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間宮 吉彦
「Infix Spaces & Projects 1991-2022 間宮吉彦 クロニクル」
大阪を拠点に1980年代から活躍を続けている空間デザイナーの年代記的作品集。鰻谷(Bar Marble)、アメリカ村(GRAND CAFÉ)、南船場(ハックネット)、堀江(ミュゼ大阪)、大淀(ノー スクラブ)、中之島(BANKS)、北浜(e’z)、堺(サカイノマ)、旧居留地(E.H.BANK)、木屋町三条(クック・ア・フープ)、青山(un cafe)、中目黒(茉莉花)など、その時代の街を象徴する店が登場。最近の仕事であるコンバージョン(用途変更)や日本旅館、伝統産業会館、クリニック、永代供養墓地なども収録しています。DJ のMARK‘EさんやMarble店主中野亮さんなどの、街や店にかかわった18人のインタビューや寄稿、そして「1970〜90年代の大阪の街と店、デザインを知るキーワード36」も必見です。
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松井 宏員
「大阪キタと中之島 歴史の現場 読み歩き。」
都心のど真ん中に「知らなかった大阪、歴史の扉」が待っていた!
毎日新聞大阪本社の名物記者・夕刊編集長の松井宏員(まつい・ひろかず)さんが2005年4月から同紙(大阪版)に連載中の「わが町にも歴史あり~知られざる大阪」から、大阪キタと中之島を舞台にした、古代〜現代の歴史秘話60篇を再取材・加筆・修正した1冊です。明治〜昭和の毎日新聞報道写真や古地図、『浪花百景』などの史料も豊富で、「大阪キタと中之島歴史年表」も掲載。街と人、川と橋、あの日・あの場所に隠された“そうだったのか”の歴史ドラマは、読者フレンドリーな文体で読むだけでもおもしろいですが、歩いて回れる地図を見ながら「歴史の現場」をぜひ、訪れてみてください。
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本渡 章
「古地図でたどる大阪24区の履歴書」
大阪の区がどのような変化を遂げてきたのか、大阪の古地図のスペシャリストである著者が、豊富な古地図資料を手がかりにたどっていきます。また、現在の24区がいつどのようにして今のような姿になったのか、1区ずつ丁寧に紹介します。いわゆる「大阪都構想」の住民投票は2度にわたって否決されましたが、人口減による大都市制度の見直しそのものは引き続き大阪にとっての大きな課題です。そうしたトピックについて考えるためには、まずは私たちや家族、あるいは友人知人が暮らす区についてよく知ることが必要です。各区を象徴するスポットの写真とともに街歩きに最適な各区の地図も掲載。楽しく歩きながら大阪についてより深く知ることのできる一冊です。
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新之介
「ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ」
平たいと思われがちな大阪ですが、実は高低差=デコボコ地形に溢れています。そこには歴史はもちろん、大阪という土地の誕生の物語まで刻み込まれています。この本では、地形ブームの立役者とも言うべき『ブラタモリ』の「大阪編」「大坂城 真田丸スペシャル」に案内人として出演した著者が、大阪市内・府下を合わせて34のエリアを紹介。高低差のわかる地図とルート案内によって、誰でも地形さんぽを楽しむことができます。大阪市内のほか泉州・河内・北摂とさまざまなエリアを取り上げており、それぞれに違った個性を味わえます。あなたの住む町やゆかりのある町もきっとあるはず。この本を通して、今まで知らなかった新しい一面に出会ってください。
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田中輝美
「すごいぞ!関西ローカル鉄道物語」
私鉄王国と呼ばれる関西には、魅力的な個性を放つローカル私鉄が数多くあります。しかし、人口減少や都市部への集中、景気の低迷などの背景は、鉄道各社にとっては頭を悩ませる問題です。特にローカル鉄道にとっては深刻で、路線の存廃についての議論は全国各地で巻き起こっており、関西でも例外ではありません。しかし、そうした逆風の中でも、工夫とアイデアで活路を見出し、あの手この手で乗客の確保に努めている鉄道もまた多く、本書は、沿線の地域や住民と共に未来を切り拓こうとする鉄道各社の奮闘ぶりを伝えると共に、車両の紹介や沿線風景などの旅情も感じられる新しい鉄道ガイドです。ローカルジャーナリストならではの視点と愛情で、関西ローカル私鉄11社の最前線をレポート!
