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第2回 西成からミナミへ。何で串カツから洋食やねン、と思うが…。(明治軒/大阪・ミナミ東清水町)

2014年10月31日 金曜日

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いきなりTwitterで「ブログ始めました」と呟いたら、一気にアクセスが増えた。

飲んでいて、「音、聞きに行こうや」というメンツの一人からの声は、わたしにとって抗しがたいものである。「カラオケでも行こか」といわれて、「行こ行こ」と必ずなってしまう類の人種に似てんのではないか。古いところでは「ディスコへ踊りに行かへんか」というフレーズもそうだ。

ジャズ喫茶、(DJがいて踊る方の)クラブに見るように、いい音楽、デカい音は、酒場の切り札となり得る。

西桐画伯はこの頃あんまりステージに立たないが、ばりばりのドラマーでもあり、ジャズやラテン、昭和歌謡を中心に、「世界の音楽」に精通している「音好き」である。音好きという人種は、とにかくなんでもどんな音楽も好きだ、というのではなくて、選曲にうるさい。まことに五月蠅い。

その選曲というのは、その瞬間その空間で流れる音楽のことだ。その時々にどんな音楽の誰の何をかけるかはもちろん、「文脈」みたいに曲のつなぎ具合までを聞いて「(愉)快/不(愉)快」みたいなものを決定している。もちろんオーディオ機材から出る音そのものの質やボリュームをも価値判断される。

そのあたりが、アルコールが入っているものならいつでもどこでも歓迎の「酒好き」、あるいは誰でもオッケーの「女好き」といったものとは全然違う。

ミナミならマッキーがやってる[バー・ジャズ]が、JBLのデカいスピーカーをマッキントッシュのアンプで鳴らしていて、おまけに音源はレコードだ。日曜も6時から開いてるので、それを知る西桐さんが、「そろそろ行こや」とチューハイレモンのジョッキを空けながら促す。

新今宮から心斎橋へは、動物園前から堺筋線か御堂筋線に乗って移動するのがシュアだが、飲んでしまうと「タクシーで行こや」となることが多い。[なだや]は堺筋にあって、堺筋は北向き一方通行だから、心斎橋や本町方面に行くには都合が良い。3人でタクシーを拾って一路大宝寺町へ。

「周防町を西へ入ってもろてそっから2本目か3本目、北へ行ける道を行って下さい」。そうタクシーの運転手に言って、ほんの数分で[バー・ジャズ]の近くに到着。前がクルマで詰まっているので「ここで良いです」と降ろしてもらう。

「えーと、[バー・ジャズ]はもう1本北やったかなあ」と東西の通りの左方向を見れば、白いナプキンを三角に折った[明治軒]の看板が目に入ってくる。「創業昭和元年 浪速の味 明治軒」のサインである。

「ちょっと、何か食べてから行きましょや」「おお、ええな」となる。「音の店に行こうや」からほど遠い、これっぽっちも頭に浮かばなかったアイデアが実行される。ミナミという街は、あらかじめの予定なんかを台無しにするような魔力を持っている。

時計を見ると6時きっかり。「もう混んでるんかな」「2階はいけるやろ」などと言いながら、ドアを開ける。ラッキー。まるで魔法のように1階のテーブル席1つだけが開いている。

舞台のように蛍光灯で白く浮かび上がる、カウンター内には5〜6人のコックコートのスタッフがせわしなく動いてる。客層も若いカップルから子連れ家族まで広い。

水が運ばれてきた。メニューを見る。西桐さんはさっと開けただけで「ポークチャップ!」。そらそうだ、ここのフライもんがいくら旨いといっても、西成で串カツを食べた後なのだ。「ええですね。えーとそれからハムサラダとビール2本」と俺がフォロー。

奈路くんはぼそっと「カレーライス」。[明治軒]でカレーライスを選ぶのはよほどの「通」か、「ぼくの好物はカレーライス!」的な旧き佳き少年の心を持つ人である。

カレーはシブい注文だ。この店の人気メニューは何といってもオムライスだ。「客の8割近くがオムライスを注文する」とその昔、エルマガ別冊で書いたことがある。オムライスと串のセットはよく知られた定番だ。それについては「ここのシブいカレーライスを見逃すのは惜しいということであえてご紹介。大量に注文のあるオムライスは、牛のモモ肉を煮込んで作る。カレーライスは、この時に出るジューシーな肉のスープが使われているのだ。これが独特の味をつくっている」と書いている。

