美々卯本店(うどんすき)/布施風月(お好み焼き)

白雪温酒場(居酒屋)/岡室酒店直売所(立ち呑み)/桃谷いかやき屋 桃谷本店(いか焼き)/グリルマルヨシ(洋食)/難波屋(鍋)/文の里松寿し(箱寿司)/てらまえ(お好み焼き)/西光園本店(焼肉)

 

隆祥館書店でのトークイベント(4/6開催)のお知らせ

※開催日が4月1日から6日へ変更になりましたので、ご注意ください。

 

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【出演情報】 『誰が「橋下徹」をつくったか』著者・松本創出演イベント。

2016年9月6日 火曜日

『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』、『ネットと愛国』などの著作のある安田浩一さん主催の大阪でのトークイベントに、

『誰が「橋下徹」をつくったか』の著者・松本創が出演します。

 

関西でしか顔を揃えられないような豪華メンバーです、ぜひお誘いあわせの上でご参加下さい。

特に学生さんには特別料金で入場頂けますので、メディア業界やジャーナリストを目指している若い方にも来て頂けると嬉しいです。

 

よろしくお願い致します。

 

安田浩一ウェブマガジン主催トークイベント

『「ペンの力」とメディア〜レイシズム、ポピュリズム、ナショナリズムと闘うには』 

石丸次郎 × 西岡研介 × 松本創 × 安田浩一 – 「ノンフィクションの筆圧」

9月22日(木・祝)15:00~17:00

会場 PINEBROOKLYN(パインブルックリン)@大阪市福島区

『だれはし』日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞 受賞!

2016年7月20日 水曜日

9784903993232この度、2015年11月小社刊行の

松本創・著『誰が「橋下徹」をつくったか』が、

日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞を受賞致しました。

 

これも応援、評価して頂いた

多くの読者の方々のおかげだと思っております。

 

本当にありがとうございました。

熱く御礼申し上げます。

 

取り急ぎ、

御礼とご報告まで。

電車貸切のナカノシマ大学講座を開催しました!

2016年7月12日 火曜日

3刷出来、大好評の『すごいぞ!私鉄王国・関西』の関連イベントとして、7月9日にナカノシマ大学neo「夏の嵐山を楽しもう!嵐電ミニトリップ」を開催しました。

曇り空が広がり、時折雨もぱらつく中、たくさんの方にお越しいただきました。その様子を写真で少しだけご紹介します。

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RANDEN_074集合は嵐電四条大宮駅。駅の飾りも夏仕様でした。一般の乗客の方もおられるため、目印にナカノシマ大学の校章を活用しました。

 

RANDEN_005ナカノシマ大学用の貸切電車が到着すると、みなさん拍手でお出迎え。おなじみの紫色の電車はやはり映えます。ガイド役を務める黒田一樹さんも乗り込み、発車の15:15を前にさっそくトークがスタート。「発車する時の『グオーッ』という吊りかけ駆動の音を聴いてください」という話を受けて、全員耳を澄ませます。

RANDEN_026四条大宮から終点の嵐山までは20分ほど。その間に見える駅や線路の特徴、標識の解説、風景など、黒田さんらしい名調子のガイドに、車内は終始笑い声に包まれていました。アドリブも全開。さすがです。

RANDEN_049そして電車は嵐山駅へ到着。あいにくの天気でしたが、雨にけぶる緑の風情もなかなかです。近年、リニューアルされ、足湯ができたり、バルがオープンしたりと楽しい場所に生まれ変わっている嵐山駅。その魅力を味わってもらいたいというのも、今回の講座の目的の一つ。約1時間の自由時間をとり、思い思いに過ごしてもらいました。

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RANDEN_044それにしても、駅の構内に足湯があるとは。「足湯」と「のりば」の案内表示も、ここが「駅」だと思って見てみると、なんだか笑ってしまいます。

足湯に入る場合は、まず駅のインフォメーションで足湯利用券を購入してください。料金は200円(オリジナルのタオル付き)。嵐電嵐山駅には改札がなく、切符を買わなくても足湯に入れます。