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井上ミノル
「まんが墓活 それでどうする、うちの墓? 」
「田舎にお墓がある」「子どもは海外で暮らしている」・・・など、 墓問題はひと筋縄では、なかなか解決できません。 最近は「墓じまい」という言葉も耳にするようになりました。 そこで、一般墓地から寺院墓地、最新の納骨堂、散骨や樹木葬、お骨仏など、 さまざまなお墓を体当たりで取材した、井上ミノルの突っ込みどころ満載の “まんが”で詳しく紹介。巻末には、お墓にまつわる法律相談も掲載しています。 就活、婚活、妊活、終活・・・と人生にはいろんな「活」がありますが、 唯一、家族と相談しながらできるのが「墓活」です。 「お墓=めんどくさい!」と思っている老若男女すべてに響く1冊です!
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吉富 有治
「緊急検証 大阪市がなくなる」
なんやったんや、大阪クロス選挙。この後味の悪さはなんや!で、トコーソー(都構想)ってなんや?
−2019年、不可解な大阪W選挙。問われたのは有権者の冷静な判断だった。大阪維新 vs 自民党大阪の対立構図、 クロス選挙だけでなく、同日の統一地方選でも、その存在感を圧倒的に見せつけた「大阪維新」とは?なぜ「維新」は大阪だけで支持されるのか?☆巻末特別対談☆吉富有治氏x松本創氏(『誰が「橋下徹」をつくったか』著者)
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バッキー井上
「いっとかなあかん店 京都」
京都生まれ京都育ちで、Meets Regionalやdancyu、毎日新聞(大阪本社夕刊)に連載を執筆する著者が40年の歳月の中で出会った「京都のたまらん店案内」です。「実は店のことについての具体的な紹介をほとんどしていない」のに、一瞬でその店の匂いや湿気、ぬくもり、ざわめきの中に連れていかれる。著者が「人生込み」で店と付き合い、紡ぎ出してきた小骨のようなフレーズが心地よく刺さり、そのゴキゲンな空気の中に身を置きたいと強く願ってしまう、不思議な本です。48の店、55の話を京都のど真ん中で読んでシビレるもよし、ですが、京都を想いながら「あの店いこう」と考える時間もきっと楽しいはずです。
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髙岡伸一 倉方俊輔
「生きた建築 大阪 2」
明治時代に建てられた近代化を象徴する重厚な建築群、大正〜昭和初期にかけてのモダンな建築、そして戦後の高度成長期や大阪万博の空気感をまとった建築から、大阪ステーションシティやあべのハルカスなどの現代建築まで。今なお生き続ける建築の物語を紐解いていきます。生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪の盛り上がりに見られるように、今や大阪は建築の街。歩くのにぴったりのガイドとしても、建築史の教科書としても役立つ1冊です。
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本渡章
「鳥瞰図!」
明治36年(1903)、ライト兄弟による人類最初の動力飛行機が大空を舞った10年後、のちに「大正の広重」と呼ばれることになる吉田初三郎が1枚の鳥瞰図を発表しました。やがて日本に空前の鳥瞰図ブームが。遊覧旅行の世界的な流行の波にも乗り、列島を空から見下ろす鳥瞰図は、人々の心を広大なパノラマへと解き放ちます。20世紀日本の風景や社会を色濃く反映しながら発展していった、鳥瞰図というメディアの魅力を読み解きます。
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「ザ・古墳群〜百舌鳥と古市 全89基」
堺市北部に広がり、国内最大の面積を誇る仁徳天皇陵古墳をはじめ、44基の古墳がある百舌鳥(もず)古墳群。また、藤井寺市と羽曳野市にまたがり、国内第2位の応神天皇陵古墳を含む45基の古墳が現存する古市(ふるいち)古墳群。これら両古墳群にある全89基の古墳の歴史や構造について、専門家と一緒に現地取材を行い、丁寧に解説。2019年7月6日に大阪府初の世界遺産となった古墳群の魅力を知って、存分に体感してください!
