2020.04.26
封鎖三四日目
Lockdown Day 34 曇りのち晴れ
え、東浩紀さん? 「ウイルスとはどうせ共存するしかないのだから、犠牲の少ない共存方法を考えようぜ派です」て、このきっつい封鎖や隔離政策はみんなウイルスに「打ち勝つ」ためやのうて、東さんのいうような共存社会のための土台作りでしょ?
結局ソーシャルディスタンスしか冴えた方法がないと現実が証明してるしやってるだけで。英国も最初は東さんみたいなことを言うてたけど3日で間違ってると気づいて方向転換した。いまの段階で「風邪に過ぎない」とか発言すんのって(しかも小林よしのり(失笑)なんかと一緒に)土台が固まる前に家を建てようとする人々を煽るだけの行為でしょうが。
自分が事故って生き埋めになんのは自由やけど隣近所に土砂崩れの害が及ぶのは駄目でしょ? たとえばエイズなんかは4半世紀かけて共存できるようになった。とりあえずコンドーム使おうぜ! という啓蒙を続けた結果、発病者数を減らし、少しずつ偏見を解消し、その間に治癒の特効薬ではないが罹っても人生を全うできるような薬品が開発されたわけで。つまりHIVにおけるセーフセックス=コロナにおけるソーシャルディスタンスなんよね。
現在は人と適切な距離を開けるだけで普通に社会生活できるとこまで持っていこうとロックダウンしてるわけやのに、何をおっしゃってるのやら? エライエライかしこいかしこいセンセの考えたはることは
というようなことをぶつぶつ呟きながら本日は散歩の道すがら雑草を摘んできました。いつも壁に掛ける茶花のための植物採集ができる場所は現在かぎりなくミニマム。摘み草自体1ヶ月以上ぶりです。ゴウダソウAnnual Honesty とドクニンジンHemlock、それからプルナスニグラBlack Plumの小枝。久々だったので嬉しくなって摘みすぎ。掛け花というより下手なウォールフラワーになってもた。
おなかの調子はゆっくりよくなってます。どうやら封鎖ストレスで脂っこいものを摂取しすぎていたのが原因じゃないかと自己診断を下ろしました。またもやしばらくバタ抜き生活です。胆嚢手術以降、最後の峠が揚げものやったんですが、これも5月解禁がお預けとなりました。くそー。ビフカツと唐揚げを夢にまで見ていたのに。
晩御飯はツレがコッコバンを拵えてくれました。ほんまやったらこれも最後にバタの塊を投入してとろみをつけるとうんと美味しいにゃけど我慢ですわ。付け合わせもピラフやのうて麦めし。悲しいけれど胆嚢のない身体と共存していくしかありまへん。