2020.06.24
封鎖九三日目
Lockdown Day 93 晴れ。
平日の遅い時間に行ったら並ばなくても入れたわよ! と聞いて覗いてみる気になりました。
食品に関しては地元の商店で充分すぎるくらい整うし、足りなかったものも昨日の中華食材店で購入したばかり。件のトイレットペーパーはじめ日用品だって不自由することはありません。なのになぜ? といえば、なくても困らないけどあると有り難いものがそろそろ欲しくなってきたからです。人間は欲深い動物ですね。喉元過ぎれば感謝を忘れる。
たとえばラミネート袋入り安ワインを段ボールに詰めて蛇口をつけた「Boxed wine (cask wine)」と呼ばれる3リットル箱。これがあれば大量消費する料理ができるようになります。それからライスオイル。米油ね。
そういう細々とした消耗品がスーパーにあるんです。
トルティーヤ・チップスのディップとか、Cerebos社の食塩とか、瓶詰のアスパラガスとか、ワイルドサーモンの缶詰とか、
結果はと申しますと、7時の段階で100人くらい行列してました……。まあ、正確な閉店時間を調べなかったこっちが悪いんですが。この店舗はもともと24時間営業なんですよ。いまは8時までだと思ってたら11時ということでした。よし、そのうち10時くらいを目途に再トライだ! 明日からは熱波が来るということなのでちょうどいいかもしんない。
というか今日もいいかげん暑かったんですけどね。夏メニューではないけど、ちょっと涼し気な献立にしました。生姜や大蒜、葱などがたっぷりの茹で汁でゆっくりポーチしたボイルドポークの冷やしたの。トルコ万願寺とおじゃこ炒めて甘辛ろうにたいたん。キャベツと玉葱のバタ炒め卵綴じ(ウスターソースかけ)。浅蜊の味噌汁。梅干し。
そーれーにーしーてーもー暑いときにマスクしないといけないのって辛いね! 知らなかったよ、この歳になるまでこんな苦行。もともとマスク嫌いなうえにロックダウンに関係なく暑いと儂は自己隔離しますんで知る機会もなかった。このごろ日本のウェブサイトを巡回するとやたら「クールマスク」のアフィ広告を見るのも頷けます。
たぶんイギリス人はこの調子で熱波がやってくると、いまでもまだマスク多いとは言い難いのにしない人がまた増えてきそう。むろん公共交通機関での着用義務は続くけど、なにしろ冷房がない国なので地下鉄では毎年熱中症で死者が出るんです。はっきりいってマスクはしんどかろうな。
でも、あれだわ。とりあえず日本への帰国はこのマスク強制がとけてからだわ。儂は12時間連続でつけ続けていられる自信がありません。