RANDEN_046ちなみにこの日は「RANDEN EKI-BEER 2016」というのをやっていて、のりばのすぐ外にビールやフードの屋台がたくさん出ていました。ビールを買って楽しんでいる参加者の方もちらほら。外から見ると、一見、およそ電車の駅には見えないのがすごいですね。

RANDEN_058帰りの電車は嵐山駅を満喫した後ということもあって、すっかり和やかな雰囲気に。みなさん(さらに)リラックスして乗っておられました。黒田さんもノリノリで、出来たばかりの『すごいぞ!私鉄王国・関西』の3刷の宣伝も。こちら、水色帯にお色直ししております。

嵐電さんのご厚意で、ふだん太秦天神川駅到着時に流れる、水戸黄門のテーマソングを使ったメロディも聴かせてもらいました。ありがとうございます。

そんな風に楽しく過ごしているうちに、あっという間に帰りの電車は四条大宮駅に到着。みなさん、名残惜しそうに電車と記念撮影しておられました。参加してくださった方々、どうもありがとうございました!

RANDEN_073そして、黒田一樹さん、お疲れ様でした。嵐電のみなさんのご協力にも感謝申し上げます。

初めての試みとなった電車貸切の講座ですが、いつもとは違った遠足のようなリラックスした雰囲気で、とても盛り上がりました。今後もまた、みなさんに楽しんでもらえる企画を考えていこうと思います。

『すごいぞ!私鉄王国・関西』Amazonでのご購入はこちら

【新刊情報】『濃い味、うす味、街のあじ。』

2016年6月29日 水曜日

machinoaji_cover_waku濃い味、うす味、街のあじ。

定価:1,200円+税
判型:A5判・並製
頁数:168ページ
著者:江弘毅 奈路道程(画)
発刊:2016年7月15日

 

 

江弘毅の「街的本」、いよいよ当社から発刊です。

2013年4月から始まった毎日新聞夕刊で大人気の同名連載(関西版・毎月第4火曜日に掲載)が1冊の本になりました。江弘毅の単著としては9冊目です。

 うまいものを求めてあっちこっちと食べ歩くことは楽しいが、グルメ情報ばかり追い求めていると、「店に行く」という楽しみのストライクゾーンが狭くなってしまう。

 街に出て店で食べたり飲んだりすることは、映画やコンサートに行くことと同様に独特の特別感がある。だから繁華街で遊ぶにしても、チェーン店系のカフェやファストフードに行くよりは、その街ならでは喫茶店やうどん屋に行く方が楽しい。

 その際に味わえるのが「街のあじ」であり、それは店と街の相互嵌入、あるいは店が街と溶けあって渾然一体となっている「もの」や「こと」かなあと思っている。それらは建築やデザイン、流れる音楽や客のファッションまで、表現の変数群がぐちゃぐちゃ入り乱れているから、単純にx軸y軸で数値化したり情報化したりしにくい。したがって情報誌やガイドブックに載ったり、グルメサイトに書き込みされることが少ない。(「はじめに」より)

 

街や店は「取材」で何度か行って書けるようなものではなく、自分の身体と時間をかけて付き合い、「(泣き笑いも含めて)しあわせな記憶」を積み重ねてきた人間でないと、手練れの読み手(あなたのことです)はなかなか「おもしろい」「たまらん」「そやそや」とは思ってくれません。

ここに紹介しているのは大阪を中心に神戸・阪神間・京都など37の街と店ですが、いずれも「そこにしかありえないもの」ものばかり。どの街、どの店にも「かけがえのない時間」が塗りこめられていますが、その中に、著者が過ごした「時間」も含まれているところに、この本の「ほんまの味」があります。

街や店が好きで、それを星や点数で「評価」することを「アホくさい」と思っている人にこそ、手にしてほしい1冊。表紙と挿画はMeets Regionalの表紙以来20年以上コンビを組んできた奈路道程さん。現場の「体温」を感じさせるイラストとともに綴る「いい店、たまらん街」37の物語です。

