2月22日
大阪 北新地 バー・アルディ

 パーテンドレス池田育世さんの店。
 「ジャックローズ」にしても「マンハッタン」にしても、このバーのそれらのカクテルの甘さの加減がー番合っていて、ここ数年よく行ってる。
 生のフルーツを使ったカクテルは、『バー・ベッソ』 の師匠の佐藤章喜さんゆずりで、そっち系もよく飲んだな。
 この店でチャームとして必ず出てくるキッシュは、ビールにも水割りにもカクテルにもなんでも合う。1杯目の酒の時も、ハシゴの最中でも、鮨を食べたあとでもフレンチのあとでも「うまいなあ」と思う必殺の酒肴だ。
 毎週替わりぐらいのタイミングで違う季節もの野菜が使われている。この日は菜の花で、先週はウスイエンドウと三度豆だった。
 バーのこういうネタは面白い。

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江弘毅

編集者・著述家。雑誌ミーツリージョナルを立ち上げ、1993〜2005年編集長を務める。
2006年編集出版集団140B創立。著書「有次と包丁」(新潮社〕、「飲み食い世界一の大阪」(ミシマ社)など多数。毎日新聞連載中の「濃い味、うす味、街のあじ。」の単行本化、140Bから7月15日発売。

江弘毅