89年発行の『グルメマニュアル』で書いたものだが、大変に下手くそな記事であるが視点はよいと思う。データ欄の住所は「南区東清水町43」と表記している。わたしが31歳のときだ。

ビールが出てきて、コップ2杯目を注ぎ合いする頃、ハムサラダが出てきた。2ミリぐらいにスライスされた四角いハムを西桐さんが食べて「ああ、目ぇ覚めたわ」と一言。奈路くんが小さな声を上げて笑う。この人らと街で飲み食いするのは楽しい。

思い出したように買ったばかりのオリンパスペン・ライトを出す。飲食店でカメラを出すのはあかん行為だとは思うが、マニュアルを読み込んでさらにわからんところは西本町にあるオリンパスプラザ大阪に行って教えてもらってきた。ライブコントロールにぶら下がるいろんな機能ほかを試したいのだ。でないと今日びのカメラは使えない。

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ポークチャップはでかい

ポークチャップはぶ厚くてデカくて、カレーライスと合わせて食べると3人で十分な量だ。西桐さんは豚肉をデカく、がしがしがしというふうに切る。

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カレーライスは、もっとよう混ぜてといてや

 

 

俺は「奈路くん、カレーよう混ぜといてや」と言って頼むが、「まだまだ、もっともっと」とさらに注文をつけた。

 

 

 

 

 

 

3人でハムサラダ、ポークチャップ、カレーライスをおのおのフォークとスプーンを使って食べ、ビールも2本で丁度いい。

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ええなあ、この店内

 

次があるからと別に急いで食べたわけやないがほんの15分。一人1,500円通しで。さあ一本北の大宝寺町に出て[バー・ジャズ]へ。

[バー・ジャズ]の扉には「本日貸し切り」と。カウンターにまだ客がいる様子はないのでドアを開けると、テーブル席で鍋をやっているグループが1組。マッキー夫妻が出てきて、「あっ、西桐さん。江さん。きょうは大阪マラソンの打ち上げなんです。すません」とのことだ。

なにぃ、大阪マラソンってか。地下鉄で告知放送やってたな。いきなり着メロが鳴ってるみたいなコブクロの。なんだかがっくしきたが「大阪マラソンか、しゃあないなあ」「そら、しゃあない」と言って外に出るが、何かみなしごになったよう気分だ。

「今日は、これで解散」と高らかに宣言したが、西桐さんは「えと、[ヘミングウエイ]に行こや」。「ええですねぇ。シェリー飲も飲も」。

ということでもう1本の鰻谷の[バー・ヘミングウエイ]へ行くことにする。

明治軒
大阪市中央区心斎橋筋1-5-32
06-6271-6561

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第1回  西成で飲む。ちゅうても、そんな大層なことやないけど。(なだや/大阪・新今宮)

2014年10月29日 水曜日

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いきなりですが、食べ飲みのブログをやることにする。

自分がほんまに「ほんまにいい店だ」と思った瞬間のことや、今まで何で書けへんかったんやろ、という「気持ち」を言葉にしていこうと思う。

とにかく店に行く。が、仕事のために行くのではないから、もちろん取材はしない。

元々飲食店については、ライターが取材で聞いて帰れるものは、「データ」だけであるとあちらこちらで言ってきた。

とくに酒場での酒については、たとえばビールならアサヒのスーパードライかキリンのラガーぐらいの違いであり、グラスに注がれ中身はどの店のものでも、コンビニの棚に並んでいるビールと同じ(はず)だ。

ドライ・マティニーのレシピを訊いてきたところで、その酒のしびれる旨さや、そのバーのぐっとくるところを何一つ反映しない。

酒場やお好み焼き屋のような類の店については、取材だけでは絶対書けない。その店との関係性でしか語ることができない。つまりグルメ的な情報によって「それを語ること」を拒むように構造化されているのだ。

