2020.04.15
封鎖二三日目
Lockdown Day 23隔離十一日目 self quarantine 11 晴れ
散髪しました。ゆうても
封鎖になってみんな地味に困るのが床屋ですわ。イタリアやったかな、ニュース映像で、表通りに椅子を並べて頭してる(「髪を切る」を意味する京都語)映像が流れてました。なかなか風情のあるええもんやったけど、実際問題、髪の毛ェはオーガニックとはいえなかなか厄介な塵芥でっしそこら中にまき散らすちゅうわけにもいかん。髪にはコロナが付着するゆう話を聞けばなおさら。
選択肢はみっつしかないんですよね。切るか、伸ばすか。切るとしたら自分で切る(剃る、刈る)か、同居人に頼むか。こっちの若い子たちのムーブメントで、どちらにせよ外出でけへんにゃし、この際、考え付く限りの〝かっこ悪い〟髪型にして、SNSにアップして笑えたほうが勝ち! みたいなのがあります。「こんなんで出かけんのが嫌!」と思えれば一石二鳥。そういうのはほんまにイイネ! やと思いますわ。
ランチは焼き野菜をしこたま混ぜた「贅沢フモス」の残りをさらえました。出来合いフモスにオーブン焼きの玉葱やニンニク、パプリカ、フェネル、刻んだドライトマトやレーズン、パンプキンシードなんかをレモン汁で和えるだけ。柘榴の実を散らして完成。これはとりあえず日保ちがええし腹保ちがええし植物繊維がたっぷりとれるし、めっちゃ有り難かい常備菜です。自己隔離期間が終わったら、またどっさり拵えることにしよ。カフェ孫一家からのリクエストもあるんでいつもよりさらに多いめに。
誰かのために何かでけるゆうのは、それが料理でも毛刈りでも悦びなんやなーと再確認しまんな。奉仕とか人助けとか、そんな大層なもんやのうてわりと原初的な人間としての愉楽やないでしょうか。