2020.05.25
封鎖六三日目
Lockdown Day 63 曇りときどき晴れ。
ツレの坐骨神経症が再発しました。こないだなったときのことを考えると、もはや持病化してきてるようで、ちょっと心配。
それは倒産寸前の会社が「昨日潰れへんかったし今日も潰れへんやろ」と、なんの根拠もなく信じてるようなもんで、あるときを境にただの【現実逃避】になってまいます。コロナも同じ。なんにもせんと「今日罹らへんかったし明日も罹らへん」わけはない。
ツレは幸いというか頑なというか極度のアンチSNSなので影響はないんですが、とりわけ生活の中にネットを通じて仮想現実が侵食してくるようになって、みんなが都合のいい現実しか今日びは受け入れられへんようになってきた気がします。
閑話休題、前回の坐骨のときは鍼とカイロで事なきを得たんですが、いまはいつ施術が受けられるかわからん状態。それを仕事にしてはったみなさんのご苦労も偲ばれますが、それらに頼ってた患者もまた大変なことやと思います。代わりがきかへんさかいね。
ともあれツレには慎重に過ごしてもらいまひょ。
午後は東京中低域の水谷紹くんからフェイスブックで回ってきた #祈るおむすびバトン を制作しました。彼は吉野朔実さんを通じて仲良くなったんですが、なぜかとうとう三人揃っては会ったことがないという不思議な縁。でもだからこそ大切にしたい人。
もちろん喜んで受けさせてもろたんですが、かてて加えて水谷くんにバトンを回してきたんがムーンライダースの鈴木慶一さん。儂の神さんの一柱。あらあらかしこ。ちょっと舞い上がってしまいました。
元をたどれば日本人なら知らないものはないクラスの大物ミュージシャンが発祥(おおっぴらにしてはらへんのでお名前は伏します)。そのあとも畏れ多い名前が続いてます。なんか、ここらへんのみなさんがコロナ収束祈願の思いを込めておむすびこさえてはると想像するとなんや霊験あらたかな気がします。
さっきもゆうたように、むろんそんなもん仮想現実にすぎず、なんの根拠もない。いわば【
東京中低域とムーンライダースをBGMに儂がむすびましたのは二種類。 ひとつは細かく刻んだお揚げさんを甘がらく煮詰めたものと小口に切ったお葱、胡麻少々を和えた「モラキュラーお稲荷さん」。八坂神社前『いづ重』の名物葱稲荷を再構築してみました。もうひとつは「モラキュラー天むす」。海老アレルギーなんですが実は乾燥してあると大丈夫なので、天かすと炒った桜海老を和えてむすんでみました。
どっちもええ感じにでけたよ。プラシーボにしては上々や。相変わらず形は歪つなバロックおむすびやけど。ツレも大喜び。うん、効いてる効いてる。
いづ重
京都府京都市東山区祇園町北側292-1
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