2020.05.20
封鎖五八日目
Lockdown Day 58 晴れ。
いやー、暑かった。ここまで気温が上がると予想してへんかったしキツかったわ。中華系(と、中華系の店で買える日本)食材が、さすがに切れてきたんで実はちょっとだけ遠出の買い出ししよかと相談しててん。けど表はえらいことになってて諦めた。
もちろん『Japan Centre』からオンラインで調達するいう手はあるし、大手のデリバリサービスにも食材は充実してきてる。たぶん値段的にもクオリティもそういうのんを利用したほうがええと思う。んやけど、どうしても自分の目で見て買いたいタイプやねん。
英国のスタンダードナンバーに「Mad Dogs and Englishmen」てゆうコミックソングがあって、炎天下にふらふら外を歩くのはその二種類だけ……と皮肉りつつ自分らを笑いつつも、どこかそんな
まずはアイス煎茶を淹れました。緑茶は免疫力を高めるとかで日本で流行中らしいですが、うちはずーっと夏場はちべとうした煎茶です。それも大きいコップでがぶがぶ。みなさんが麦茶飲む感覚。
いや、麦茶も美味しい思いますえ。あと、フレーバー紅茶も緑茶の合間合間に頂戴します。もっぱらマンゴーティ『Mariage Frères』の「マンゴーアマゾン」(もちろん無糖)ですが。けどメインはあくまで煎茶、それも本来やったら冷やして飲むにはもったいない上等を、もったいなーいと笑いながら淹れます。
占星術研究家の鏡リュウジさんが夏場に遊びにきてくれはったときもこれをお出ししたらえらい喜んでくれはったんで、もしかしたら京都人好みの飲みもんなんかもしれません。ツレは年を通して常温の炭酸水を飲む人なんやけどアイス煎茶だけはお好きさん。狂犬のようにほっつき歩いて帰ってきたとき淹れたてやとご機嫌がたいそうよろしおすな。
淹れ方は、たぶんもっとも単純で簡単な方法。宇治茶の『利招園』さんに
コツなんてありまへん。最後の一滴が落ちるまでひつこうに急須を振ることくらい。旨味も香りもカテキンも、いっきに抽出して瞬時に冷やす方法。理に適ってます。鮮やかな翡翠色も味のうち。これぞ涼味。
二煎目は室温の水で残った茶葉をさらえて麦茶ポット的な容器に茶葉ごと移して冷蔵庫に一晩。強い目のスパークリングウォーターでやってもええよ。抜けるんで微炭酸になりますが。夏のロックダウン時に最適。こちらはカフェインも少なめなんでお子さんにも。
あ、アイス煎茶淹れる以外にも今日は本の整理したよ。1時間くらいでやめたけど(笑)。人間諦めが肝心。そやけどコロナ対策は長期戦でなんぼうんざりしても諦めたらあきまへんで。
利招園茶舗
宇治市莵道門前4-10