2020.06.11
封鎖八〇日目
Lockdown Day 80 曇りときどき小雨。
ケーキ失敗した。抹茶ケーキが真っ黒になった。ときどきやっちゃうんだよなー(5回に一回くらいの割合だから「ときどき」ではなく「しばしば」かもしれないが)。焦げたわけではなくて変色しちゃうの。いや、焦げたのかもしれないが。ちょっと苦いし、抹茶の風味も飛んじゃってるし。
自分たち用だったら失敗しちゃった。てへぺろ。で、すむのだが、カフェ孫のリクエストだったのでこんなの渡すわけにはいきません。自分たちで消費するしかない。マジでさほど悪くないのよ。ツレとかむしろ喜色満面。なぜって「ギネス」にできるから。
黒くなったケーキに生クリームをホイップせずたっぷりかける食べ方を件の黒ビールに立ったクリーミーな泡にかけてうちではそう呼んでるの。最初に失敗したとき「ギネスケーキだよ!」といって出したら騙されたと知ったあとも大喜びだったので、以降、これは失敗作ではなくギネスというケーキであると自己
本当にあるんですけどね。ほんもののギネスを使ったカップケーキ。アイルランドのお祭り「聖パトリックの祝日 (Saint Patrick's Day)」にいただくの。美味しいよ。本家はホイップでなくバターアイシングが多いけど。『Konditor & Cook』のとか『Primrose Bakery』とかさ。ああ、早く買いに行きたい。
英国では来週から公共の交通機関を利用する際にマスクの着用が義務付けられます。いまはまだ基本バスや電車を使って不要不急の外出するのはダメなんですが緩んできて乗客が増えてんでしょうね。現実的な対策としてのマスクはいい案だと思います。この期に及んでいまだにイギリス人は苦手みたいだから。
政府による学校再開プランがことごとく失敗しているのも「自分(と我が子)の身は自分で守る!」精神の表れ。初動に失敗して4万人殺した政府への不信は根深いのです。そのうえで封鎖中に旅行してた政党内の身内(しかも陽性)を不問にしてんだから。
それに実際に2ヶ月生活してみて歩いて行ける範囲でけっこうなんでも事足りてしまうことが分かっちゃったし、ちょっとした贅沢品やご馳走も調達できると知った。今回の「ギネス」に垂らした生クリームとか悶絶しそうだったよ。存外【必要】ってショッカーのようには迫ってこない。
儂らはおそらくハンドルを握ることはないだろうけどGPS回収で乗り捨て自由になった公共自転車の増加も助けになってる。かなり行動範囲広がるみたい。ロンドンっていうほど大きくないのでうちからでも30分も漕げばピカデリー広場のエロス像と対面できちゃう。交通量もまだ以前より少ないしね。