2月24日
神戸 三宮 源平

 さすがに鮨に行った。
 キャビアやフカヒレやトロとかを「こんなええもんを食べてまーす(゚Д゚)ウマー」というようにブログに書いたりすることは、似合う人と似合わない人がいて、前者はまれだと思う。
 そういう言い訳がましく言うといて『源平』に行ったことを書く。この鮨屋は就職して神戸に住むようになってすぐに行くようになったから30年以上行っている。
 いろんなものを食わせてもうたし、いろんな客も連れていったし、いろんあことがあった。
「うどんとお好み焼きと鮨、そして(たまに)洋食は、近所のがいちばんうまい」は、この店で思ったことだ。
 今日はキューバでろくなモン食うてないし、松葉がにも張込んどいたろ。鳥取のカニ。
 普段はアテは食えへんけど、タコの刺身もいっとこか。それでも大トロは遠慮して中トロと赤身。かずのこ。
 グルメみたいでやらしいからこれぐらいで。

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江弘毅

編集者・著述家。雑誌ミーツリージョナルを立ち上げ、1993〜2005年編集長を務める。
2006年編集出版集団140B創立。著書「有次と包丁」(新潮社〕、「飲み食い世界一の大阪」(ミシマ社)など多数。毎日新聞連載中の「濃い味、うす味、街のあじ。」の単行本化、140Bから7月15日発売。

江弘毅