写真も自分で撮って、適宜アップしたいと思う(そのために小さなカメラを買った)。本気である。

画家の奈路道程さんには、たまにカットを描いてもらおうと思う。奈路さんとは今、毎日新聞に連載中の『濃い味、うす味、街のあじ。』でコンビを組んでいるが、『ミーツ』を創刊して以来20年以上の長い長い付き合いだ。

「休みの昼にでも、久々にゆっくり話をしょうや」ということで、奈路さんとは先日の日曜日、JR新今宮駅の東口で午後2時に待ち合わせした。

2人にとって「話をする」ということは、あらたまって食事をしたり、喫茶店に行ったりするということではない。奈路さんはたまに行くという、西成三角公園前の[なべや]に行こうと提案してきた。西成の大衆的な酒場は、平日も日曜日や休日も昼からやっている店が多いから、こういう場合ミナミをワープして西成へ足を伸ばすことが正解だ。

わたしは「おっ、[なべや]かいな。長いこと行ってへんな。奈路くん、エラいとこのエラいエエ店知ってるやんけ。楽しみやなあ」などと言っていたから、奈路さんは念のために予約をしようと電話を入れたが臨時休業だとのこと。

それじゃ「一番近いとこにしょう」ということで、新今宮の太子交差点から、堺筋沿いを北へ50メートル、[なだや]に行くことにした。[なべや]じゃなくて[なだや]。一字違いだが店の形態は鍋中心の居酒屋と、串カツ中心の居酒屋と全然違う。

[なだや]は午前中からやっているし、休みの日は見たことがない、まことにこのあたりらしい居酒屋だ。途中、工事用のボードで覆われた解体中のフェスティバルゲートの前から、天王寺駅方面にハルカスが見える。

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先ほど居酒屋などと書いたが、焼鳥やホルモン串焼きも食べられる串カツ屋、といった変形コの字型のカウンターを2つ組み合わせた大きな店だ。

この日は日曜日で、チャリンコを乗ってくる地元のおっさんのひとり客やら、夫婦でセブンスターの箱を取り合いしてうまそうに吸っている客、ギターケースを下げた40歳台と思しきバンドやろうぜ3人客など、表のコの字カウンター部分は五分入りだ。

昼酒はクセになる。そして誰かと飲むときは夜までハシゴになる。その日は、家に帰っても寝るまでずっと飲みっぱなしになることが多い。明くる月曜日はカラダもココロも大変なことになるから、とにかくカラダに悪そうな合成酒みたいなもんは飲まないに越したことがない。

だからきっちり菊正宗を出すこの店はありがたい。確か以前は「灘屋酒店」という看板があったはずだ。

アサヒスーパードライの生中は日曜がサービスデーで280円と文句なしの格安だが、串カツは牛が1本160円と結構取りよる。が、しかし串カツのネタが良いし大きい。ソースもよく浸みる感じの甘きれいな、まことにええソースである。

わたしは串カツの牛ばかりの連打とキャベツ、奈路さんは串カツの豚やイカやちくわに加えておでんのスジやダイコンという、まことに浪速伝統的な嗜好で1時間半ほど飲んでいると、ケータイが鳴った。

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カウンター奥の一角

画家の西桐玉樹さんである。こちらに向かうとのこと。

西桐さんがやってくると、より一層酒のピッチが速くなる。男3人という場面は一番酒が進むのだ。

生ビールから奈路さんはハイボール、俺は酒を常温でと変わる。串カツおでんから、ポテトサラダ、エイヒレとアテが変わってきた頃には日も暮れてくる。

キューバやドミニカの音楽の話が出て、「[バージャズ]へ音、聞きに行こうや」となる。ようやく普通の酒場と呼ばれる類の店が開店する時刻。

そういや[なだや]は休日の昼に行くことが多いな。串カツ屋は立ち呑み屋が多いのとどこも慌ただしい活気がするが、ちょっと年をとった感のあるこの店の空気感はゆっくり飲める。

なだや
大阪市浪速区恵美須西3丁目2−16
06-6648-0621

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新連載:江弘毅「世の為、の店。」

2014年10月29日 水曜日

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第10回 酒場フォトグラファーとバッキー井上と養老孟司先生。(堂島サンボア/大阪・北新地)

第9回 酒場とバーとライターあるいはカメラマン。(バー・ウイスキー/大阪・道頓堀)

第8回 釜ヶ崎の「なべや」に行ってきた。(なべや/大阪西成)