◎本書に掲載されている店

大阪=バー・ウイスキー(道頓堀)/大阪一とり平本店(新梅田食道街)/マヅラ(駅前第1ビル)ヘミングウェイ(東心斎橋)一芳亭(難波)いこい(中津)伊吹珈琲店(黒門市場)空(鶴橋)松寿し(文の里)てらまえ(近大前)

神戸・阪神間=丸萬(新開地)バー・ローハイド(三宮)グリルミヤコ(元町)ル・パッサージュ(北野)アモーレ・アベーラ(宝塚南口)やすもり尼崎本店(阪神尼崎)

京都=有次(錦市場)篠田屋(三条京阪)先斗町百練(先斗町)

 

紀伊国屋書店梅田本店でのトークイベント(7/27開催)のお知らせ

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『すごいぞ!私鉄王国・関西』関連イベント情報

2016年6月21日 火曜日

cover_small4月に発売した黒田一樹さんの『すごいぞ!私鉄王国・関西』ですが、おかげさまで早くも3刷が決定しました。ご好評に感謝申し上げます。

著者の黒田さんは、今後もさまざまなイベントに登場します。ここでは7月に2日連続で開催されるイベントをご紹介します。貸切電車の中でレクチャーをするという面白い企画もありますよ。みなさまのお越しをお待ちしています!

 

ナカノシマ大学neo「嵐電ミニトリップ」(7/9開催)

randenなんと貸し切った電車の中で、その電車の魅力をレクチャーするという初めての企画。乗って頂くのは嵐山へと向かう「嵐電」こと京福電車。黒田一樹さんと一緒に、足湯にバルなど、楽しく遊べるスポットに生まれ変わっている嵐山駅へ行きましょう!
◎詳細・お申し込みはこちらから

 

旭屋書店なんばCITY店でのトークイベント(7/10開催)

IMG_3941関西で鉄道本と言えばこちら。旭屋書店なんばCITYにて、待望の出版記念トークイベントを開催します。題して、「すごいぞ!難波は私鉄王国・関西のゲートウェイ」。すでに書籍を購入している方でも無料で参加できますよ。
◎詳細・お申し込みはこちらから

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【4刷決定】『すごいぞ!私鉄王国・関西』

2016年6月21日 火曜日

cover_small『すごいぞ!私鉄王国・大阪』

定価:1,800円+税
判型:A5判・並製
頁数:248ページ
著者:黒田一樹
カバーイラスト:長友啓典
発刊:2016年5月3日

 

MBS「ちちんぷいぷい」でも紹介。大ヒット4刷!

ナカノシマ大学の大人気シリーズが、ついに1冊の本になりました! 2012年から2015年にかけて開催された黒田一樹さんによる鉄道講座。阪急・南海・阪神・近鉄・京阪、関西を走る大手私鉄5社を独自のキーワードで読み解くもので、豊富な知識と軽快なトークは毎回会場を大いに盛り上げました。その内容をベースに加筆・再構成を行ったのが本書です。

この本のきっかけとなったのは、2011年に発売された雑誌『大阪人』の特集でした。その中で、大阪の鉄道はなぜ各社こんなに個性的なのか、分析してみようということになったのです。それも、よく言われるステレオタイプ的なものではなく、車両や駅やサービスなど、実際に私たちが日々の生活の中で接しているものを根拠にした、客観的な視点で。そこで、黒田さんが示したのは、関西の大手私鉄5社には、それぞれを読み解くキーワードがあるということでした。

阪急 創業者の顔が見える鉄道。

南海 過剰こそ美学、バロックの凄み。

阪神 「速い電車」とは何か?

近鉄 日本最大の私鉄のエキゾチシズム。

京阪 玄人をも唸らせる名匠のからくり。

 

阪急=創業者、南海=バロック、阪神=スピード、近鉄=エキゾチシズム、京阪=名匠。これが、黒田さんの見出したキーワードです。これらのキーワードを意識しながらそれぞれの鉄道に乗ってみると、それぞれの鉄道の魅力の違いがどこにあるのか、はっきりとわかります。

5社の違いは、いわば競争の歴史にほかなりません。同じ関西を舞台に覇を競う5社による切磋琢磨が、それぞれに個性的であるという日本でも希有な「私鉄王国」を築き上げたのです。著者の黒田さんは言います。「これだけ個性の違う鉄道が走る関西が羨ましい」と。それは、東京在住の黒田さんだからこそ、実感できる感覚なのでしょう。

この本を持って、ぜひ電車に乗って出かけてみてください。今まで気づかなかった魅力を発見して、きっと電車に乗るのが楽しくなるはずです!

