2020.04.11
封鎖十九日目
Lockdown Day 19 隔離七日目 self quarantine 07 晴れ
本来ならば4連休のイースター週末に突入して、お天気も夏を思わせる毎日で、TVではしきりにみなの気が緩むことを警戒した内容のニュースをやってはる。とりわけぞっとさせてくれたんは、これはロンドンではなくマンチェスターなんやけど、ロックダウンが始まって以来2週間の間に警察から警告を受けた懸案が660件もあったゆう話。
一緒に地図があがってて、そらもう満遍なく全エリアでストリートパーティだのDJ呼んで自宅クラビングだのが行われてたみたい。べつにええねん。こういう危機感のない連中が揃ってあっち岸いってくれても全然かまへんねん。そやけどこういう連中はいざ病気になったら平気で菌をまき散らし、病院に押しかけて楽々と医療崩壊に協力してくれはりまんねん。
そしたらどうえ。うちの下に住んどる馬鹿どもが文字通り陽気に浮かれて似たような〝お仲間〟呼び寄せて庭で酒飲みだしよった。烏合の衆の例に漏れず、客は赤ん坊連れ! なに考えとんねん。誰かて退屈してるし家族や友人に会いたいと思ってんねん。そこをぐっと我慢してんねん。うちのツレなんか実の母親の死に顔さえ見に行けへん――行かへんねん。
こういう馬鹿どもは部屋番号も確かめず平気でうちのドアベルを押しよるんで玄関先に来よったとこでツレが気づいた。庭飲みは「あんたらはリスクを共有する生活スペースに持ち込んどるんやで」と警告したにもかかわらずの行為。階下の馬鹿は「うちらの勝手でしょ」やて。もちろん警察に苦情を提出しました。
思ったよりはよ解散しよったのは良心の咎め(そんなもん持ち合わせとらんのは20年の付き合いでようよう知ってる)とかやのうて警察からの【指導】が入ったものと思われ。儂らは焼きめし肴にビールで乾杯。
そうそう。オッケーが出たんで1週間ぶりに同じテーブルで食事しました。そんだけのことが、どんだけありがたいねん。美味しゅうて昼から食べすぎて、ちょっと胃酸が上がって大変やったけど、けっこう幸せ。