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入江敦彦
「京都喰らい」
140Bのwebサイトの好評連載「喰いしん坊漫才」が1冊に! 全62回の内容を、大幅に加筆・修正を加え再構築。連載時からのテーマであった「京言葉で喰うを語る」によりフォーカス。京都の店や食材や季節のこと、ロンドンやパリの街について、そして先に逝ってしまった「同じ釜の飯を喰うた」特別な友達のこと…。著者・入江敦彦氏が人生をまるごと「喰う」に絡めて語った記念碑的な本になりました。
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高島幸次
「上方落語史観」
上方落語は笑わせてなんぼ。ならばその中身はウソばかり? いやいや、そんなことはありません。幕末から明治初期にかけて創作された古典落語は、当時の社会風俗や町の様子、その時代を生きた人々の考え方や生活習慣が色濃く反映されていて、いわば歴史を学ぶための教科書なのです。 食べもの、娯楽、住まいに関する話題から、遊郭での遊びや江戸時代のトイレ事情など下世話な話まで。はたまた落語に出てくる歴史上の人物の意外な事実も。上方落語のネタから、リアルな大阪の歴史を紐解いていきます。
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江 弘毅
「いっとかなあかん神戸」
「いっとかあかん」シリーズ第2弾は、神戸の「店と街」。著者が自らのセカンドホームタウン神戸を語る。開港150周年を迎えるミナト神戸。いち早く居留地に住んだ外国人がもたらした洋食に中国料理、インド料理、珈琲そして酒場。瀬戸内の魚と神戸牛。焼鳥、餃子、お好み焼き…。三宮、元町、北野。新開地、長田、阪神間、洲本、姫路までどこにもない街「神戸」の店とさし向かいで書きまくる大好評『いっとかなあかん店大阪』に続く第2弾!
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本渡章
「古地図で歩く大阪ザ・ベスト10」
古地図を見ると、なぜその街が今の姿になったのかがわかってきます。それを理解した上で自分の足で歩けば、街の歴史に触れ、今と昔のつながりを実感できるような面白さを感じられるはず。「古地図マスター」である著者が、大阪そのものの歴史を体感できる街歩きエリアとコースを厳選。梅田・ミナミ・中之島・御堂筋・天満・京橋・天王寺~阿倍野~住吉・十三・大正区・平野の10エリア13コースの歩き方をご案内します。
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「堺を歩けば。」
街歩きの名所として注目が集まる堺市の中でも、歴史・ものづくり・名店の魅力が凝縮されているのが、江戸時代から栄えてきた市内中心部の旧堺エリア。そのエリアを阪堺電軌の路線に沿って4つに分け、名所旧跡から地元で人気の名店まで、徹底的に掘り下げました。さすがは500年の歴史を誇るだけあり、登場するのはどれも「役者が違う」ものばかり。堺が誇る偉大な財産をめぐるのにぴったりの1冊まるごと旧堺ガイドです。
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江 弘毅
「いっとかなあかん店 大阪」
飲み食い世界一の大阪、ど真ん中の店と街・厳選67話。焼肉、ホルモン、てっちり、串カツ、おでん、肉吸い、きつねうどん。鮨に箱寿司、鰻に鯨、洋食、いか焼き、お好み焼き。昼は喫茶店でコーヒー、ドーナツ、夜は居酒屋、燗酒にアテ、その後バーでカクテルを。飲み食い大阪のライブ感あふれる、街の達人によるエッセイ・ガイド。
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「濃い味、うす味、街のあじ。」
“街場の名人”江弘毅の大阪・神戸・京都「いい店、たまらん街」37の物語。毎日新聞夕刊(関西版)の大好評連載(2013年4月~連載中)を一冊に。街と店の「関係性」を著者・江弘毅ならではの視点で掘り下げ、通りのざわめき、仕込みの匂い、店内の熱気まで伝わってくるライブ感満載。イラストはこちらも現場の体温を感じさせる人気の奈路道程が担当。
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黒田一樹
「すごいぞ!私鉄王国・関西」
阪急・南海・阪神・近鉄・京阪。関西大手5私鉄の個性を、キーワードによって読み解く一冊。その秘密は戦後から続く私鉄同士の激しい競争の歴史にありました。車両・駅・サービスなどを比較することによって見えてきたキーワードとは、「阪急=創業者、南海=バロック、阪神=スピード、近鉄=エキゾチシズム、京阪=名匠」というもの。知性・愛・フットワークの三拍子を兼ね備えた著者が書く、在東京人だからこそ見える関西私鉄の正体! 第42回「交通図書賞」受賞作品。
