2020.05.30
封鎖六八日目
Lockdown Day 68 晴れ。
ひさしぶりに起立性低血圧を起こした。居間のソファで食休みのあと立ち上がったらけっこうシビアな眩暈を起こして倒れそうになった。暫く休んでゆるゆる再起動。けど、まだ足元がふらつく。ベッドで1時間くらい横になったら治ったけど、ちょい怖かった。
坐骨で不自由なツレのぶんの家事とBD準備が重なって、基本、調子はいいもんだから張り切りすぎて疲れたのかも。「今日はだらだら過ごしなさい」と命令されて食材ショッピングも散歩もしない一日でした。外出はカフェに珈琲買いにいっただけ。
カフェ帰りに分けてもらった
朝は残ってた豆腐の味噌汁でおじや作って玉子おとしたん。昼はやっぱり前夜のディナーの残り物でステーキサンドイッチ。晩は冷蔵庫にあったもんを優先順に調理してトッピング式の三色丼的なもの(合い挽きと玉葱の甘辛炒め、バタ炒り卵、刻み葱、鶏の酒蒸し、コーンのマヨ和え、胡瓜の塩揉み、刻み海苔、揚げエシャロット)。
今日も経済回さへんかったなー。代わりにマニ車でも回しといたらよかったかなー。マニ車持ってへんけど。 けど、
だいだい具体的に経済回すってどんなこと? コロナの前から回せるような経済持ってないんですが? 買い物しろってことならコロナのピークのほうが消耗品の購入量はずっと多かったと思うけど。スーパーは空になるわ、無駄な買い占めは横行するわ、みんな経済回しまくってましたがな。
本来、金持ちだろうが庶民だろうが、家庭で普通の教育を受けた日本人ならば「無駄遣い」は悪徳として戒められてきたはず。それがいつの間にか「経済回す」という美徳のように扱われてしまっているのはものすごい違和感があります。
「もったいない」「始末する」「身の丈に合う」という日本的な感覚――というより、むしろ文化、情緒ではないか――を【経済】が高速回転して蹴散らしてゆくのがよいことだとはどうしても思えません。
たとえば食べもん屋さんがとくに困ってるらしいというのなら、経済回せとかしょうもないお題目を唱えずに「普段より一回多めに行ってあげて」と言えば済むことじゃないでしょうか。
ところで「経済回せ」が口癖みたいになっている、どうやら日本の美徳を学ぶ機会のなかったらしい連中に限って、よほど一般人よりも余裕があるように見えるのは気のせいでしょうか(笑)?
そういうのは10万円を心待ちにしているような人々ではなく、懲戒のはずが訓告になって退職金たんまり貰われるらしい方におっしゃってください。たぶん、お仲間でしょうから。賭け麻雀が経済回すことになるのかどうかは、よう知りまへんけど。