2020.06.02
封鎖七一日目
Lockdown Day 71 晴れ。
イギリス人の日光浴への執着はすさまじいものがあります。もう、お日様が出ると辛抱たまらん! とシャツを脱いで芝生に寝っ転がる。ほとんど衝動的。またこの国はロンドンのような都会の街中でもオアシスみたいな公園があちこちにあるので、ごろんとするには事欠かないんですよね。
でもさ、ごろんはええけど、ソーシャルディスタンスは気ぃつけてやーと思うわけです。いまはまだ。
ブルックリンのドミノパークでは芝生に円を描いて他の人たちとの距離を取るプランが実施されていますが、こういうのが大事だと思うなー。プリミティヴだけど。間隔あけなきゃって気持ちになるでしょ?
今朝がたツイッターで黒人の子供が公園で誰彼構わずハグしまくる映像があがってて、たくさんの人が心が癒されるーとかいってんですが、
あなたのちっぽけな【癒し】のために恐ろしい伝染病が拡大していいなんて理屈はないんです。儂だってカフェ孫とハグしたい。会うたびにカフェ孫たちもハグしたくてうずうずしてるのが解る。というか飛び出してくるのを儂もツレも手を伸ばして制止してる。
現実として公園に輪を描いたニューヨークは死者がどんどん減っていますが、アメリカは総合するといまだにコロナの手綱を全然取れてません。英国もそう。先週の平均死者数は未だに日に300人を越えてます。人口が300万人ほどしか違わないフランスが50人ほどですから約6倍の差がある。あれだけ猛威を振るったイタリアですら100人を切ってる。
こんな状況で学校が始まろうとしているのは、これもまたほんとにゾッとすることですね。ちっちゃい子は抑制が効かないもの。でも、いい大人は我慢を知ってんだから公園で肌を露出してごろんごろんトドの群生みたいな景色を作ってる場合じゃない。
確かにここんとこイギリスは暑い! すっかり初夏です。でも儂はトドではなく人間ですから、人間の理性を保っているので、スプリットゥワッ(声の出演/浅野温子)など昼間っから嗜んで涼をとっております。……うーむ、明るいうちから飲んでりゃ理性があるとはいえないか(笑)。まあ、いいか。