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西靖
「聞き手・西靖、道なき道をおもしろく。」
グランフロント大阪で開催された「うめきた未来会議MIQS」から生まれた対談集。上機嫌なナイスガイ、MBSの西靖アナウンサーが、あたらしい世界を切り拓く人たちの「熱源」に迫ります。その顔ぶれは谷尻誠(建築家)、三島邦弘(編集者)、堀木エリ子(和紙作家)、tofubeats(ミュージシャン)、髙橋拓児(京料理[木乃婦]三代目主人)、横田響子(女性社長.net代表)、デービッド・アトキンソン(観光立国提唱者)の7人。テレビでは観られない、膝打ち連発インタビュー集です。
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松本創
「誰が「橋下徹」をつくったか」
2015年5月、当時の大阪市長・橋下徹が打ち上げた「大阪都構想」の是非を問う住民投票が大阪市で行われ、反対票が賛成票を上回り否決された。大阪維新の会の最重要政策は幻に終わったものの、住民投票へと至るプロセスには、橋下と在阪メディアの歪な関係性がうかがえた。竹山修身堺市長、藤井聡京都大学教授、平松邦夫前大阪市長など関係者の証言やデータを交えて徹底的に検証。敵を作る政治を演出し、詭弁・多弁で感情を煽るテレビ政治家を生み出した背景に、粘り強い取材で迫る。2016年度日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞受賞作品。
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高岡伸一・倉方俊輔・橋爪紳也・嘉名光市
「生きた建築 大阪」
「生きた建築」とは、歴史と文化、そして市民の暮らしぶりを支えつつ、時代に合わせて変化・発展しながら、生き生きとその魅力を物語る建築群のこと。この本では大阪市の「生きた建築ミュージアム事業」において、「大阪セレクション」に選ばれた50件の建築をご紹介しています。セレクションの選考に関わった倉方俊輔・髙岡伸一の両氏による解説に加え、さまざまな立場から関わる人々のコラムやインタビューを通じて、大阪の新しい楽しみ方を伝える建築ガイドです。
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画/綱本武雄 解説/酒井一光・髙岡伸一・江 弘毅
「大阪名所図解」
誰もが知っている大阪を代表する名所の「かたち」を、細密な線画によって図解。「城郭・寺社のかたち」では、大阪城、住吉大社、四天王寺、大阪天満宮を紹介。また、「街のランドマーク」では、芝川ビルや大阪ガスビルといった近代建築や中之島の橋、阪急梅田駅コンコース、南海なんば駅といったターミナルや街場の名店・老舗を取り上げています。写真ではない線画だからこそわかるディテールを知ることで、建築鑑賞の奥行きがぐっと広がります。
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大阪の本屋発行委員会編
「西加奈子と地元の本屋」
日本全国には豊かな地域性があるのに、一冊の本にはなかなかそれは感じられません。でも、その本が生まれた場所や書いた人や販売する本屋には必ず地域性が含まれていて、本の物語の一部になっているのではないか。そんな熱い思いを持った書店員や流通に携わる取次のみなさんが、自分たちで本を作ったらどうなるだろうと考えてできたのがこの本です。大阪出身の作家・西加奈子さん原作の映画『円卓』の公開に合わせて、地元の作家を応援したいという想いが詰まった一冊です。
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間宮吉彦
「間宮吉彦の「間」」
1980年代半ばに岸和田市郊外のアメリカンテイストなバー「サッドカフェ」をデザインして以来、現在に至るまで一貫して「街や時代を象徴する店」をつくり続けてきた空間デザイナー・間宮吉彦。30年間にわたる活動を代表する作品について、その店を取り巻く街と時代の空気、発注者の想い、デザインの勘所などを詳述。また、ラフスケッチや図面、写真などの貴重な資料も多数掲載しています。
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内田樹
「内田樹による内田樹」
現代人の指針とも称される著者の初となる自著解説集です。取り上げられている本は11冊。 『ためらいの倫理学』に始まり、『先生はえらい』『街場のアメリカ論』『街場の中国論』『日本辺境論』『昭和のエートス』『「おじさん」的思考』『下流志向』といった代表作に加え、著者の原点と言えるエマニュエル・レヴィナスの研究書である『レヴィナスと愛の現象学』、さらにはレヴィナスの著作を翻訳した『レヴィナス序説』『困難な自由』への解説も。
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本渡章