第7回 地元・大阪でお好み焼きを食べるということ。(甚六/大阪天満宮)

第6回 牡蠣を食いにわざわざ池田へ行った。書こうとして突然、ブロガーについて思ったこと。(かき峰/阪急池田)

第5回 ドーナツを食べに、船場の喫茶店。(平岡珈琲店/大阪・船場)

第4回 「いっとかなあかん店」と「いっとかなあかん街」。(とり平本店/大阪・新梅田食道街)

第3回 花のように、鳥のように。(バー・ヘミングウエイ/大阪・ミナミ鰻谷)

第2回 西成からミナミへ。何で串カツから洋食やねン、と思うが…。(明治軒/大阪・ミナミ東清水町)

第1回 西成で飲む。と言うて、そんな大層なことやないけど。(なだや/大阪・新今宮)

 

『大阪名所図解』が産経新聞に掲載されました。

2014年10月27日 月曜日

『大阪名所図解』が今度は産経新聞に掲載されました。

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今回は「関西新刊案内」というコーナーで、作画を担当した綱本武雄さんのインタビューが掲載されています。

著者である3人の「リクエスト」に応えるために、現地へ出向いて工夫しながら描いたことや描き直しがあったことなど、出版までの苦労が明かされています。

meisyo_coverとは言え、綱本さんご自身でも、上がってきた色校正をご覧になって、「こんなに大きく使われるなら、もっと描き込みます…」と言って、自主的に描き直しをされた絵もあるのですが。それほど、書(描)き手の想いがつまった1冊なのです。

今回は、表紙の写真入りという大きな紹介。ありがとうございました!

 

朝日新聞夕刊で『大阪名所図解』が紹介されました。

2014年10月6日 月曜日

先日、朝日新聞の夕刊に『大阪名所図解』が紹介されました!

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ミシマ社の三島邦弘さんのインタビューが目立ちますが、その下にばっちり写真入りで紹介していただいています。ありがとうございます。

asahi_1001_2冒頭で「細部に凝った様々な工夫やデザインを知れば、見慣れた街もきっと明日から違って見えてくる」ありますが、これはまさしくその通り。一つ一つの部位の名称を「知る」ことは、すなわち全体の中からその部分を切り取って「理解する」ことであり、それによって建物の見方はまったく変わります。まさしくこの本が目指したものは、そういうところです。

みなさん、ぜひ読んで、じっくり見てください。それをもってその場所へ行けば、今まで気に留めていなかった細かい部分の意匠が、「なぜそうなっているのか」のリアリティを持って浮かび上がって見えるはずです。

 

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『大阪名所図解』 in 書店①梅田編

2014年9月22日 月曜日

先週、新刊『大阪名所図解』が発売されました。なんと言っても地元である大阪の書店では、かなり良いところに並べて下さっています。

お店の方にご挨拶をして、写真を撮らせてもらいましたので、ここで紹介します!

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まずは堂島アバンザのジュンク堂書店大阪本店から。エスカレーターで2階に上がったところへ、どーん。壁一面が本で埋まっております。何回見てもこれは嬉しいですね。実際、よく手に取ってもらって売れているようです。

 

BF_umeda続いては阪急梅田駅の改札に近い、ブックファースト梅田店。人通りの多い正面の一番目立つ棚に「おすすめ」していただいております。しかも「アナと雪の女王」と肩を並べているとは…。お店の方のコメントも付けて下さっています。『大阪古地図パラダイス』も同時展開とは、頭が上がりません。

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そして最後は紀伊國屋書店グランフロント大阪店。建築コーナーの特設棚に平積みしてもらっております。こちらは大御所、安藤忠雄先生の関連本と同時に展開!(先生、お邪魔しております)

という感じで、まずは梅田周辺の3軒をご紹介しました。今後もいろいろご紹介していこうと思います。書店のみなさん、よろしくお願いします。そして読者のみなさん、見かけたらぜひ手にとって下さい。引き込まれること請け合いの見ごたえ十分の内容です。

 

【新刊情報】『大阪名所図解』発売!

