1月11日
神戸 古屋

 日曜のタ方、一人で神戸で一番新しい街・「トア山手」にある餃子の『古屋』へ行く。すると花隈『絢爛亭』の女将さんが来た。おかみさんはオレがまだ「ミーツ」をやっていると思っている。息子のタイゾーくんは「わかってへん、わかってへん」とおばあさん扱いする(まあお年寄りだが)。仲が良いなあ。
 この店も確か2回移転しているがもう15年になる。
 包みたての餃子はうまい。家から歩いて近いので2人前持って帰って、よめはんと食べた。電子レンジで温めるか、フライパンで焼き直すか、いずれにしてもまだぬくい餃子をそのままイクかどうするかでいつも悩む。

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江弘毅

編集者・著述家。雑誌ミーツリージョナルを立ち上げ、1993〜2005年編集長を務める。
2006年編集出版集団140B創立。著書「有次と包丁」(新潮社〕、「飲み食い世界一の大阪」(ミシマ社)など多数。毎日新聞連載中の「濃い味、うす味、街のあじ。」の単行本化、140Bから7月15日発売。

江弘毅