「大阪古地図パラダイス」
古地図はなんだか面白い。現代の地図は便利で正確で、役に立つが、面白くはない。古地図はなくても困らないけれど、ないと淋しい。だからこそ、古地図はとても面白い。大阪の古地図のエキスパートである著者が、江戸時代から明治~大正・昭和初期まで、さまざまな古地図のパラダイスのような楽しみ方をご案内。大阪はもちろん、京都・江戸の古地図もたっぷり掲載。巻末にはスペシャル付録として吉田初三郎「大阪府鳥瞰図」を収録しています。
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八尾市魅力満載BOOK制作委員会
「Wao! Yao! 八尾の入り口」
八尾市という街の深さ、多彩さ、面白さを、さまざまな「入り口」によってご案内。当代きっての専門家による書き下ろし&語り下ろしの「歴史の入り口」、人気店・名店が満載の「街と店、「うまい」の入り口」、豊かな自然の魅力を紹介する「人、モノ、自然の入り口」などなど。現場に何度も足を運び、編集した1冊。特別付録の「八尾の入り口MAP」付きで、初めての人でも八尾という土地を丸ごと楽しめるパーフェクトガイドになりました。
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久坂部羊
「ブラック・ジャックは遠かった」
学生運動はすっかり終わり、バブル景気は夜明け前、昭和50年代の大学キャンパスには、ゆる~い雰囲気が流れていた。一浪の末に名門・大阪大学医学部に合格した久坂部青年だったが、入学後は遊んでばかりですっかり落ちこぼれに。授業はサボリ、試験はカンニング、暇さえあれば旅に出て、将来は医者よりも作家になりたかった。アホで夢見がちで貧乏で、でも純粋で根拠のない希望に満ちていた、久坂部羊の青春回想記。仲野徹大阪大学大学院教授との同級生対談も収録。
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内田樹・名越康文・西靖
「辺境ラジオ」
MBSラジオにて深夜に不定期放送中の隠れた名番組を書籍化。アメリカではなく日本、東京ではなく大阪、そしてテレビではなくラジオという「辺境」だからこそ見えるものごとの本質とは? 階層社会、政権交代、東日本大震災と原発事故、ポピュリズムといったニュースの読み方からリスナーの人生相談まで、内田樹&名越康文を相手に人気アナウンサー・西靖が問いかけます。未放送部分&「あとがきトーク」、海野つなみ書き下ろしマンガ「うめきた大仏ができるまで」も収録。
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釈徹宗・高島幸次
「大阪の神さん仏さん」
身内びいきでコミュニケーション上手、合理主義で新しいもん好き。そんな大阪の人々の精神性は、神さん仏さんとの付き合いから生まれてきた。 住吉大社、四天王寺、生國魂神社、大阪天満宮… 土地に根差した神社やお寺に目を向けることから、 大阪という都市や、そこに生きる人々の特性を読み解いていきます。2011年にナカノシマ大学で開催された人気対談講座の内容をベースに加筆し、読み応えもしっかりと興味深い内容になりました。
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ハンジリョオ
「京都観光生活」
ふつうの暮らしが発見の連続。日々、これ「観光」なり―。京都には、有名な観光地がたくさんある。でも、日々の暮らしのなかでも通ったことのない路地や、ふしぎな場所と出会ったりもする。新しい発見は、いつものまがり角を曲がったところに、ころころと転がっている。そんなゆる~い毎日を京都市東山区在住の著者が描くコミックエッセイ。
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アラン・デュカス
「ヘルシオでつくるアラン・デュカスのナチュラル・フレンチ」
「素材の力をとことん引き出し、ナチュラルなひと皿に仕上げる」料理で注目の三つ星シェフ、アラン・デュカスが、余分な塩分や脂を落として調理するウォーターオーブン「シャープ ヘルシオ」を使ったオリジナル料理レシピ集。三つ星シェフ・アランデュカスの味をお家の「ヘルシオ」で作って楽しむことができます。野菜から魚、肉、デザートまで、旬を味わう特選40レシピが収録されています。
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鷲田清一・内田樹・釈徹宗・平松邦夫
「おせっかい教育論」
教育とはビジネスではなく、個人の利益追求でもなく、もちろん商品でもない。その本質は「おせっかい」である─。 日本有数の思想家、大学総長、住職、大阪市長の4人が、「街場の学び」と「これからの教育」、そして、それを支える「共同体の再生」について語り合いました。 2回で計6時間以上にわたった、3度目はないような濃密な座談会を完全収録。 教育を通してニッポン社会の歪みをズバズバと指摘していく目からウロコの1冊です。
