2020.05.05
封鎖四三日目
Lockdown Day 43 曇り
四十九日目からロックダウン緩まりますゆう話を書きましたが、新聞よう読んだら四十九日目に「どれくらい緩めるか発表します」ゆうことでした。そらそやわな。緩めるにも準備はいります。緩められたほうも準備がいります。四十九日という数字があまりにも語呂がええんで早とちりしてもた。
冷静でいるつもりでも、どっか不安があるんやろね。阿呆みたいな買い占めなんかはしてへんけど、ついつい作り置きを作り置きすぎで冷蔵庫ぱんぱん。冷凍庫にも余地がない。ので、今日の散歩は買いもん抜き(チョコレートは買うたけど)。なんというか戒めを解かれたような気分。よろしな。
散歩帰りにいつものカフェで友人のお誕生日パーティ。といってもちゃんとご時世に合わせたスタイル。まず集まったメンバーは全員が顔見知り。そしてカフェから最長でも15分以内の住人。会場はカフェの目の前のおうちの庭を借りて。食べ物のシェアはなし。BDケーキもホールの切り分け違ごてカップケーキ。飲み物も缶入り。なによりソーシャルディスタンスを厳しく厳しく順守。時間は15分で終了。
めっちゃ楽しかったが問題もおました。「人と喋るときは小声で」というのも封鎖下の重要なルールやけど、もともと
そやけどこの1ヶ月半、思えば初めて挨拶以外の会話をしました。むろんシリアスな話をしたわけやないけど、それでもホッとしました。社交術=ソーシャライジングというのは欧米社会では欠くべからざるスキル。どっちかいうと苦手やったけど完全にのうなるとそれはそれで息苦しなるもんやと気づきましたね。
そもそも日本的な習慣やないし、それっぽいもんとなすとすぐに「飲み会」的な無礼講に流れていってしまうのが我が国。そういう非社交的な性質がコロナを水際で堰き止めてるのは事実やけど、いまこうして気持ちの荒んだ部分を癒してくれてるのも間違いなく社交やのよ。社交にしか含まれてない鎮痛成分があるねん。どっちが幸せなんかはまだよう解らん。