12月7日
大阪 西梅田 オイスタールーム

 単純に殻を剥いて食べるだけの牡蠣。
 思えば、書けばそれだけだけどなかなか魚屋やスーパーで殻付きの牡蠣を買ってきて、殻をうまく外して食べるのは難しい。軍手なんかをはめたりしてやってみるわけだけど、ケガしそうになったり、キッチンがぐちゃぐちゃになったりする。
 「オイスターバーへ行ってきてね。そこでシャンパンと」なんて言ったりするのは、何か恥ずかしいが、酢牡蠣で食べるよりもぐっとおいしい(気がする)。
 この店はメニューに牡蠣の産地が書いてあって、ビネガーソース、トマトのカクテル、ポン酢で食べられる。室津、坂越、情島のもの3つずつ。いろいろなソース(ディップ?)で試す。なかなか微妙な違いが楽しい。
 しっかしさすがにええフォークやなあ。

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江弘毅

編集者・著述家。雑誌ミーツリージョナルを立ち上げ、1993〜2005年編集長を務める。
2006年編集出版集団140B創立。著書「有次と包丁」(新潮社〕、「飲み食い世界一の大阪」(ミシマ社)など多数。毎日新聞連載中の「濃い味、うす味、街のあじ。」の単行本化、140Bから7月15日発売。

江弘毅