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アラン・デュカス
「アラン・デュカスのひと皿フレンチ:お米」
日本のお米はフランス料理になり得るでしょうか? 答えは「ウイ」です。─アラン・デュカス
世界的に有名な三ツ星シェフ、アラン・デュカスが手がけるフランスで大人気の家庭料理レシピ本『LECON』(ルソン)の日本版がついに登場。日本の食材と調理器具で作れる、オリジナルレシピ集。1レシピにつき平均25カットの料理行程写真を掲載し、丁寧に解説。 レシピごとの「おすすめワイン」リストや「食材買い出しカード」付き。
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アラン・デュカス
「アラン・デュカスのひと皿フレンチ:魚」
ムニエル、ロティ、ポワレ、タルタル…日本のさかなでフランス料理を作ってみました。
─アラン・デュカス 世界的に有名な三ツ星シェフ、アラン・デュカスが手がけるフランスで大人気の家庭料理レシピ本『LECON』(ルソン)の日本版がついに登場。日本の食材と調理器具で作れる、オリジナルレシピ集。1レシピにつき平均25カットの料理行程写真を掲載し、丁寧に解説。 レシピごとの「おすすめワイン」リストや「食材買い出しカード」付き。
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原作/小林明子 漫画/ハンジリョオ
「せやし だし巻 京そだち」
京都の不思議と理不尽と魅力をいっぱい詰め込んだ新しいコミックエッセイ誕生!!
1960年代、京都の老舗呉服屋に三姉妹の次女として生まれたアッコちゃん。お家は大家族でしきたりも躾も厳しい。でも毎日楽しい家族に囲まれて育った。「クスッ」と笑えて「京都人の共感」と「よそさんの驚き」の連続。昭和~平成のリアルな「京都家族」物語。京都人にしかわからないこと、京都人でもわからないこと、やっぱり京都はワンダーランド!アッコちゃんの京都年中行事コラム・4コマ漫画付き。
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奈良県立図書情報館編
「読み歩き奈良の本」
日本の古代における歴史地理学の権威・千田稔氏が館長を務める奈良県立図書情報館が編者となってつくった1冊。文学・映画など「物語」を切り口に、古都・奈良が秘めるストリー性を多面的に紹介。『鹿男あをによし』(万城目学)、『まひるの月を追いかけて』(恩田陸)、『早春の旅』(志賀直哉)、『古寺巡礼』(和辻哲郎)、河瀨直美の映画『火垂』『殯の森』など、新旧の錚々たる作品に登場する「彼の地」を訪ねる新しい奈良ガイドです。
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編・著/大久保加津美 写真/柴田ひろあき
「MAGIC BOYS - マジシャンたちの肖像」
プロからアマチュアまで、訪ねたマジシャンは総勢200人超! マジックの世界を旅するロード・ムービーのような写真と文章のハイブリッドによる1冊。4歳の女の子から大正生まれの長老まで、日本中の「マジシャン」を直撃。彼らはなぜマジックに魅せられたのか? マジシャンになることはどのような意味を持つのか? あのナポレオンズも推薦。
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堤成光
「奇跡の寄席 天満天神繁昌亭」
戦後、消えかけていた上方落語の灯を守り続けてきた「四天王」(笑福亭松鶴、桂米朝、桂春團治、桂文枝)。彼らの悲願は「定席」(常打ち寄席)の復活だった。その想いを受け継いだ桂三枝(現・六代文枝)は、上方落語協会会長に就任するや実現に向け奔走を始める。数々の困難を乗り越え、2006年9月15日、天満天神繁昌亭はついに開席。シカゴ赴任時代に落語家・桂三枝と出会い、繁昌亭の構想時からこのプロジェクトを知る著者が、「奇跡の寄席」の物語を書き下ろしました。
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バッキー井上
「京都 店 特撰―たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯ってる。」
京都・錦市場の漬物屋[錦・高倉屋]の店主であり、日本初の酒場ライターであるバッキー井上によるスーパーエッセイ。雑誌『Meets Regionali』(京阪神エルマガジン社)や『dancyu』(プレジデント社)などに数多くの名文を残し、独特のフレーズとリズム感を持つ文体は多くのファンを持つ。解説を寄稿してくださった内田樹先生曰く、「バッキー井上さんは、天才です」。今まで誰も読んだことのない、京都の店38軒の物語。