2020.05.08
封鎖四六日目
Lockdown Day 46 晴れ
Day 31 の日記でコロナのせいで自殺してしまはった人の話を書きました。が、これが【デマ】【噂】である可能性が出てきました。どうやらモデルになった何らかの事件はあるらしい。けどソースとなる報道がどこにもない。毎日新聞さんが詳しい顛末を追ってリポートしてはりました。が、検証はもうちょい先でしょう。 しかしこれ、非常に〝あり得べき〟悲劇やね。得体のしれんリアリティがありまんな。明日起こっても不思議でないというか。大災害があると必ず根も葉もない悪意が巷を奔るもんですが、その類と申せましょう。ほんでもって、ものすご日本的な出来事……。
これがデマだとしても、このリアリティはほんもん。実際にコロナに罹った人がデマの主人公のような状況になるのを恐れて病院に行きそびれ手遅れになってしもたとゆう切ない話もあります。こっちはデマ違いますえ。しかも閉鎖的な集落とかやなく東京で! 英国かて裏を返せば似たようなもん。こっちでは医療関係者がヒーロー扱いで、相変わらず8時の拍手も続いてます。が、救急隊員として最前線で活躍して、そのせいで感染した
儂らはコロナというウィルスと、鬼になる病気、その両方と渡りあっていかなならんのです。
住宅街の中のひと気ないエアポケットみたいな小さな公園ですら、ベンチには「座って一休みしてもいいが、和むな。家帰れ」の公式な警告が貼られてる。ここまでせなアカンか? と思うけど、ここまでせなアカンのです。もはやモラルによる制御ではどうにもならん。
きんのはロックダウン初期に笠地蔵となって、えらいこと助けてもろた人らにケーキを焼いてお礼してきました。自分のテリトリー内の散歩だけで大人しゅう暮らしてると最も恋しゅうなるのが上等の甘いもんやからね。日本みたいに歩ける範囲内でそこそこの店が見つかる国ではないので。お好きさんと伺って、抹茶をしこたま投入したパウンドケーキ。おかげさんで成功しました。
あちらも二人暮らしなんで半分わっこして儂らもご相伴に与り