2020.06.23
封鎖九二日目
Lockdown Day 92 晴れ。
ひさしぶりの電車。3ヶ月ぶりの電車。でんちゃでんちゃでんちゃっちゃー! お、なんか自分で考えているよりテンション上がってる。
お天気も上々。ランチタイムが始まるくらいが最も空いているであろうと目星をつけて駅へ。住宅街にある最寄り駅のプラットフォーム、利用客は儂らだけ。けれど乗った電車はふだんのこの時間とさして風景は変わりません。乗車率10~20%といったところ。
そりゃあ少々緊張はしました。けれど思ってたほど怖いという感覚はない。乗るのは4駅。たった10数分の旅です。先週行った中華食品店の仇を討ちに長崎へ。品揃えだけでなく、いろんな意味でフラストレーションたまったので思い切ったのでした。
「Hing Yip Oriental Supermarket」。行ってよかったな。クラリーノ。まるでオアシスでした。いままであえてここで日本食材を買おうとはしていなかったので認識はしてなかったけれどそこそこ並んでた。蒟蒻はあるけど納豆はないレベル。けど充分満足。マスクをしろと命令されることもありませんでした。
店があるアッパーホロウェイはそこそこの人通り。ここ数年、ちょっと面白い食べもの屋やいいカフェが増え、昔ながらのショップと入り混じって愉しくなっているエリアです。ロックダウンのリハビリにはちょうどいい感じ。ただ想像してたよりも人は歩いてはいるけれど、まだ半分くらいがシャッターを下ろしたままなのでなんだかみんな手持無沙汰に見えます。マスク着用率も開いてるお店同様半々。
「ガイコクに来たみたい」とツレがぽつり。
ともあれ無事にショッピングを済ませ帰宅。さほど不安に悩まされることもなし。ただ最寄り駅に着いたとき、太っているのに見るからに不健康そうな若い女性がマスクを顎に引っかけたままごほごほ咳をしているのは不吉でした。ベニスの駅で倒れている男を目にした時のアッシェンバッハな気分。マーラーの交響曲第5番第4楽章が脳内iPodに流れます。
けれど念入りに手を洗い
けれど中華食品店探訪のあとの晩ごはんはなぜかいつも中華料理じゃない〝あるある〟。今回は浅蜊をゲットしたのでボンゴレ・ビアンコです。酒蒸しにしようかという説もあったのですがツレのリクエストでスパゲティに相成りました。
ほぼ完成したところで作り置きの焼き野菜をだしてきたら、あちゃー、
Hing Yip Oriental Supermarket
88 Holloway Road London N7 8JG