 

出版記念のナカノシマ大学講座(5/21開催)のお知らせ

終了しました。ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。

ジュンク堂書店池袋店でのトークイベント(6/2開催)のお知らせ

終了しました。ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。

7/9(土)に行われた嵐電貸切イベントの様子

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【新刊情報】『聞き手・西靖、道なき道をおもしろく。』

2016年3月25日 金曜日

『聞き手・西靖、道なき道をおもしろく。』

定価:1,400円+税
判型:四六判・並製
頁数:264ページ
著者:西 靖/毎日放送
発刊:2016年4月4日

 

 

本書はMBSアナウンサー西靖さんのインタビュー集で、弊社刊行本では『辺境ラジオ』(内田樹・名越康文との共著/2012年9月)以来3年半ぶりの著書となります。

著者・西靖さん(MBS毎日放送)は「知性と歯切れの良さ」に「上機嫌さ」を兼ね備えたアナウンサーとして、性別を問わず幅広い年齢層に人気で、関西では「ちちんぷいぷい(月〜金曜14:00〜18:00)」や「VOICE(同18:15〜19:00)」でおなじみの顔です。

この本では、テレビやラジオの番組とは関係なく、西さんが「楽しそうに仕事をしている、気になる7人」の仕事場を訪ねて話を聞きました。お相手の7人とは

●谷尻誠(建築家)
●三島邦弘(編集者)
●堀木エリ子(和紙作家)
●tofubeats(ミュージシャン)
●髙橋拓児(京料理[木乃婦]三代目主人)
●横田響子(女性社長.net代表)
●デービッド・アトキンソン(観光立国提唱者)

20151226_0262いずれも、2013年の開業以来グランフロント大阪で毎年開催されている「うめきた未来会議MIQS」にプレゼンターとして登場した人たちで、「お膳立てされたコース」ではない、新しい世界を切り開いてきた人ばかり。共通するのは真剣に取り組んでいても「眉間にシワを寄せて」ではなく、どこか上機嫌さをもって事に当たっているところです。

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そのような人たちと西さんとの対話には、行間から「楽しそうな空気」が漂っているだけでなく、その仕事に関心のない人でも思わず膝を打ちたくなる、名言・至言が次々と登場します。

そのことを著者の西さんは、次のように語っています。

「彼ら7人との対談を1冊にまとめたら、いろんなジャンルの話が聞けると同時に、『おもしろく』生きている人はどんなことを考えているかということを教えてもらえる、たいへんお得な本になりました。(中略)将来について考える中高生には参考書として、仕事との向き合い方を考えてしまう中間管理職の方には目線を変えるヒントとして、十分に人生経験を積んだ方には、違う人生を仮想体験できる読み物として、楽しんでいただけることと思います」

表紙は、山崎豊子最後の2作品『運命の人』『約束の海』で挿絵を担当した下田昌克さんに、著者を含めて7人を線画で描き下ろしてもらいました。写真は『生きた建築 大阪』を担当した西岡潔さんが、仕事場の空気感も含めた7人と著者の表情を見事に切り取っています。

担当編集者として全対談に同席させてもらいましたが、とにかく話し手の7人がいずれも、西さんを前にすこぶる機嫌がよく話しておられたのが印象的で、それらは写真にも如実に表れています。

著者の西靖さんは、年末年始を挟んだ3週間で、番組の合間に7人を取材するというタイトなスケジュールの中、取材対象者の著書を読んで質問を熟考し、テレビと全く同じ声と笑顔で対談に臨んでいました。

西さん自身もまた、この7人と同様に「道なき道でもおもしろく」仕事に取り組むプロフェッショナルであることを感じさせてくれました。
西さんファンであるなしを超えて、ぜひご一読を。

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【2刷】『誰が「橋下徹」をつくったか』

2015年11月13日 金曜日

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『誰が「橋下徹」をつくったか
—大阪都構想とメディアの迷走』

定価:1,400円+税
判型:四六判・並製
頁数:256ページ
著者:松本 創
発刊:2015年11月13日

 

 

日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞を受賞しました!

