2020.05.07
封鎖四五日目
Lockdown Day 45 晴れ
外の陽射しが夏めいてました。歩けばまだ空気は冷たいんやけど、初めておひさんの暑さが勝った感じ。日陰側の舗道を選んで足取りは軽い。ほとんどスキップしたいような気持ち。だって、だっただって僕ちゃん八百屋に行くんだもん!
今日は封鎖開始から指折り数えてた日ぃです。不要不急目的からも許可された健康散歩の範囲(街中に地図がちょくちょく貼りだされているので、それに照らし合わせて行儀よく守っている)からも微妙に外れていたオキニの八百屋に行く【理由】があったしです。
GP(英国式かかりつけ医)の話を以前に書きましたが、今日はそこに糖尿病の常用薬を薬局で出してもらうための書類を持っていかんならん日。八百屋はその近所にあるので「ついで」に寄れるわ! という正当な【理由】が。ずるちゃいまっせ。
GPの窓口(鍵閉まってた。インターフォン越しに本人確認してようやく予約者だけが診てもらえる)で、これ以降は書類もスマホで提出して、と言われ、持ってまへんというと暫し無言のあと「ほなウェブサイト経由でもいけまっし」と宣言された。ああ、【理由】がのうなってしもた。四九日目の緩和でなんとかなりますように……。
『Green and glory』はほんまに素晴らしい八百屋です。この名になって一年足らずですがほとんどの人らは 元の『Stroud Green Fruit & Veg』の名で呼びます。独特の品揃えとクオリティの高さ、なによりオーガニック系にありがちな宗教の勧誘じみた押し付けがましさやビーガン臭がないのが心地よい。 オーナーの売り上げを無視したとしか考えられない偏執狂的な嗜好の特殊さから #変態八百屋 と(
うちの辺のトルコ人街同様に独自の仕入れルートを持ってはるので、ロックダウンも無事に乗り切っている模様。いつものようにピッカピカの野菜を揃えてはりました。旬の盛りのアスパラガスや無農薬の人参。ほくほくした日本の南瓜やしめじ茸、えのき茸なんかはよほど大きなスーパーでもあらへんもん。親の仇みたいに買いまくってまいました。
座右の銘である「我がものと思えば軽し背の荷物」と唱えながら、えっちらおっちら帰宅。ちょっとだけ疲れましたけど大丈夫。ぴんぴんしてます。何よりもお腹が空いて空いて。晩御飯が美味しゅうて美味しゅうて。ここんとこは一膳で充分やったのにごはんのお代わりする始末。ビバ! #変態八百屋 !
Green and glory
55 Stroud Green Road N4 3EG London