2014年9月3日 水曜日

 

『大阪名所図解』

定価:1,600円+税
判型:A5判・並製
頁数:176ページ
著者:画=綱本武雄 解説=酒井一光 髙岡伸一 江 弘毅
発刊:2014年9月26日

 

大阪の名所と呼ばれる歴史的建築物の中には、国宝建築や重要文化財も含め、 ユニークなものがたくさんあります。屋根の形はもちろんのこと、 例えば屋根を支える縦横の柱や装飾にも一つ一つ名称があり、 それらの名前を知ることで、より深く「見る」ことができます。城郭と寺社の建築を見比べることで、 それぞれの用途や時代ごとの違いもわかってきます。

大阪の街に点在する近現代のビルや橋、駅、空港も同様で、 各部位の名称があり、一つずつに機能的意味やデザインの意図があります。 また、大阪の街場にある老舗のお好み焼き屋やうどん屋、 あるいは喫茶・バーは、料理と店自体が作用し合いながら形づくられていて、 店の造りや意匠にはその店らしさが滲み出ていると同時に、 その店が建っている場所の地元性をも具現化しています。これらの名所を図解によって知ることで、 ふだん意識しない細部にも大阪ならではの工夫があることがわかります。 それは大阪の「かたち」を見ることに他なりません。

そんな大阪の「かたち」を圧倒的に細密な線画で表現。そこに歴史・建築・街の専門家の解説を加えることによって、大阪を形づくってきた名所の見方を詳解します!

●本書に収録されている大阪の名所

[城郭・寺社]大阪城 住吉大社 四天王寺 大阪天満宮

[カド丸建築]芝川ビル オペラ・ドメーヌ高麗橋 天満屋ビル 明治屋ビル高麗橋野村ビルディング 大阪証券取引所ビル 朝日ビル 大阪ガスビル 江之子島文化芸術創造センター 新阪急ビル 朝日新聞ビル 中之島フェスティバルタワー 旧ダイビル HEP NAVIO リバーウエスト湊町ビル

[橋]難波橋 天神橋 大江橋 本町橋 桜宮橋 錦橋

[駅・空港]阪急梅田駅コンコース 南海なんば駅 関西国際空港 東海道新幹線 新大阪駅 地下鉄御堂筋線心斎橋駅 北大阪急行千里中央駅

[大阪的建築]大丸心斎橋店本館 通天閣 太陽の塔 味園ビル 梅田スカイビル

[老舗]大黒 はり重カレーショップ 甚六 道頓堀今井本店 空鶴橋本店 住之江味噌池田屋本舗

[喫茶・バー]純喫茶アメリカン アラビヤ珈琲店 キングオブキングス 堂島サンボア リーチバー

[公共建築]大阪府立中之島図書館 大阪市中央公会堂 国立民族学博物館

…全50箇所を網羅!

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平川克美さんの「隣町珈琲」で140B本が買えます!

2014年8月29日 金曜日

リナックスカフェの代表であり、最近は執筆活動にも力を入れている平川克美さんが、東京で喫茶店を開店されました。還暦後のミッションとして、誰もがくつろげる街の喫茶店を造りたかったのだと、お店のホームページに書かれています。

喫茶店なので当然コーヒーがあって、軽食メニューのホットサンドやカレーもとても美味しいのですが、こちらでは「日本一小さな書店」ということで、本も売っています。その中に先日、140B本のコーナーもできました。『おせっかい教育論』や『内田樹による内田樹』、『辺境ラジオ』などがラインアップされています。

ちなみに、140Bだけでなく、ミシマ社晶文社などの本も一緒に売られています(※写真はミシマガジンより)。

書店で売ってくださるのももちろんですが、こういう風に並べてくださるのもとても嬉しいです。ここで初めて140Bの本を目にする方もおられるでしょう。

隣町珈琲は、東急池上線の荏原中延駅から商店街を通って徒歩5分ほど。大阪方面から出張のついでなどに寄るとすると、山手線の五反田で乗り換えるのがわかりやすくて便利です。品川駅からだと乗り換え時間も含めて30〜40分ほどでしょうか。ぜひ訪れてみてください!