2015年11月22日の大阪府知事・市長ダブル選挙直前に、橋下徹とマスメディアの関係を検証する初の書。 2015年5月、現大阪市長・橋下徹が打ち上げた「大阪都構想」の是非を問う住民投票が大阪市でおこなわれ、反対票が賛成票を上回り否決された。橋下が府知事時代に打ち上げ、大阪維新の会の最重要政策として掲げた「大阪都構想」は結局、幻に終った。

住民投票へと至る橋下と在阪メディアの歪な関係性を、竹山修身堺市長、藤井聡京都大学教授、平松邦夫前大阪市長など関係者の証言を交えて徹底的に検証。そして、「敵を作る政治」を演出し、詭弁・多弁で感情を煽る“テレビ政治家・橋下徹”という存在を生みだした背景に、粘り強い取材で迫る。

橋下大阪府知事誕生以来、8年間取材を続けた著者が、ノンフィクション・メディア『G2』『現代ビジネス』等での連載や、新たな取材と書き下ろし原稿を加えての単行本化。地元のジャーナリストにしか書けない真実がある!

(あとがきより)
「権力監視がメディアの仕事」と説きながら、批判されれば恫喝や責任転嫁で逃げ、「言論の自由が民主主義の根幹」と言いながら、メディアに圧力をかけて平然としている。そんな人物に「言論の自由」や「民主主義」という言葉を奪われてはならない。自分たちの側に取り戻すために、その意味を問い、考え続けなければならない。

◎内田樹先生による推薦文
「松本さんの文体は熱があるけれど、荒々しくない。論理的だけれど、情味がある。彼の書くものの信頼性と奥行きは松本創という個人の生身によって担保されている」

 

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【新刊情報】『生きた建築 大阪』発売記念イベント

2015年10月2日 金曜日

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新刊『生きた建築 大阪』の発売を記念して、著者の髙岡伸一さんと倉方俊輔さんによるトークショーを大阪と東京で開催します。ぜひお越しください!

 

【トークショー】
10/21(水)18:30〜
@大阪・輸出繊維会館

ナカノシマ大学2015年10月講座
「大阪の生きた建築を語ろう」

生きた建築・大阪セレクションの選定に関わったお二人が、ずばり50件の魅力について語ります。10/31・11/1の生きた建築ミュージアム・フェスティバル2015の情報もたっぷり!

◎終了しました。ご来場ありがとうございました。

 

【トークショー&パネル展】
11/10(火)19:30〜
@大阪・梅田 蔦屋書店
『生きた建築 大阪』発売記念トークショー

本ついてはもちろん、生きた建築ムーブメントの今後の展望やイケフェス2015をふり返る「アフタートーク」も楽しみ。会場はオープンしたばかりの[梅田 蔦屋書店]。窓のすぐ下に見えるJR大阪駅や大阪ステーションシティの建築としての見どころも教えてもらいましょう。また、11/2(月)からは、本に収録されている写真のパネル展も開催されます。

◎終了しました。ご来場ありがとうございました。

 

【トークショー】IK_東京トークチラシ 12/1(火)19:00〜
@東京・マルノウチリーディングスタイル
『生きた建築 大阪』発売記念トークショー
「今夜はデラックス!大阪建築を語ろう」

ついに東京にも上陸!「生きた建築」という視点から、大阪と東京の2大都市を比較します。東京ではめったに聞けない、大阪の建築の最前線をお話しします。しかもスペシャルゲストは作家の万城目学さん。建築好きとしても知られる万城目さんに、本を読んで気になった大阪の建築を挙げてもらいます。お楽しみに。

詳細はこちら