 

隣町珈琲 〒142-0053 東京都品川区中延2-6-2 TEL: 03-6451-3943

荏原中延とは… 荏原中延(えばらなかのぶ)駅を出て北側に歩くと戸建てタイプの居酒屋が並び、車が通れない細道や家族経営している店からの笑い声が聞こえ、古き良き時代に帰れる温もりがあります。 駅名の由来は開業当初の地名(荏原郡荏原町大字中延)に由来し、荏原町と大字中延を複合させて荏原中延駅になったと言われています。 ちょうど荏原中延は第二京浜と中原街道、2つの大通りの中間にありお車でも来やすい町です。荏原中延駅は、五反田から東急池上線で5分。東急大井町線からも旗の台で乗り換えて一駅です。(ホームページより)

 

 

「ミシマガジン」で西加奈子さん&三島邦弘さん対談が読める!

2014年8月26日 火曜日

140Bから発売された『西加奈子と地元の本屋』、その発売記念トークイベントとして、作家の西加奈子さんとミシマ社代表の三島邦弘さんの対談が8月3日に行われました。

その時の様子がミシマ社の「ミシマガジン」でアップされています! リンクはこちらから

 

今日アップされたのは第1回目。「本屋のない街なんて、つまらない」と題されたトークは、『西加奈子と地元の本屋』の話題から始まり、タイトル通りの街の書店へとテーマは移っていきました。イベントに来られた方も来られなかった方も、ぜひ読んでみて下さい。今日から全3回にわたって公開される予定です!

 

 

 

 

月刊島民8月号配付開始&シンポジウム開催情報!

2014年8月11日 月曜日

すでにおなじみの『月刊島民』ですが、先日から8月号「(屋)上を向いて歩こう」が配布開始されています。ビルの屋上や、さらにもっと上の中之島の空を見上げるのもなかなか楽しいのでは、という特集であります。もうご覧いただきましたか?

奈路道程さんの表紙画はこちら。いただいた瞬間、「これはなかなか使い方が難しいのでは」と思ったのですが、果たしてこれがどうなったかというと。

 

仕上がりはこんな感じとなりました。デザインとしては画面左に水色のラインが入っているだけはありますが、それが空のように見える。すると、白い部分は建物のように見えて、人たちがビルの上を見上げているようにも見えてくる…と、なかなかシンプルながらも奥が深いデザインなのでした。

 

さて、この号では、センターのページでどんと大きなナカノシマ大学の告知が出ております。教育シンポジウム「街場の学びが目指すもの」です。

「生き延びるための教育論」と題し、鷲田清一・内田樹・釈徹宗・平松邦夫という豪華なメンバーで語り合います。今回のシンポジウムは、4人のうちの平松氏が呼びかけ人となって企画されましたが、その背景にはこんな意図がありました。

先日、大阪市は問題行動を繰り返す児童・生徒を隔離する「特別教室」を設ける方針を示した。また、学校選択制や小学校からの英語教育導入などの政策は、競争を煽り、子どもたちを偏差値によって序列化する狙いがある。それが将来の年収や生活に直結するとなれば、子どもたちは際限のない競争に晒されるか、疲れて学ぶことを放棄するか、どちらかの選択を迫られることになる。 しかし、偏差値や学歴といった固定した学力をいくら身に付けたとしても、世界情勢や景気の動向が変われば必要な能力はあっという間に変わり、不要なものは切り捨てられる。今、求められているのは、予測不可能な社会の中、それでもなんとか生き延びていくセンスと知恵ではないか。4人が揃って学びの場を開いて教えているのも、まさにそんな「生活力」だ。

こうした社会情勢を背景にして、競争から離れた「生き延びるための教育」とは何かを語り合うのが今回のシンポジウム。お気づきの通り、まさにナカノシマ大学のキックオフセミナーの顔ぶれと同じ。興味深いことに、4人それぞれが「身銭」を切って自ら学びの場をつくる動きを始めていることです。

内田氏は神戸・住吉に合気道道場兼学塾である「凱風館」を建てました。釈氏もこのほど「練心庵」を開き、寺子屋のような場を目指しています。また、鷲田氏は自宅に近所の学生を集めて私塾を開いており、平松氏は公共政策ラボを立ち上げさまざまな活動を行っているそうです。

今回は、それぞれの実践の中から得られた言葉を聞けるということで、とてもリアルかつ切実な内容となるでしょう。それはきっと私たちが「今、聞きたい」と思っていることであり、これからの指針となるはずです!

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